引き続き、ランキング後編に行く前に……
前編でバンドのバイオを全く載せていないという痛恨のミスをしてしまったので今更ではありますが、メンバーを記載いたします。
EARTHSHAKER are
Vo. 西田昌史(マーシー)
Gt. 石原慎一郎(シャラ)
Ba. 甲斐貴之(カイ)
Dr. 工藤義弘(クドー)
Key. 永川敏郎(トシ)※『AFTERSHOCK』以降参加
このブログを読まれる方が全員知っている体で書いてしまってすみませんm(_ _)m
それでは、5位から1位を発表します!
5位 『EARTHSHAKER』(1992)

- DRAPE SHAPE
- JUST A LITTLE SOLDIER
- SHOCK ME
- '79 STREET SONG
- POISON
- BLOOD ON SHUFFLE
- TRAP OF LOVE
- PARADISE
- HARD RAIN
- 矛盾という名の愛
1stと同じタイトルでややこしいですが、92年に出た10thです。
再びデビューアルバムと同じタイトルを冠しているので原点回帰したサウンドになると思いきや、前作の延長線上といった印象のアルバム。
「DRAPE SHAPE」を聴いた瞬間、前作よりさらにヘヴィになった印象を受けた。
続く「JUST A LITTLE SOLDIER」は跳ねるようなリズムのノリのいい曲だが、これもバックの演奏はかなりヘヴィ。
シャラさんのギターサウンドがザクザク感を増したからだろうか?
しかし、メロディはいつものシェイカーらしさを失っていない。
「SHOCK ME」はシンプルなロックンロールで、ここで一気に雰囲気が変わる。本作のハイライト曲の一つだと思う。
「’79 STREET SONG」はブルージーなバラード。これは全体的に少しインパクト薄いかな?
5曲目の「POISON」以降は、マーシー曲とシャラ曲が交互に配置されている。
「POISON」「TRAP OF LOVE」「HARD RAIN」
これらマーシー曲は全て高品質なメロディアスハードで、アルバム丸ごとこういう方向性だったらいいのに、と思ってしまう程いい曲ばかりだ。
これらの曲の間に配置されたシャラ曲はノリノリのハードロックで、こういう並びで聴くとかなり違和感を覚える。
バラエティに富んでいるという言い方も出来そうだが、何かしっくりこない……。
全体的にシャラさんの曲は前作以上にハード&ヘヴィを強調しており、メロディよりもノリ重視の曲が多く、 マーシーの曲は対照的に、メロディに重きを置いた、従来通りの曲作りといった印象。
マーシー曲は10曲中3曲のみだが、二人の曲作りの方向性がここまで違うと、解散の予兆みたいなものがこの辺りからあったのではないか?と考えてしまうのは僕だけか?(笑)
ラストの「矛盾という名の愛」は、歌謡曲や演歌にも通じる、と言ったら語弊があるかもしれないが、それぐらい強烈な泣きを発散するバラード。
これはシャラ曲で、「え?マーシー曲じゃないの?」と思ってしまうほど、いい意味で本作のシャラさんらしくないクサメロ全開の名曲。
アルバムとしてのバランスは決して良くはないが、要所要所でハイライトとなる曲が登場し、全体のクオリティを引き上げている。
4位 『MIDNIGHT FLIGHT』(1984)

- T-O-K-Y-O
- MIDNIGHT FLIGHT
- RADIO MAGIC
- FAMILY
- ざわめく時へと
- 失われた7224
- MONEY
- ただ悲しく
「T-O-K-Y-O」「MIDNIGHT FLIGHT」「RADIO MAGIC」
アースシェイカー史上最高峰の名曲群がいきなり3曲来る展開はもう語る必要はありませんね(笑)
素晴らし過ぎます。
話は少し逸れるが、3曲ともシャラさん作。
素晴らしいメロディを持ったこの曲たちを聴くと、改めて92年の『EARTHSHAKER』の頃のシャラさんが明らかに違う方向に向かい始めていたと考えさせられる……。
「FAMILY」は、シェイカーのバラードの中でも聴く頻度が低い曲。ちょっと地味かな…。
