You Tubeで気になるアーティストや、聴いてみたかった音源を探すことをよくやる。


その際に出くわすのが「〇〇弾いてみた」動画。


検索をかけなくても勝手にお勧め動画として出てくる。


僕ははっきり言ってこういうのが好きじゃない。




まず、CDの音源をオケ代わりに使っているのは明らかな著作権違反。


この時点で多数の“弾いてみた”連中が大嫌いである(笑)


あと、はっきり言う。本人より上手くやろうが、アレンジを加えようが、所詮は他人が作った【既存のもの】を演っているだけ。


それをわざわざ動画にして他人に見せて何がしたい?




なぜこういう話題に触れたかと言うと、こういう違法行為をしているにも関わらず、連中に対する「上手い!凄い!」というコメントが目立つ。


連中はただ承認欲求を満たしたいだけ。


それを違法行為を働いてまで………くだらない。




確かに上手い人は大勢いる。だけどこんなものが規制もなく閲覧出来ていいのだろうか?


アーティストの曲をコピーするって簡単なことではない。僕は一切できない(笑)


相当な努力が必要だと思う。


しかし、こういう承認欲求の塊軍団が原曲をそのまま、若しくは少しアレンジを加えて弾いているだけで、「あの人はあんな難曲を軽々と弾いている!すごい!」と称賛される。


何なんだこれは(笑)




僕はこういう現象が流行ってくると、とても心配になることが一つある。


原曲を作ったアーティスト本人ではなく、マネをしている方に憧れを抱くキッズが多くなるのではないか?

ということである。


You Tubeは今やテレビと同じくらい影響力を持つメディアになりつつある。


だからそういう弾いてみた連中に憧れるキッズが増えてくる可能性は十分ある。




音楽に限らず、絵画、映画など、アートの部類に入るものって、クリエイターの内側にあるものを外に吐き出すためのツールであり、フィルターなのではないか?


技術やセンスは勿論大事だと思うが、クリエイトする人達の人生、感情、内なるメッセージを感じることが出来るから惹き付けられるのでは?


弾いてみた連中には絶対に表現できない領域。




そういう部分がないがしろにされ、テクニックばかりに焦点が行くようになれば、世の中につまらない音楽が溢れるのは目に見えている。


僕の考えは古臭いかもしれない。


でも、ネットが普及してから“ホンモノ”のアーティストに出会う事が少なくなったのも事実。


便利になることはいい事だが、“ワビサビ”がなくなれば、物事は全てつまらなくなる………。


それを言いたかっただけ(笑)