こんばんは&おはようございます。

 

 ゴールデンウィークで観光地は久々に活気づいたかと思ったら、その後物騒なニュースが立て続けにあった今年の5月も明日でおしまい。早いもので2023年も折り返し地点を迎えようとしています。紫陽花が綺麗な季節になる反面、湿度が上がり体調を崩しやすくなる季節。日々の健康管理もそうですが食べ物の管理にも細心の注意を払わなければいけない季節です。

 

 先週の土、日は法事で実家のある仙台に帰っていました。妹夫婦が近くに住んでいるとは言え、離れて暮らしているひとり親(父)を今後どのようにしてケアしていけば良いのか。帰る度に考えさせられるのであります。それにしても仙台駅の東口の発展は目覚ましいものがありますね。かつて「駅裏」と称され大きな建物は殆どありませんでしたが、今や駅を挟んでの「東西格差」は解消され「駅裏」の面影は全くありません。まあ時代が変われば景色も変わるって事で・・・。

 

 景色がいつもの5月とちょっと違うように感じる最近の天気図ですが、その最大の要因が沖縄地方に接近しようとしている台風2号。前回の記事で北上の兆しあり云々と投稿しましたが、どうやら北上して沖縄に接近した後、ゴルフで言う所のスライス(右曲がり)のようなラインを描いて日本の南海上を東進するコースを取るようです。

 

30日12時45分発表 30日12時現在台風2号勢力と予想進路(気象庁HPより)

 

 発生当初は「猛烈な」強さに発達した台風2号ですが、その後は北上と共に海水温の低下する所を通過する事によりエネルギー補給が出来なくなる台風の宿命には抗えず、「強い」まで勢力を落としました。日本近海の海水温を考えると今後も勢力を落としながら進むと思われます。

 但し、日本上空を流れる偏西風までまだ距離があるので速度が上がらず長時間影響にさらされる沖縄地方では大きな被害が出る可能性があります。今日9時の高層天気図を見てみると偏西風と台風の位置関係は以下の通りとなっています。

 

30日9時高層天気図(500hPa高度・渦度図 気象庁HPより)

 

 赤丸で囲った所が30日9時現在の台風の位置です。また、網掛けと白い部分の境界線上を偏西風(青矢印線)が流れているのですが(専門用語で「渦度0線」と言います。)、自力で動く事が出来ない台風がこのラインに乗れば急激にスピードを上げて東進していきます。

 台風が北上するタイミングで偏西風が南下すればスピードが上がるのですが今後数日間の数値予報図を見ると偏西風の南下が鈍いように見え、これが今回の台風が中々スピードが上がらない一因となっています。

 

 台風による影響が長引くと予想されている沖縄以外の地域は、それから送りこまれる暖かく湿った空気が本州付近にある停滞前線(梅雨前線)を刺激する事によりもたらされる大雨に警戒が必要です。明日(31日)朝の予想天気図が以下の通りです。

 

31日9時予想天気図(気象庁HPより)

 

 停滞前線(梅雨前線)から比較的離れている関東地方は明日、晴れ間も見られる天気になると思いますが前線を境に南の空気は暖湿で、北には冷たい空気が存在しているので前線と台風の動き次第で急な雨など天気の急変に注意が必要です。そして高気圧が東に抜ける明後日以降は、台風又は台風から変わる低気圧&前線の影響でまとまった雨への警戒が必要な状況となるでしょう。

 

 海水温や偏西風の位置を含めた台風の動向と停滞前線。

 

混ぜると危険な2つの要素

 

が来月初めの天気に大きく影響してきます。台風の進路もまだ多少ブレがあるようなので最新の気象情報をチェックして頂ければと思います。

 

 

 

今日の一枚

 夕方ジョギングした時に撮った一枚。綺麗なうろこ雲ですが、という事は明日以降の天気は・・・?そして、一句浮かびました。

 

 「梅雨入りの 宣言近し うろこ雲」

 

 失礼致しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

人気ブログランキング
人気ブログランキング → ポチッとクリックして頂けると嬉しいです。