ブレインケアクリニックでいただいている、よくある質問その1です。

 

Q:物忘れが最近気になりますが、リコード法の検査をしてもらえますか?

前回の記事でも書かせていただいたように、物忘れの原因は非常に多岐に渡り、物忘れがあってもそれが即アルツハイマー病になるわけではありません。書籍「アルツハイマー病 真実と終焉」で書かれている検査は、「炎症性」「萎縮性」「毒物性」といったアルツハイマー病のサブタイプを同定するための検査であって、物忘れの原因を明らかにしたり、どのタイプの認知症なのかという診断を下すための検査ではないのですね。若干ややこしいですが、リコード法の検査は基本的にすでに「アルツハイマー病」と診断されている人をターゲットにしていると考えた方が良いと思います。特に私がリコード法を実施しているブレインケアクリニックでは画像検査を他の医療機関にお願いしているということもあり、「物忘れ」の症状が軽くても、まずはCT・MRIなどの画像検査ができる医療機関の「物忘れ外来」などを受診して診断を受けてください。その結果、「アルツハイマー病」「MCI」「SCI」といった診断であれば、リコード法の検査をやる価値があると思います。「MCI」「SCI」は必ずしも将来アルツハイマー病になるわけではありませんが、現在のところ確立された治療法がないので、リコード法の検査結果を脳の健康維持に役立てることができます。

 

 

 

 

 

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