同団体は生活協同組合などを通じて呼び掛け、千葉のほか、宮城、福島、茨城県内の女性9人から提供を受けた。3月24日と30日に1人約120~130ccずつ採取した母乳を、文部科学省の放射能測定マニュアルに基づき、民間の放射線測定会社で分析した。

 その結果、千葉県柏市の産後8カ月の女性から36・3ベクレル、茨城県守谷市の女性から31・8ベクレルを検出。茨城県つくば市の女性2人からも、それぞれ8・7ベクレル、6・4ベクレルを検出。守谷市の女性は2回目の検査で8・5ベクレルに低下したという。

 宮城県白石市、福島市、福島県棚倉町、茨城県つくばみらい市の4人からは検出されなかった。福島県郡山市の女性の母乳は分析中という。

 厚生労働省によると、原子力安全委員会は母乳に含まれる放射線量について安全基準の指標を示していない。同省は水道水の放射性ヨウ素が1キログラム当たり100ベクレルを超える場合、粉ミルクなどに入れて乳児に摂取させないよう求めているが、今回検出された数値はそれを下回っている。

 ネットワークの村上喜久子代表は「安全性について判断はまだできないが、母乳は赤ちゃんが口にする。国は早急に広範囲な調査を実施してもらいたい」と訴えている。サンスポ