「ざわめく時へと」は、高校生の僕にはピンと来なかったが、大人になって改めて聴くと「なんでこの良さに気づかなかった!」と反省した(笑)
独特の雰囲気を持ったこの曲は、頭の3曲に比べたら即効性は無いものの、ジワジワとその世界観に引き込まれて行く不思議な魅力がある。
そして、静かにフェイドアウトした直後に飛び出すシャラさんのマイケル・シェンカーばりのイントロで始まる「失われた7224」。
高校生当時は、激しくも哀愁漂うこの曲が最も好きだった。
ベスト盤とかにはあまり入って来ないが、間違いなく名曲。
「MONEY」は本作で最もハードでアグレッシブな曲。
個人的にはこの曲だけちょっと浮いてる印象があり、若干アメリカンな曲調もあまり好きになれない。
ラストの「ただ悲しく」は、マーシーの歌を存分に堪能出来る素晴らしいバラード。
バックをアコギとキーボードのみにすることで、より彼の表現力の豊かさが強調されている。
3位 『EARTHSHAKER』(1983)
- EARTHSHAKER
- WALL
- 412
- I FEEL ALL SADNESS
- DARK ANGEL (ANIMALS)
- MARIONETTE
- CHILDREN'S DREAM
- TIME IS GOING
- 夢の果てを
記念すべき1stアルバムです。
1曲目の「EARTHSHAKER」で一瞬で虜になった人は多いのではないでしょうか?
処女作の1曲目にしてバンド史上、そして日本のHR/HM史上屈指の名曲となったこの曲は、「日本語のハードロックはこうやって作るんやで!」と語りかけてくるようだ。
曲構成や演奏力は素晴らしいの一言たが、これだけ音数の少ないギター・ソロで存在感をアピールしてくるシャラさんは凄いな!と再認識。
ヘヴィでアグレッシブな「WALL」が続き、ポップセンスが秀逸な「412」、マーシーの絶唱に言葉を失う「I FEEL ALL SADNEESS」を聴き終わった段階でもう絶句………。
前編でも書いたが、僕が最初に聴いたアルバムは『REAL』で、次に聴いたのが本作である。
まるで全く違うバンドを聴いているかのような別物の衝撃が走った。
アルバム中最もメタルしている「DARK ANGEL (ANIMALS)」はなんと、IRON MAIDENのエイドリアン・スミス提供の曲。
個性的なハーモニクスのイントロで始まる、マーシーの歌い回しが特徴的な「MARIONETTE」。
ミッドテンポの曲調に郷愁を感じさせる歌詞を乗せ、マーシーが豊かな声量とヴィブラートで切々と歌い上げる「CHILDREN’S DREAM」。
タイプの違う曲が立て続けに攻めてくる。
ホントに引き出しの多いバンドだなぁ、とつくづく思わされる。
次の「TIME IS GOING」は本作で唯一余り好きになれなかった曲で、少しヘヴィ過ぎて僕の好みではなかった。
ラストの「夢の果てを」はアルバムの最後を締括くるに相応しい、メロディアスで感傷的なパワーバラード。
シンプルな曲のバックでシャラさんが結構自由に色々やっている感じが聴いてて面白い。
そしてそのシャラさんの泣きのギター・ソロと共にフェイドアウトしていきながら余韻を残していく……。胸に染みる名曲だ。
最初から最後まで余りにも完璧過ぎる流れで文句の付けようがない。
一つだけ不満があるとしたら、音が悪い。
これまで何枚かリマスター盤を聴いたが、「う〜ん」と納得できないものばかりだった。
とはいえ、それが一作目にしてシェイカーサウンドを確立した彼らの才能に一点の曇りも与えることはないド名盤。
2位 『FUGITIVE』(1984)
- 記憶の中
- YOUNG GIRLS
- SHINY DAY
- LOVE DESTINY
- MORE
- 22時
- DRIVE ME CRAZY
- FUGITIVE
ハードロックファンでなくても一度は聴いたことがあるであろう「MORE」が収録されている2ndで超名盤。
「記憶の中」「MORE」「FUGITIVE」はアースシェイカーにしか作り得ないと言っても過言ではないほど、日本語の歌詞とハードロックサウンドが高次元で融合した問答無用の名曲!
