基礎講座1 | 株と毒

基礎講座1

 本日これからの基礎講座をはじめるにあたって、およそ株式投資を行なう上で必ず考えていただきたい問題を提起いたします。

それは私たち個人投資家にとって「合理的投資行動」とはどのようなものであるか?という点です。


 株式投資は本来、胸躍るたいへん楽しいゲームです。あなたのポジションがトレンドに乗っている限りは、あなたの生活とは関わりの「株式市場」という場所で、ひとりでにあなたのお金を増やしてくれるのです。毎日が夢の世界にいるような素晴らしい気分を味わえます。

 しかし、ひとたびトレンドから外れれば、重苦しい気分の日々があなたを押しつぶします。あなたの手の届かない場所で、日々あなたの財産は削られていくからです。


 ウォール街のことわざに「ここにはBULL(強気)もBEAR(弱気)もいるが、決して牝牛や羊はいない」というのがあります。

 株は短期間に2~3倍になることもあれば、逆に1/2~1/3になることも常識です。常に安定した運用をのぞむ牝牛や羊のような投資家は淘汰されるという意味なのでしょう。

 ここで考えていただきたいのは、常にBULLの銘柄があるわけでも、BEARな銘柄があるわけでもないのです。同じひとつの銘柄が、BULLにもなればBEARにもなるのです。儲かる投資家も損をする投資家もつねに同じ銘柄を売買しているわけです。


 ほとんどの投資家は毎日、どの銘柄を選べばいいか?何かいい情報はないか?と血眼になってさがしてます。ネット上にあふれる「特選情報」がそれに輪を掛けます。そして一度、ポジションを組んでしまえば、今売るべきか?持っているべきか?悩みは尽きません。

 しかしよくよく考えてみてください。買うチャンスも売るチャンスも毎日あるわけではないのです。株式市場で天井、大底をつけるのは1~2年に一度です。個別銘柄においてもそれは同じことです。日々チャンスを追いかけていたのでは、99%以上の確立で失敗します。


ここがポイント

 「株式投資」とは「銘柄」を当てるゲームではなく、ある特定銘柄の「時間」(天井に至る時間・大底に至る時間)を当てるゲームである。