こんばんは。9月最初の週末は雨が降ったり止んだりの天気でした。

 

 この夏はゲリラ豪雨になったかと思えば猛暑、でその後再び梅雨末期のような雨と極端な天気が続いているような気がします。季節の変わり目で天気が安定しないのはよくある事ですが、暑さが厳しかったお盆明けに嫌気がさした太陽の光が恋しくなると言うのは我儘でしょうか。しかも気温はそのままかちょい上がり程度で、とおまけのリクエスト付きで・・・。

 

 8月後半の猛暑が嘘のように東日本の太平洋側を中心に気温が下がりぐずついた天気が続きました。土曜日(9月4日)の天気図を例に見てみると

 

4日9時実況天気図(気象庁HPより)

 

 本州付近にはよくニュース等で耳にする秋雨前線が停滞しています。このような気圧配置がここ数日続きました。

 ちなみに秋雨前線の正式名称は停滞前線です。梅雨前線と同様、気象予報士試験で「秋雨前線」と回答しても正解にはならないと思いますので次回受験する方はご注意を・・・。

 前線付近でその北側にある寒冷な空気と南側にある暖かい空気がぶつかり雨を降らせる雲が発生、発達する事で天気がぐつつきました。 

  一方、気温が下がったのは天気図に書いた矢印の通り、オホーツク海にある高気圧から冷たい空気が東寄りの風により運ばれた為と思われます。風向が中心から離れる(発散)ように時計回りとなる高気圧に加え、風向が中心に向かって(収束)反時計回りとなる前線上にある低気圧がアシストする形で冷たい空気が流入したと思われます。

 

 この状況、いつまで続くのかと言うと明日、明後日の予想天気図は以下のようになっています。

 

6日、7日9時予想天気図(気象庁HPより)

 

 本州付近にあった停滞前線(秋雨前線)は徐々に南下し天気は回復傾向にありますが、朝鮮半島から前線を伴った低気圧が近づくので東京など東日本の太平洋側は引き続き天気は変わりやすいと思われます。

 また、北の高気圧が張り出す事から、週の始めも気温が急激に上がる事(真夏日~猛暑日)はなさそうです。残暑がぶり返しつつも、徐々にではありますが秋の気配を感じる日が多くなって行くのかも知れません。

 

 話は変わりますが、先々週の日曜日(8月22日)に気象予報士試験が行われました。

 小生が最後に受験した頃は受験申込者が減少していたのですが、ここ数年の異常気象等で関心を寄せる人が増えたのか申込者が増加に転じ、更に今回は朝ドラが気象予報士のお話とあって久々に4,000人を突破しました。

 国家試験でありながら合格しても仕事に直結する事が少なく、試験制度のあり方が問われていますが、関心を持って貰えるのは資格保有者としてはうれしい限りです。それにしても

 

テレビの影響力パンパねぇ~!!

 

 

 

今日の一枚

 

 8月某日、仕事帰りに撮った一枚です。厳しい残暑の中にも秋の足音が少しずつ・・・と言った所でしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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