古臭い表現はあまり使いたくないが、この3曲を聴いて何も感じない人は、縁が無かったと思って他のバンドを聞いていてください(笑)
シンプルでヘヴィなイントロで始まる「記憶の中」は、とにかく一度聴いたら忘れない秀逸な歌メロが特徴的な名曲。シャラさんが弾きまくることよりも曲の流れを意識したような完璧なギター・ソロをキメている。
アルバム中最もアグレッシブな「YOUNG GIRLS」はライブでもめちゃめちゃ盛り上がる曲。
その後のポップな「SHINY DAY」、絶唱系バラード「LOVE DESTINY」を聴いていると、1stの「WALL」〜「I FEEL〜」の流れとイメージがどうしても被ってしまう(笑)
それはさて置き、「SHINY DAY」はいつ聴いても元気を与えてくれ、「LOVE DESTINY」はマーシーの歌の上手さが際立っているのは勿論のこと、シャラさんのギター・ソロが泣きまくっている珠玉の名曲。
「MORE」はもう説明不要ですね。
まだシェイカーを聴いたことがない人はこの曲をまず聴いてください、としか言いようがない(笑)
マーシーの情感豊かなボーカルで始まる「22時」は、ハードな曲が多めの本作の中で異彩を放つ温かみと優しさを持つ曲で、「MORE」の後でさり気なくいいアクセントになっている。
ロカビリーチックな「DRIVE ME CRAZY」はなかなか個性的でイキのいい曲。
こういう曲でも上手く日本語の歌詞を載せて完璧にシェイカーサウンドにしてしまうところがまた凄い。
ラストの「FUGITIVE」は意外と思う人が多いかもしれないが、マーシー作の曲である。
緊張と緩和を見事に表現した、アースシェイカー史上5本の指に入るであろう名曲。
マーシーの歌メロも秀逸で鳥肌モノだが、この曲ではシャラさんのギターのインパクトが凄い。
リフはとてもシンプルながらかなり個性的で、“職人肌”と言われるのも納得できる、シャラさんにしか生み出せないグルーヴがある。
アウトロのギター・ソロも起承転結が素晴らしく、曲の流れを完璧に捉えたような素晴らしいフレーズが秀逸。
正直、アルバムトータルで見ると1stとこの2ndは甲乙付けるのが本当に難しく、かなり迷ったが、やはり「記憶の中」「MORE」「FUGITIVE」の圧倒的存在感の大きさを考慮すると、こちらが2位になる。
1位 『SMASH』(1988)
- ONE NIGHT
- PIERROT
- DANGER
- WHY TRUE LOVE
- CHEAP TROUBLE
- この愚かな罪に
- 奇跡を待ちくたびれ
- SECRET SIGNAL
- OUT OF BREATH
- DON'T LOOK BACK
「これが1位は無いやろ!」ってツッコむ人も多いと思います(笑)
しかし本作は、(新録ベストの『YESTERDAY & TOMORROW』を除けば)個人的な思い入れが最も強いアルバムなのです……。
高校生当時このアルバムを含め、東芝EMI時代の音源はほぼ入手困難状態。
田舎なので大型CD店もなく、インターネットもまだなかった時代。中古CD店を片っ端から探し、ようやく見つけた一枚でした。
『AFTERSHOCK』も奇跡的に同時に見つかり、めちゃくちゃ興奮したのを覚えています。
かなり脱線してしまいましたが(笑)、そういう経緯もあり、僕にとっては凄く思い入れのある一枚なのです。
最初に『AFTERSHOCK』を聴き、何とも言えない残念感を味わった後、ほぼ何の期待もなく本作をプレイヤーにセットし、再生。
1曲目の「ONE NIGHT」のイントロが聴こえた瞬間、思わず身を乗り出した。
物哀しいシャラさんのアルペジオからトシさんのキーボードをより前面にフューチャーしたリフが鳴り響き、マーシーのボーカルが加わる。
カッコイイ!僕の中のシェイカー熱が再び沸々と湧き始めた。
シャラさんの音数を少なくし、ギターを歌わせることに集中したかのようなソロも素晴らしく、期待感が膨らんだ。
