『Mustard』(1975) / Roy Wood

 

 

1. Mustard
2. Any Old Time Will Do
3. The Rain Came Down On Everything
4. You Sure Got It Now
5. Why Does A Pretty Girl Sing Those Sad Songs
6. The Song
7. Look Thru' The Eyes Of A Fool
8. Interlude
9. Get On Down Home

 

 

ロイとの出会いはディスクユニオン。

 

“R”のコーナーには、僕の好きなロリー・ギャラガーや、ロニー・レイン(元Faces)などがあるのでよく目にはしていました。

 

彼の名前を見る度、「ロン・ウッドちゃうんかい!」と心の中で呟いて素通り(笑)

 

しかしある日、彼の『On The Road Again』のジャケが目に止まり、「お、なんか良さげ!」とジャケ買いしたのがきっかけです。

 

『On The Road Again』(1979)
 
久々のジャケ買いは大成功!
 
彼の素晴らしいポップセンスにすっかり魅了されてしまいました😄
 

そして、彼について知りたくなり調査。
 
 
 
1946年生まれで現在74歳。
 
1967年にThe Moveというバンドでデビュー。
 
1972年にバンド解散後はなんと、ジェフ・リンELOを結成しています!
 
ELOが大好きな僕は、ここに最も食いつきました(笑)
 
なるほど、彼の卓越したポップセンスも頷けます。
 
しかし、2枚目のアルバム制作中にロイはELOを脱退してしまいます……。
 
想像するに、突出した才能を持った人間は二人要らなかったということでしょうか?(笑)
 
 
ELO脱退後は、ウィザードというバンドを結成しますが上手くいかず、ソロアーティストに。

 




↓ちなみに、ウィザード時代の彼はこういうスタイルだったみたいです(笑)
 
めちゃ奇抜ですね🤣
 


 
大体のバイオはこれくらいにして、本題の『Mustard』ですが、多くの人が彼の最高傑作に上げています。
 
『On The Road Again』も素晴らしい作品ですが、やはり最高傑作の名に相応しい、文句なしの内容でした!!
 
 
 



1. Mustard
 
冒頭のSE的な曲です。
 
古いラジオから女性ボーカルが歌うジャズ風の曲が流れるアレンジ。
 
最後に入ってくる大きな拍手が、ビートルズ『Sgt. Pepper’s〜』を想起させます😄
 
 
 
2. Any Old Time Will Do
 
前曲と打って変わり、美しいピアノのイントロに導かれ、哀愁漂う歌メロが入って来た瞬間、
 
「なんじゃこりゃ!!」
 
ため息が出る程美しいメロディ………。
 
コーラス部分はELOそのものといった感じで、これまた素晴らしいです!
 
個人的には、いきなり本作のハイライト曲が来たという感じです!!
 

 
 
 

 3. The Rain Came Down On Everything

 

荘厳なコーラスから始まる壮大なバラード。

 

ピアノとホーンをバックにビートルズを彷彿とさせるあまりにも美しいメロディが展開していきます。

 

コーラスワークが本当に素晴らしい!

 

 




↓とてもこの人が書いたとは思えない(笑)、素晴らしい曲です。
 

 






この曲を聴きながら彼の事を調べてたら、「一人多重録音」という言葉目に飛び込んできました。

 

「え!? これ全部一人で演ってんの!!?」

 

あ然とするしかありませんでした……。

 

途轍もない才能です!


 

 

4. You Sure Got It Now

 

冒頭のSEのリプライズっぽい、しかし今度はブルージーな曲がラジオから流れて来ます。

 

が、途中から急に女性シンガーのパワフルな歌唱に展開していきます。

 

何故かわざと音を劣化させたようなアレンジ。

 

ここでこういう曲が入る事によって、先程の奇抜なイメージと音楽性が合致してきます(笑)

 

 

 

5. Why Does A Pretty Girl Sing Those Sad Songs

 

ビートルズビーチボーイズをかけ合わせたようなポップな曲。

 

この楽曲の並びは本当にナゾ(笑)

 

しかし、彼が只者ではないことは十分に伝わってきます。

 

 

 

6. The Song

 

クワイアのようなコーラスがこの上なく美しく印象的なピアノバラード。

 

そして、途中からクラシックの交響曲ように展開していく……。

 

2回目の

 

「なんじゃこりゃ!!」(笑)

 

どこまで音楽性が幅広いんだ、この人は……。

 

凄すぎてため息しか出ない。

 

 

 

 

7. Look Thru' The Eyes Of A Fool

 

これもビートルズを彷彿とさせる、秀逸なポップソング。

 

歌メロの素晴らしさもさることながら、幾重にも重ねられたコーラスがここでも存分に威力を発揮しています。

 

単なる3分ポップソングとは一線を画す極上の楽曲。

 

 
 
 
8.Interlude
 
コーラスで始まり、途中からジャケにも描かれている、バグパイプも入ってくる、1分ちょいの小曲。
 
これも彼が吹いているのだろうか?
 
 
 
9.Get On Down Home
 
前曲が“Interlude”(間奏)なので、似た雰囲気の曲で締めるのかと思っていたら、印象があまりにも違うハードでヘヴィな曲(笑)
 
ディストーションの効いたギターがギャンギャン鳴るヘヴィブルーズといった感じで、途中でドラムソロまで入っくる……。
 

 
彼のあまりの多才ぶりに呆気に取られながら聴き終えました😅
 
 
 
“一人多重録音”、“天才”、“鬼才”と聞けば、BOSTONトム・ショルツトッド・ラングレンなどを思い起こさせるが、ロイ・ウッドもその二人と同等の評価を受けてもおかしくないほど、才能の塊だと思います。
 
しかし残念ながら、これだけの作品を残しているにも関わらず、正当な評価も得られず、80年代以降は表立った活動もあまりしていないようです。
 
 
今からでも再評価されるべきアーティストの一人だと思います!