いやーー、先週のアースシェイカーのライブの余韻がまだ覚めません(笑)
長い歴史のあるバンドなのどセットリストを組むのも大変なはず。
しかし全カタログから万遍なく選曲されていて、
「次はそ~来るのか〜」
「あ〜あの曲も聴きたいな〜」
と、様々な思いが去来しながらも充実したライブでした。
そしてふと思い付いたのが、
アースシェイカーのアルバムでランキング作るとしたらどうなる?
という、ありがちにも程があるネタです(笑)
ランキングを作ると言っても僕は正直、再結成後のシェイカーはそれほど真剣に聴いてない……。
なので、解散前の11枚のオリジナルアルバムから個人的ランキングを作ることにしました!
飽くまで個人的です(笑)
※長くなりそうなので前後編に分けることにしました。
今回は11位から6位まで。
11位 『TREACHERY』(1989)
- TREACHERY
- FROM MAINSTREET
- 走り抜けた夜の数だけ
- 12月
- MEMORIES AND REALITY
- BAYSIDE MOON
- CRIMINAL
- 泣きたくて
- end
- DEAR LOOSE WOMAN
- すべて忘れても
ヘヴィなギターリフから始まり、マーシーの情感豊かな歌唱がドラマティックに演出するタイトルトラック「TREACHERY」。
もはやシェイカーの歴史で欠かすことの出来ない説明不要の名曲「走り抜けた夜の数だけ」。
マーシー曲らしい、儚げで切ないバラード「12月」など、前半はかなり充実している。
でも、正直よく聴くのはこの3曲くらいかな……?
「FROM MAINSTREET」も悪くないし、「CRIMINAL」とかもたまに聴いたりするが、このアルバムは方向性が全く見えず、中途半端な印象しかない。
「走り抜けた夜の数だけ」にしても、この原曲よりもライブで聴いたほうが遥かにいい曲に聴こえる。
10位 『AFTERSHOCK』(1987)

- ため息混じりの愛の中で
- MISTY WORLD
- BEHIND THE SCENE
- 涙を流したあとは
- そっと深く眠れ
- GARAGE
- 愛だけは消さないで
- HURTED PARTNER
- NIGHT FACE
- 何処へ
- LET'S GO FIRE
シャラさんらしい、ヘヴィで跳ねるリフが印象的な「ため息混じりの愛の中で」は名曲。マーシーのキャッチーな歌メロが素晴らしく、このアルバムから新加入のトシさんのシンセも随所に効果的に散りばめられている。
カイさんのうねるようなベースが印象的で、歌メロの流れがいかにもマーシーらしい「BEHIND
THE SCENE」も哀愁漂ういい曲だ。シャラさんのギター・ソロもアルバムで1、2位を争うくらいの出来。
そして個人的にシェイカーの好きな曲ベスト5には入るであろう、超名バラード「GARAGE」。シンプルで音数が少ないシャラさんのギター・ソロも泣かせるんよねー。
「GARAGE」とはタイプの違う泣きのバラード「何処へ」も涙を誘う……。
「NIGHT FACE」とかもいい曲だが、この曲はマーシー一人に歌って欲しかった。
あとはこれと言って印象に残る曲がない。
「愛だけは消さないで」辺りも好きな人は好きだろうが、僕にはピンと来なかった。
全体的に明るい曲、甘い曲が増え、女性ファンをターゲットにした戦略が見え隠れする。
レコード会社にかなり口を挟まれたのではないかと勝手に想像してしまう(笑)
あと気になって仕方がないのが、キーがマーシーに全然合っていないこと。
このせいでマーシーの歌から深みや情感がだいぶ削がれた印象を受けてしまう。
9位 『OVERRUN』(1986)

- DON'T NEED TO SURRENDER
- GAMBLER
- LITTLE GIRL
- SILENT ANIMAL
- HEARTBREAK NIGHT
- PAPER MUSIC
- 君にまた逢えて
- なくした唄を
- I ’M LIKE A GYPSY YOU ARE LIKE A GYPSY
- 銀のピアス
先日のライブでも演奏された「DON’T NEED TO SURRENDER」はきらびやかなシンセから始まり、当時のファンを驚かせた(困惑させた?)であろう、シェイカーの新機軸とも言える名曲。
「GAMBLER」は今でもよくライブで演奏される名曲。
爽やかで明るい曲だが、今でも聴くたびに泣きそうになるのは何故だろう?(笑)
シンプルだがツボを押さえたシャラさんのギター・ソロが個人的には最も好きなポイント。
「HEARTBREAK NIGHT」「SILENT ANIMAL」などはシェイカーらしいメロディアスハードで聴き応え十分。
「I’M LIKE A GYPSY〜」はアルバム中最もハードロックしている曲で結構好き。
「いま君にまた逢えて」は素晴らしいバラードであるが、このアルバムは何と言っても「銀のピアス」だろう。
この泣きは凄いの一言に尽きる…。
キーボードやシンセが大胆に取り入れられ、サウンドがかなり変わったが、根幹のシェイカーサウンドは揺るいでいない。
ただ………3曲目の「LITTLE GIRL」。これだけはハッキリ言う。
大嫌い(笑)
甘ったるいAORのようなこの曲はアルバムのイメージを一気に悪くしていると思う。
誰の入れ知恵か知らんが、これは黒歴史だと言いたい(笑)
全体的に楽曲の出来は平均点以上だと思うが、アルバムとしてのパンチ力に欠ける印象。
あと、ジャケットは全カタログの中で一番酷い(笑)
8位 『PASSION』(1985)