続く「PIERROT」のシンプルながら劇的なイントロを聴いた瞬間、期待から確信に変わった。
「これは行ける!」
メロディアスだが、起伏があまりなく淡々と進む楽曲にマーシーの表現力豊かなボーカルが乗る。
中盤のドラマティックな展開も素晴らしい。
何か今までのシェイカーとは明らかに異質なものを感じたが、素晴らしい曲だ。
期待感は膨らむ一方だった。
続く「DANGER」も従来のシェイカーにはなかった新基軸の曲。
勇壮なリフが印象的で、思わず身体でリズムを取ってしまう。キラーチューンとは言えないが、何回も再生してしまう中毒性がある曲だ。
「WHY TRUE LOVE」「CHEAP TROUBLE」は頭3曲と比べてインパクトは薄いものの、中盤でとてもいい変化を与えている。
こういう典型的な「アルバム曲」って、つい飛ばしがちになるが、この2曲は絶対に通して聴いていた。
やや地味ではあるが、アルバムの流れ上絶対に外せない曲だからだろう。
「CHEAP TROUBLE」がフェイドアウトし、儚げなアコギのアルペジオとキーボードの音色が聴こえ、瞬時に
「これはいい曲が来る!」と直感が働いた。
ドラムのダン!というカウントの直後、フランジャー?のかかったギターが激しく鳴り響き、一気にハードな曲調に移行する。
マーシーのAメロを聴いた時点で
「はい、名曲確定」
そんな感じだった(笑)
「この愚かな罪に」
哀愁の度合いが半端ないこの曲を呆然とただ聴き入るのみだった。
しかしこれだけでまだ終わらなかった。
悲しげなトシさんのキーボードのメロディが流れ、これまたハードな曲に移行する「奇跡を待ちくたびれ」。
トシさん作だけあって、キーボード主体のこの曲は
、リフ、メロディライン、サビ、全てがとてつもなく美しく、圧倒された。
トシさんの加入により、さらに楽曲の幅が広がったことを確信させる、新しいタイプの名曲だ。
この2曲は個人的に本作中一番のハイライト。
トシさん加入後の5人のアースシェイカーの一つの完成形がここで出来上がったと思う。
当時何度リピートしたか覚えてないくらい聴きまくった。
「SECRET SIGNAL」は一転して爽やかなハードポップ。
次の「OUT OF BREATH」は、10thの「矛盾という名の愛」のように歌謡曲の雰囲気すら感じるクサメロ全開のバラード。
こういう緩急をつけた曲順は聞き手を飽きさせない。
ラストの「DON’T LOOK BACK」は戦隊モノの主題歌になった曲。
明るくポップな曲調の中に、希望に満ちた前向きな空気を感じる。
こういう曲で終わることによっていい余韻を残してくれる気がした。
いつものようにバラードで締めるのもありだと思うが、これはこれでいい。
ここには「MORE」や「RADIO MAGIC」に匹敵するような名曲は入っていない。
しかし、アルバムトータルで見れば、11枚中最もバラエティに富み、それでいて素晴らしくバランスの取れた作品だと思う。
初期の4人の頃のシェイカーしか聴いてない人は一度聴いてみてはいかがでしょうか?
以上が僕のアースシェイカーアルバムランキングです。
1位から3位はどう決めていいか、めちゃくちゃ悩みました(笑)
決め手は単純にどのアルバムを1番聴いたか?
これだけです(笑)
1位の『SMASH』は賛否両論あるのは重々承知しています。
でも、高校生の多感な時期に出逢ったこのアルバムに対する思い入れは僕だけの価値観です。
故に【超個人的】というフレーズをタイトルにつけました(笑)
共感して頂けたら嬉しいですし、皆それぞれの違う意見も聞いてみたいです。
これを読んで楽しんで頂けたら幸いです!
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↓やっぱり聴くならBlue-spec。
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