お盆の締めの
送り火でした
めらめら
地域によってその習慣は違いますが
(京都の五山の送り火は有名ですね)
ここはお寺なので
世間が送り火の時は
うちは迎え火なのかと
最近まで信じて疑いませんでした
お墓から魂が出て行くような妄想。
「おーおー、魂さんおかえり~家はどうだった?」
みたいな感じ。
ここ浄福寺周辺の家の門先では
今でもみなさん火を焚かれる方が多いです。
その時、お寺では・・・
仏様のお迎えの準備でしょうか?!
今度は、住職が本堂からお墓へ向かいます。
まず、ゴ~ンと鐘楼をならし
「おんあぼきゃ~べ~ろしゃのまかぼだらまにはんどばじんばらはらはりたやうん・・・・」
ご真言をお唱えしながら練り歩きます。
・・・とこんなことしています。
魂との交流・・・
本当に心辛いとき、
悲しく立ち直れないとき、
何かに心身預けたいとき
ご先祖様のお墓に向かい心静かに手を合わせる
そこに目に見えない
交流が生まれます。
特に、祖母のお墓に行くと
今でも深い交流が生まれ交わされるようです。
器が広く、何にでも心許し受け入れる大好きだった祖母が
今で言う認知症になった時
理解できず受け入れられなかった未熟な自分を悔やみます。
それと重なった自分の思春期のあらゆる葛藤を
思い出すと
母になった今、
命がつながれたことを大切に深く尊重し
葛藤を乗り越え
祖母に近づきたいと想い願うときがあります。
「魂って何だろう。」
きっと毎日踏みしめている大地には
そんな魂がどこまでも積もり重なって
共に生き、生かされているのでしょうね。
宇宙が魂で満たされ
魂で交流する。
阿字観ですね