- COME ON
- THE NIGHT WE HAD
- CAN'T STOP LOVING
- WHISKEY AND WOMAN
- HUNGRY DOLL
- HEAVY DANCE
- 流れた赤い血はなぜ!
- SWEET HARD ON
- ありがとう君に
一部のファンには「低すぎやろ!」と批判を浴びそうだが、この位置です(汗)
「COME ON」「THE NIGHT WE HAD」「HUNGRY DOLL」「流れた赤い血はなぜ」「ありがとう君に」等、名曲も沢山入っていて、聴き応え十分なことは間違いないが、個人的にはそれほど多く聴いたアルバムではない。
「WHISKEY AND WOMAN」は今もライブでよく演奏される超有名曲だが、僕は何度聴いても好きになれない。
最初は「COME ON」も全く好きになれなかった。(今は大好き。)
このアルバムがこの位置なのは、前の『AFTERSHOCK』でも言及したが、この頃から女性ファンをターゲットにした戦略にシフトしようとしているように思えたからだ。
「Can't Stop Loving You」に見られる、甘ったるい曲調は代表的な例だと思う。
初期の無骨さがこの辺りから失われて行ったイメージは今も昔も変わらない。
7位 『REAL』(1993)

- 裏切りのロックン・ロール
- LABYRINTH
- 最後のページ
- Say Goodbye
- 敗北の彼方に
- SOMEBODY TO LOVE
- REAL WORLD
- SUCH A FOOL
- SWEET EMOTION
- CRIME
- DAY BREAK
このアルバムがアースシェイカーとの出会いであった。
高校生の頃は洋楽ばかり聴いていたが、日本のHR/HMバンドにも興味を持ち始めた。
雑誌のどこかでバンド名は目にしていたので、興味本位で本作をレンタル。
「裏切りのロックン・ロール」「LABYRINTH」まではまだ普通に聴いていた。
だが、「最後のページ」「Say Goodbye」。この2曲が強烈に脳裏に焼付き、何度も何度も再生した!
間違いなくこの2曲がアースシェイカーにハマる最初のきっかけだった。
シャラさんのギターはリフや音色が個性的で耳に残る。
そのシャラさんのヘヴィなリフに乗っかる歌謡曲ばりに分かりやすく一瞬で耳を捉えるキャッチーなメロディ。
それを張りのある澄んだ声のボーカルが日本語で歌っている。
「このバンドは何か違う」
言葉では説明できない何かを感じた。
後に「LABYRINTH」も大フェイバリットソングになった。シャラさんのギター・ソロがめちゃめちゃカッコイイ!
「敗北の彼方」「SOMEBODY TO LOVE」は少し精彩に欠くかな……。
「REAL WORLD」とかは大好きで、ノリのいい「SWEET EMOTION」なども結構好きだ。
「SUCH A FOOL」は全編英詞でかなりハード。これまでのシェイカーとは明らかに違う路線だが、カッコイイ。
ラストの「DAY BREAK」は90年代の雰囲気が出ているパワーバラードで、しんみりと聴き入ってしまう。
トシさんのキーボードも若干存在感が薄くなり、80年代のきらびやかなシェイカーに見切りをつけようとしていたのではないか?という詮索してしまうほどヘヴィさを前面に出して来た印象。
楽曲のクオリティ的に言えば『PASSION』の方が上だろうが、こっちのほうが無骨にロックしているので上の順位にした。
この2枚は気分によって入れ替わるかもしれない(笑)
6位 『PRETTY GOOD!』(1990)

- BURNING HEARTS
- ALL AROUND THE WORLD
- SHE MAKES ME FEEL GOOD
- TOP SECRET
- IF TOMORROW COMES
- DREAMS
- I'M READY SO READY
- NATURAL HEARTS
- FIGHT IT OUT
- YOUR SONG
突出した名曲は「YOUR SONG」のみ。
だが、このアルバムは佳曲が揃っており、アルバムトータルで見ると方向性に一貫性があり、よくまとまっている。
前作の『TREACHERY』の迷走状態から一気に初期の頃の骨太ハードロックに戻ったことである種の安心感も与えてくれる。
「SHE MAKES ME FEEL GOOD」のようなノリノリのハードロックはかなりテンションが上がる。
「TOP SECRET」はシンプルにカッコよく、「IF TOMORROW COMES」はジワジワと染みるスケールの大きいバラードでこれもいい。
「DREAMS」のイントロは、Y&Tの「Don't Stop Runnin’」そのまんまで頂けないが(笑)、曲自体はノリのいいハードポップの佳曲。
「NATURAL HEARTS」はポジティブな空気に満ちたパワーバラードで、マーシーの歌の上手さがダイレクトに伝わってくる。
最後の「YOUR SONG」は、日本人の琴線に確実に響くであろう繊細さと切なさが同居した優しいバラード。
ピアノの伴奏がメインであるが、曲調や歌詞はフォーク的とも言える、いい意味でのクサさがある。
ハードな曲とバラード曲がいい塩梅の位置に配置された曲順もそうだし、最初にも書いたが、全体的に統一感の感じられる楽曲群はとても好印象。
人によっては地味と取るかもしれないが、この作品でこれからのシェイカーに期待した人も多いのではないかと思わせる良作である。
↓廉価版でかなり安く手に入るものが多くお買い得です😄
※『TREACHERY』、『REAL』はタワレコ限定版を買うことをオススメします👍
