こんばんは&おはようございます。

 シルバーウィーク&お彼岸が終わり普段の生活リズムに戻りました。
 週の始めと終わりに3連休となり有休などを上手く組み合わせればちょっとした旅行に出掛ける事も可能でしたが、東京では晴天に恵まれたのが昨日だけ。台風の動向に振り回されてあまり休みを満喫したと言う感じではありませんでしたが、皆さんは如何でしたか。

 さて、せっかくの休みをフイにした数々の台風。静岡県を中心に甚大な被害をもたらした15号が過ぎ去ったと思ったら、本日17号が発生しました。9月が台風シーズンなのは分かるのですが、また発生したのかと聞くと今度は日本のどの辺りへと身構えてしまいます。但し17号については、小笠原諸島が影響を受ける可能性はあるものの、本州への直接影響する可能性は殆どなさそうです。明日(27日)9時の予想天気図は以下の通りとなっています。

 

27日9時予想天気図(気象庁HPより)

 

  日本の南海上に台風や低気圧、日本海付近に中心を持つ高気圧がある予想となっています。本州付近はこの後数日間は北日本を通過する移動性の高気圧に覆われる予想となっている為、台風が近づきにくい気圧配置となっております。

 台風が近づきにくい要因として挙げられるのがもう一つ。日本の上空を吹く偏西風の存在。上図と同日、同時刻の上空約5,500m付近の様子を数値予報図(500hPa渦度・高度図)で見てみると

 

27日9時(標準時+9時間後)数値予報図(500hPa渦度・高度図)(気象庁HPより)

 

  専門用語になりますが、正渦度域(縞の領域)と負渦度域(空白域)の境を渦度0線と言いますがその辺りに強い偏西風が吹いています。凡その位置で赤矢印線付近の上空を吹いているので、台風はこの偏西風に乗って東に流されてしまいます。

 今回の台風17号は北日本を通過する高気圧と本州上空を流れる偏西風の影響で本州から離れつつ北上する進路を取るものと思われます。

 ちなみに台風17号は発生時の勢力がこの前の15号とほぼ同じです。しかし、予想進路図を見ると30日にアリューシャン列島付近に進む頃には温帯低気圧となるものの勢力自体は発達するようです。

 

台風17号の予想進路図(気象庁HPより)

 

 

  東京は昨日と今日、晴れて気温が上がりましたが湿気はなく、立て続けに日本列島に接近、上陸した台風が季節を進めたと言えるでしょうか。台風は10月に入っても幾つか発生し、日本に接近或いは上陸するものも出る可能性は十分あります。数年前に房総半島の各地に多大な被害をもたらした台風も10月に入ってからでした。これまで大きな被害が出ていない所でも油断は禁物ですね。

 

 

今日の一枚

 お天気に恵まれた日曜日(25日)。都心の某所をブラブラ。今年の秋はこんな空模様が多く見られると良いですね。

 

 

 

 


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