大分での試行を終えて | 横浜 コーディアル司法書士 所博之

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LECと伊藤塾を通じて司法書士講師業25年のキャリアを活かしたブログ

先週は、日司連の法教育プロジェクトチームで、現在作成中の教材につき完成に向けて、大分まで出向き学生を対象に試行をしてきました。
先月は、弘前大学での『法律相談者と法専門家の関係性の再構築をはかる法教育-「相談のちから」の開発-』について、「日本社会科教育学会」で発表を終えたばかりでしたが、今月の大分での試行といい、まさか法教育プロジェクトチームで遠出をするとは思いもよらず、貴重な経験ができていることに、いつもの本来的業務とは異なった刺激を受けています。
 
平日2日間をほぼ費やしての大分行きでしたが、途中、杵築城や杵築城下町をわずかながら散策、宿泊先のホテルでは展望露天風呂があり、観光ができない分、温泉をゆっくりと堪能することができました。
 

        杵築城
 
当該試行では、学生が65人ほど参加。私たち専門家は6名、引率の先生が1名の7名で対応しました。その内容の詳細は完成後、お伝えできると思われますが、10月の別の学校での試行とあわせて、どちらも無事に終えることができました。
参加した学生の方も「楽しかった。」「またやりたい。」「もう少し時間が欲しかった。」と、手応えを感じるとともに、完成に向けて新たな課題も見つかり、とても意義のある試行となりました。
 
 

サンドイッチ型城下町「杵築」
 
羽田から向かったのが、私を含め3名(うち1名が私のクラス出身)で、現地で応援に来てくれた司法書士が3名(うち未登録者1名)ですが、その3名ともに、私のクラスだった方々のため、私としては嬉しい再会を果たすことができました。当初、近場の法教育メンバーにも声をかけたようですが、平日の昼間ということもあり応援かなわず、法教育メンバーではない私のクラスだった方々に、声かけの矛先が向かった次第です。
 
ですが、大分のクラスの方々が、関サバや寒ブリで有名なお店での懇親会を開催してくれるほど、皆喜んで試行に参加してくれました。
結局、試行に参加した専門家は1名を除いてすべて私のクラスだったわけで、こんな形で再会を果たすことができ、言葉にはならないほど、心が通じるものを互いに感じていました。
 

宿泊したホテルの展望露天風呂
 
LEC時代のクラスの方は、一度は挫折し、バックパッカーとして海外を1年以上放浪していましたが、帰国後、ある日、ひょっこり私を訪ねてくれました。また私のクラスで勉強したいと再受講して合格を果たしました。全青司の副会長も歴任し、今では事務所を法人にするほどに活躍しています。
 
伊藤塾時代のクラスの方は、京都のビデオクラスで受講してくれていましたが、京都校で私の説明会があると必ず会いに来てくれました。将来は実家のある大分で司法書士として開業したいと話し、学生の頃から勉強に取り組んでいましたが、今はその夢を叶え、大分の若手司法書士として活躍しています。
 
東京で学生時代から受講していたクラスの方は、在学中には合格できず、卒業後は実家のある大分に戻り勉強を続け、合格を果たしました。卒業後は、大分での寂しかった受験時代だっただけに何度も私にメールを送ってくれていましたし、、我が家が家族旅行で大分を訪れた際、わざわざ宿泊先のホテルまで会いに来てくれたことを思い出しました。
 
本当に、一人一人の受験時代がよみがえり、懐かしいのと同時に、彼らが大きく成長している姿を垣間見て、胸が熱くなるのを感じていました。
私のクラスの方々と一緒に仕事ができる機会が、こんな形で訪れて、私としても感激した大分での試行でした。
 
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