ふかひれとポケモントレイン | 横浜 コーディアル司法書士 所博之

横浜 コーディアル司法書士 所博之

LECと伊藤塾を通じて司法書士講師業25年のキャリアを活かしたブログ

寒さが厳しくなってきていますが、体調など、崩されてはいないでしょうか。

先週末は久しぶりに仙台に行くことができ、仙台名物「せり鍋」に二晩続けて舌鼓。

そして、昨日は元町・中華街の高級店で「ふかひれ姿煮込み」を含む料理を接待でいただき、東北の気分がいっぱいとなっています。

 

 

仙台でのボランティア仲間との再会は、いつも心温まるものがあります。

無事に今も会うことができる喜びもありますが、あの震災当時の惨状のなか、気が遠くなるような作業を朝から夕方まで黙々と続けていた一体感と言葉を交わさなくても、分かり合える仲間がいることのしあわせを感じられるからでしょう。

無心にボランティアをしていたことで、お互い思いがけない人生の転機を迎え、充実した日々を過ごせていることにも、驚いています。

 

今回の仙台行は、かつてのボランティア仲間との再会はもとより、さらに気仙沼市役所で働く私のクラスだった司法書士に会いに行くことでした。

思いがけず、彼からの後任となる適任者を探していますというメールが届いたのが昨年末。

復興庁に採用され、司法書士の資格を生かして、東日本大震災の復興支援に今も貢献していることを知り、心を打たれました。

何とか、彼の後任を探せないものかと私も模索しているところです。

まだまだ市内の至るところは更地となっていて、復興が必要のため、その事業が続いています。

 

     気仙沼市内を一望できる安波山からの風景

 

彼が大学生の頃に、東日本大震災があり、当時関西に住んでいた彼もその地震を感じたといいます。

その彼が、私の講義を聞いていてくれて、私が震災のボランティアがきっかけで舵を切り、講師を辞めた年に合格。

彼が幼少の頃の阪神淡路大震災での記憶(彼がタンスの下敷きになるのを父親が身を挺して守ってくれたとのことです。)と私の講義での東日本大震災の話の内容が相まって、司法書士の資格を役立てたいと、復興庁の復興支援に応募してくれていました。

 

そして、今の彼は気仙沼の仮設住宅で独り暮らし。日々、市役所に通いながら、気仙沼の復興支援のため、司法書士として役に立つ仕事をしています。

信じられないような思いが、今もつながっていたことに感激しています。

気仙沼といえば、「ふかひれ」生産が日本一。

そして、町おこしの一環として、ポケモントレインが「一ノ関」駅~「気仙沼」駅間を走っているのですが、偶然にもそのトレインに乗車。

https://www.jreast.co.jp/pokemon-train/index.html

彼の思いを心に受け止め、我が家の子供たちが大好きだったポケモンの電車に揺られながら気仙沼を後にしましたが、昨晩は「ふかひれの姿煮込み」を食べつつ、しみじみとその味と思いをかみしめていた次第です。

 

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