HEARTLANDの新作、『Into The Future』が14年の時を経て先日発売されましたね!

 

前々作の『Move On 』(2005)は、個人的にバンドの最高傑作と思っています。

 

その2年後に発表された『Mind Your Head』(2007)は、正直なところ、ハートランド史上唯一の駄作と言っていいほど、ほぼ何の印象にも残らない作品でした。

 

次作に期待!!という思いを抱えたまま月日だけが過ぎていく状況に、消化不良感をずっと感じていたので、今回の新作発表はとてつもなく大きいニュースでした!

 

 早速レビューしていこうと思います!

 

『Into The Future』(2021)

 

① A Foreign Land

② Caught up

③ A Living thing

➃ Giving it all away

⑤ A Dangerous Game

⑥ Climbing your wall

⑦ Mouth to mouth

⑧ Not Guilty

⑨ Bolt from the blue

⑩ White Lies

⑪ Working for the man

⑫ When the band plays

⑬ Sleeping with the lights on

 

 

 

※今回のアルバムには、長年制作に携わっていた盟友スティーヴ・モリス(Gt.)は参加しておらず、代わりにマイク・スラマー(Gt.)、元TENのジェド・ライランズ(Key.)が全面参加しています。

 

すみません、お二人ともよく知りません(笑)

 

 


①、②とダークでヘヴィな印象の曲が続いた時は、正直不安ががよぎりましたが、③で初期の頃を思い出させるような美しいバラードが出てきて一安心ε-(´∀`*)ホッ

 

 
 
 
④はイントロのキーボードが印象的な、これぞクリス節!と言いたくなるような気持ちのいいハードポップ。
 
最近のソロ・アルバムに入っていてもおかしくないような秀逸な曲。
 

 
 
 

⑤、⑥、⑦、⑧はヘヴィなイントロで最初は不安がよぎるものの、とてもメロディアスなクリスらしい歌メロで安心して聴いていられます。

 

⑨は一転してスピード感溢れるハードロックで気持ちいい。イントロのギターがとても印象的。

 

 

 

ミッドテンポの⑩は、これまたクリス節全開の、胸のすくようなハードポップ。

 

シンプルにいい曲です。

 

 

 

 

⑪はちょっと地味な印象を受けました。クリスのソウルフルなボーカルは素晴らしいの一言ですが、楽曲、歌メロ共に少し弱いかな?

 

きらびやかなキーボードが印象的な⑫は、ハートランドらしい展開を見せつつ、マイク・スラマーの美しいギター・ソロが素晴らしいハイライトになっています。

 

ラストの⑬もまた、最近のクリスのソロ・アルバムに近い雰囲気を感じる良曲。

 

 

【総評】

 

全体的に前作よりもかなり聴き応えがあり、アルバムとして統一感もあるので、何度も何度も聴き返しても飽きないです。

 

ただ、傑作『Move On』にあったような、各楽曲ごとの明確なカラーみたいなものは感じられず、これ!と言ったキラーチューンも存在しないのも確かです。


やはり所々でハイライトがないと、今回みたいな駆け足レビューになってしまいます(笑)

 

あと、「Getting Ready」「How Was I To Know」「Remember Me」(いずれも『Move On』収録曲)で聴けるような、シンプルだけどツボを抑えたギター・ソロが欲しかったかなぁ?

 

このアルバムを聴いていると、スティーヴ・モリスのあの独特なトーンのギターが恋しく思ってしまいます(笑)

 

ただ、楽曲的にはスティーヴの抜けた影響はさほど感じないくらい充実していると思います。

 

飽くまで比較論で言うと傑作とは呼べないものの、とても聴き応えのある良作だと思いました。

 

『Move On』を“別格の別物”として繰り返し聴くと、違った良さも発見出来るかもしれないですね。