地下鉄に乗り、目的の駅に着いてホームを出る。
出口が近付くにつれて、不穏な音が聞こえてきた。
――いやいや、まさか。
さっきまで晴れてたし。
そんな俺が帰るタイミングで降ろうなんてコトは……。
真っ暗な空でも分かる。
地面に穴でも開けようかってくらいの勢いで振り続ける雨。
「……えーっと」
俺、スーツ。
おろしたてとは言わないものの、先日クリーニングに出したばかり。
「……えーっと」
鞄の中をあさって見た。
今日に限って携帯傘を置き忘れて来たらしい。
「……えーっと」
周囲を見回すものの、近くにコンビニは無く、
ましてや傘の専門店などあるはずも無い。
「……よし!」
鞄を頭の上に抱え上げ、
駐輪場まで走る走る。
しかしながら、雨の勢いは凄まじく、
髪以外は思いっきり濡れてしまった。
水捌けの悪い革靴は、水分を足元に閉じ込め、
ノリの利いていたスラックスは見る影も無く、しっとりと肌にはりつき、
夏物で軽いはずのジャケットは水を吸って、まるで重りでも仕込んでのかと。
気分はごっつブルー。。。
まあ、明日が休みなので、
革靴を乾かせるってのが唯一の救いだろうか。
そう思い直して雨の中をチャリでひた走る。
無事だった頭髪もずぶ濡れになり、
あー、こんなにずぶ濡れになったんは、外で部活やってた時以来やなあ。
なんて懐かしい気持ちになってきて、
いっそ清々しく思えた。
だっていうのに。
「……なんでやねん。。。」
家に辿り着いた頃には、
すっかり雨が止んでいた。
……うん。
降るなら降り続けろや。
出口が近付くにつれて、不穏な音が聞こえてきた。
――いやいや、まさか。
さっきまで晴れてたし。
そんな俺が帰るタイミングで降ろうなんてコトは……。
真っ暗な空でも分かる。
地面に穴でも開けようかってくらいの勢いで振り続ける雨。
「……えーっと」
俺、スーツ。
おろしたてとは言わないものの、先日クリーニングに出したばかり。
「……えーっと」
鞄の中をあさって見た。
今日に限って携帯傘を置き忘れて来たらしい。
「……えーっと」
周囲を見回すものの、近くにコンビニは無く、
ましてや傘の専門店などあるはずも無い。
「……よし!」
鞄を頭の上に抱え上げ、
駐輪場まで走る走る。
しかしながら、雨の勢いは凄まじく、
髪以外は思いっきり濡れてしまった。
水捌けの悪い革靴は、水分を足元に閉じ込め、
ノリの利いていたスラックスは見る影も無く、しっとりと肌にはりつき、
夏物で軽いはずのジャケットは水を吸って、まるで重りでも仕込んでのかと。
気分はごっつブルー。。。
まあ、明日が休みなので、
革靴を乾かせるってのが唯一の救いだろうか。
そう思い直して雨の中をチャリでひた走る。
無事だった頭髪もずぶ濡れになり、
あー、こんなにずぶ濡れになったんは、外で部活やってた時以来やなあ。
なんて懐かしい気持ちになってきて、
いっそ清々しく思えた。
だっていうのに。
「……なんでやねん。。。」
家に辿り着いた頃には、
すっかり雨が止んでいた。
……うん。
降るなら降り続けろや。