『君だけが憶えている映画』/ 筋肉少女帯

 

 
1.楽しいことしかない
 
2.無意識下で逢いましょう
 
3.坊やの七人
 
4.世界ちゃん
 
5.COVID-19
 
6.大江戸鉄炮100人隊隠密戦記
 
7.そこいじられたら~はぁ!?
 
8.ロシアのサーカス団イカサママジシャン
 
9.ボーダーライン
 
10.OUTSIDERS
 
11.お手柄サンシャイン
 
 

「大好きなバンドだけあって下手なことは書けない。」

 

大前提としてそれがあったので、何度も何度も繰り返し聴きました💦

 

結論を言うと、先行PVの①で膨らんだ期待を下回る出来でした……🤔

 

すみません、正直な感想です😅

 

「楽しいことしかない」は、いい意味でオーケンらしくない、ストレートな言葉を紡いだ歌詞が印象的な超名曲だと思います💯




 

本城さん作の切ない曲調に、“楽しいことしかない”という、自粛に苦しめられたエンタメ業界の人達すべての想いを込めたようなこの言葉が乗ることにより、苦しさ、悔しさ、希望、救い、全ての感情が一気に押し寄せてくる感覚になります。

 

勿論、橘高さんの泣きのギターも感動を増幅させていて、最初に聴いた時は思わず涙したほどです……。

 

個人的にも色々あったという事情も重なり、本当にダイレクトに突き刺さる曲でした。

 

 

だからこそ、本作には相当な期待を抱いていましたが……。

 



まず、全体のバランスは、あまりメリハリの無かった前作と比較すると良くなったと思います。 


世相を反映したような歌詞が多く、曲調もやや暗めのものが多い印象ですが、それはごく自然な成り行きだと思います。



 

ただ、曲名を上げると、「COVID-19」「ボーダーライン」「OUTSIDERS」あたりがかなりインパクトが弱い印象でした。

 

内田さん作の「COVID-19」は、ドキッとするほど直球なタイトルですが、曲自体は少し捉えどころがない……ハッキリ言ってつまらない曲です(言うてもうたw)

 

橘高さん作の「ボーダライン」、元筋肉少女帯の故石塚“BERA”さん作の「OUTSIDERS」はどちらもゆったりとした、浮遊感の漂う曲調です。

 

「ボーダーライン」に関しては、橘高さんの曲なのにギターがかなり大人しめでイマイチ印象に残りません。

 

ラストの本城さん作の「お手柄サンシャイン」は、明るい曲調の中にどこか哀愁が漂い、希望に満ちた気分にさせてくれます。

 

いい曲だと思います。

 

しかし、なにか突き抜けてくるものがない……。

 

とにかくラスト3曲がパンチがない、言ってしまえば、書き流してしまいがちな曲で、個人的にはこれがアルバム全体のイメージを悪くしている印象を受けました。

 


 

【その他の曲】


橘高さん作のメタル曲「無意識下で逢いましょう」「大江戸鉄砲100人隊隠密戦記」は、いつも通りの安心クオリティ👍

 

内田さん作の「坊やの七人」は、怪しげな雰囲気からスカっぽい曲調に転調するのが面白く、こういうのを聴くと、「あぁ、筋少だなぁ」としみじみ(笑)

 

「世界ちゃん」も内田さんらしい曲で、昔のアルバムに入っていてもおかしくないくらい、筋少している。

 

「そこいじられたら〜はぁ?」「ロシアのサーカス団イカサママジシャン」は、最初橘高さん作だと思ってましたが、本城さん作。

 

「そこを〜」は、最初はそんなに印象に残りませんでしたが、何回か聴いているといい曲だなと思うようになりました😁


ただ、もう少し若い頃にこれをやっていたらハマる曲かな?と、個人的には思いましまた🤔

 

「ロシアの〜」は、バックの会話が殆ど聴き取れない、よくわからないアレンジですが(笑)、曲自体は紛れもなく筋少というインスト?という感じで好きです。

 

いいアクセントになっていると思います😄

 


 

全体を通してみると、ハイライトチューンは「楽しいことしかない」のみかな……。

 

筋肉少女帯は、作曲する人によってカラーが全然違い、自分に合わない曲もある訳で、“捨て曲があるのは織り込み済み”で聴いています(笑)

 

それを含めて今回のアルバムを総評すると、全体のバランスはそれほど悪くないけれど、スローな曲を減らしつつ、あと2、3曲キラーチューンが欲しかったというところでしょうか?


あと、僕個人もそうですが、筋肉少女帯のファンは橘高さんのギターを目当てに聴いている人も多いと思います。


が、今回の橘高さんはかなり大人しめ、特に自分の曲以外で派手な泣きのギターソロがあまり聴けなかったのも残念でした。


 

もう一度言いますが、大好きなバンドだから下手な事は書きたくありません。

 

かと言って、忖度して自分に嘘をつくようなレビューはもっと書きたくありません。

 

書かないという選択肢もありましたが、買う前からもうすでに“レビューを書く”と決めていたので(知らんがなw)。

 

現時点での個人的評価は以上のように厳しいものになりましたが、これから何度も聴き直すとまた印象が変わるかもしれません。


飽くまで個人的意見なので、聴く人によっては全然印象が変わるかもしれませんので、興味がございましたら一聴してみてください。