星野仙一さん死去=3球団で指揮、70歳-中日エース、楽天で日本一
 プロ野球中日のエースとして活躍し、引退後は中日、阪神、楽天の3球団と日本代表の監督を務めた星野仙..........≪続きを読む≫

[アメーバニュース]

 

 朝食前に淹れたてのコーヒーを飲みながら新聞に目を通しつつテレビ或いはスマホでニュースをチェックするのが休日の朝の過ごし方となっています。

 

 速報だったので昨日の朝刊に掲載されている筈はなく、テレビのニュースでこの訃報を知った訳ですが、眠気眼の自分の目を一瞬疑いました。それくらいビックリしたニュースでした。

 

 野球少年だった頃、星野監督はまだ現役で投げており、躍動する姿、特にジャイアンツに対するライバル心と言うか敵意むき出しのピッチングは特筆すべきものがありました。

 

 今の若い人にとっては監督になってからの「熱い姿」を知っているという方が多いと思います。中日、阪神、楽天と、時には非情な采配を振るい、しかし選手を潰さず生かす方策を見つけ出すと言うのは、新聞やメディアを通じて伝わって来ました。だから恐いけれど悪く言う人がいないのでしょう。

 個人的には我が地元の楽天イーグルスを「戦う集団」に変えて日本一に導いてくれた事に感激し、また被災地を思う行動が印象的でした。

 

 また、星野氏は「理想の上司」で常に上位にランクされていた時期もありました。

 現実的には、自分の周囲もそうですが社会全体を見てもあれだけ熱い心を持ち面倒見の良い上司や先輩は自分が社会人駆け出しの頃より少なくなりました。接する際に発言に注意しなければいけない、そして必要以上に個人に立ち入らない風潮になってしまったので仕方ない面はあると思います。人間関係の煩わしさがない心地よさがある反面、心の中では人間関係の希薄さを不安に思っている人が多い。星野氏が上位にランクされたのにはそんな背景もあったのだと思います。

 

 話が逸れましたが、球界の、或いは世の中のご意見番がまたひとりいなくなってしまいました。ご冥福をお祈りすると共に、自分も含め上手な「叱り方」を知らない、叱り方自体を知らない世代が増える世の中ってどんな感じになるのか。今一度、先人の意見や考えに真剣に耳を傾ける事が必要なのではないでしょうか。

 

 

 

 


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