和訳は便宜上のもの | スナックEIGO

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一杯どうですか?

英単語を覚える時、どうしていますか?

 

英単語 = 辞書で調べた日本語(和訳)

 

という感じでしょうか。

 

最初のうちはそれでもいいと思います。

ただ、だんだん学習が進んでいくと【英単語 = 和訳】がいつまでも頭の中を占領しているとスピードに影響してきます。

スピードは、話す、読む、聞く、書く、全てのスピードです。

 

人や物、場所など実体のあるものの名詞は、それでもいいかもしれません。

その英単語を口に出したり聞いたりすると同時にイメージがクリアに浮かぶはずです。

比較的、一対一の関係であるからです。

 

でも、動詞や形容詞、副詞を辞書で見ると、訳もたくさん書いてある場合があります。

それは、文脈によってあなたの頭の中に浮かぶイメージが違う(つまり和訳した時にも違う言葉を使う)からです。

同じ意味のことを違う日本語で表現することがあるということを考えるとわかるはずです。

 

一昨日の投稿のmight as well にしても、これに相当する和訳と結びつけて覚えているだけでは実際の場面の中でなかなか自分の口からmight as wellの表現は出てこないと思います。

 

イメージにダイレクトに結びつけるためには、どんな場面や状況でどんな気持ちで使うかを体で覚えていないとなかなか使える表現にはなりません。

 

出かけたいなと思っていたけど雨が降り続いていて止みそうにもないので、仕方ないから家で映画でも見て過ごそうかなという気持ちになった時、どんな風に表現しますか?

Now that it's raining on and on, I might as well stay home and watch some movies.

 

ご主人にタバコを止めてもらいたいと言ったけど、全然止めてくれなくて、とにかく言い続けるしかなかった、という気持ちをどんな風に表現しますか?

I wanted my husband to stop smoking, but he never did. So I might as well have kept telling him to stop.

 

これを日本語をまず自分で考えて英作文したとします。

同じ英文が出てくればOKです。

ただ、その日本語の文章を作る時に、「場面・状況」「気持ち」を意識していれば、きっと同様の場面で使えるはずです。

ただ、単に【might as well = 和訳】をベースに日本語の文章を作っただけだと、おそらく頭の中で日本語を考えて英語にする、というプロセスでないと英語は出てこないと思います。

 

これは僕の考え方なので、【英語=和訳】で困っていない方はその方法を貫いてください。

人それぞれです。

誰かが「これがベストの方法です!」と言ったからといって、それがあなたにもベストであるかどうかは違う話です。

でも、困っている方がいたら、試しにこんなことを意識して練習してみてください。

ある程度やって(←これ重要!数回やって効果なんてどんな方法でもあり得ません!)合う・合わないを判断して、中断するor継続するを判断してくださいね。

 

上達が早い人は自分に合った勉強方法、練習方法を早く見つけた人です。