『Running Games』/ Joel Hoeksra’s 13

 

1.FINNISH LINE

2.I’M GONNA LOSE IT

3.HARD TO SAY GOODBYE

4.HOW DO YOU

5.HEART ATTACK

6.FANTASY

7.LONELY DAYS

8.REACH THE SKY

9.CRIED ENOUGH FOR YOU

10.TAKE WHAT’S MINE

11.RUNNING GAMES

12.LAY DOWN YOUR LOVE(BONUS TRACK)

 

 

Joel Hoeksra’s 13 are

 

Joel Hoekstra (Gt. / WHITESNAKE、ex- NIGHT RANGER)

Russell Allen (Vo. / SYMPHONY X)

Jeff Scott Soto (Backing Vo. / ex- Yngwie Malmsteen)

Tony Franklin (Ba. / ex- BLUE MURDER)

Vinny Appice (Dr. / ex- BLACK SABBATH、ex-DIO)

Derek Sherinian (Key. / ex- DREAM THEATER)

 

 




第2位は現ホワイトスネイクのギタリスト、ジョエル・ホークストラのソロ・プロジェクトの2ndです。

 

僕は1stは聴いていないので、まず楽曲云々の前に、いくら現役のホワイトスネイクメンバーとはいえ、よくこれだけのメンバーが集まったなと、そこにまずビックリしました(笑)

 

メンバー的にはゲストを除けば前作と同じみたいてすね。

 

あと、このアルバムをきっかけにジョエルのことについて調べましたが、元ナイト・レンジャーでもあるんですね!

 

僕はナイト・レンジャーは一度もまともに聴いたことがなく(汗)、その事にもビックリしました。

 

本作の大きな特徴の一つとして挙げられるのが、前作ではジェフとラッセルが交互にボーカルを取っていました。


しかし今回はラッセルをメインボーカルに、そしてジェフはバッキングボーカルのみという、何とも贅沢なバンド構成になっているという点です。

 

 


 

 

DIOの「We Rock」やOZZY OSBOURNEの「Bark At The Moon」を彷彿とさせるリフで始まる1.「FINNISH LINE」

 

Burrn!誌で評判が良かったので最初にチェックしたのがこの曲で、これを聴いて一発で購入を決めました。

 

メタルの教科書的なザクザクとしたリフに乗るラッセルのパワフルでソウルフルなボーカル。

 

そしてキャッチーなメロディラインを聴けばすぐに虜になること間違いなしの名曲!

 

所々で出てくるジェフのバッキングボーカルがまたいいんだこれが。

 

 
 

ホワイトスネイクっぽい雰囲気も感じられるブルージーなハードロック 2.「I’M GONNA LOSE ITもまた文句なくカッコいい。

 

ラッセルの歌い方も少しデイヴィッド・カヴァデールを意識したように聴こえるが、ホワイトスネイクとは一味も二味も違う魅力を持っている。

 

 

3.「HARD TO SAY GOODBYE」もまた、DIOを彷彿とさせるリフで始まり、これまたキャッチーなサビが出てくる素晴らしい曲。

 

中盤のハイライトの展開でもジェフのコーラスがニクいくらいに効いている。

 

そこにデレクのキーボード・ソロ、ジョエルのギター・ソロが続き、何とも贅沢な気分になる。

 

やはりメンバーが豪華だけに聴きどころが満載!

 

 

 

続く 4.「HOW DO YOU」はラッセルのエモーショナルなボーカルを存分に堪能出来るパワーバラード。

 

彼のボーカルをあまりマトモに聴いたことがこれまで無かったが、この作品でようやく本当の意味で出会えた気がする。ホントに上手い!

 

所々の節回しがデイヴィッドを彷彿させるので、ジョエルの楽曲との相性もバッチリ。

 

 
 
1から4までの流れは完璧!
 

 

5. 「HEART ATTACK」から 9.「CRIED ENOUGH FOR YOU」までミドルテンポの楽曲が続く。

 

正直な所、最初聴いた時は中だるみ感があったが、聴いていくうちにそれぞれが持つ個性に魅了されて行った。 

 

 

ラッセルの中低音域における一級の歌唱力を聴かせる為に作られたかのような 5. 「HEART ATTACK」6.「FANTASY」

 

 

 ヘヴィに始まりポップに展開していく7. 「LONELY DAYS」

 

 

また似たような曲か?と思わせながら、哀愁を帯びたサビに移行する 8. 「REACH THE SKY」

 

 

ミステリアスに静かに始まり、パワーメタルばりに迫力のある展開に持っていく 9.「CRIED ENOUGH FOR YOU」

 

 

それぞれ違う魅力がある。

 

よくよく考えると、こういったミドルテンポの楽曲こそ、ラッセルのボーカルが良く映えるのではないか?

 

ジョエルのギターにもう少し個性があれば完璧だと思ったが、それは望み過ぎかも(笑)

 

 

ミドルテンポがこれ以上続くと流石にキツイかな?と思った頃に登場する 10.「TAKE WHAT’S MINE」

 

これは間違いなく後半のハイライト。

 

とんでもない隠し玉を持っていやがった(笑)

 

ストレートなメタル曲で、サビでの盛り上がり方がハンパない!

 

やはりここでもジェフの素晴らしいコーラスが大きな役割を担っていて、楽曲のクオリティを一段も二段も上に引き上げている。

 

中盤のギター・ソロとキーボード・ソロの掛け合いも聴きどころで、掛け値なしの名曲に仕上がっている。


 
 
ラストの タイトルトラック 11.「RUNNING GAMES」は一転してラテンの空気も漂うアコースティックバラード。
 
10での興奮を抑えてくれるような、美しく惚れ惚れするバラードで有終の美を飾る。
 
ボーナス・トラックの 12.「LAY DOWN YOUR LOVE」も素晴らしい楽曲で、オマケ感は全くない。
 
 

 
 
最初はジェフのリードボーカル曲はないのか、と落胆したものの、彼をバックボーカルに専念させる事でよりバンド感が増した印象を受けた。
 
単発のプロジェクト感が無く、この采配は正解だったと思う。
 
トニーのベースが若干引っ込み気味だった気がするが、彼とヴィニーのリズム隊も言うまでもなく素晴らしく、聴き応え十分。
 
この作品でジョエルが優れたソングライターであることは確認できた反面、ギタープレイはやや個性に欠ける印象。
 
派手さが無いことでラッセルのボーカルを引き立てる事が出来たと思えばいいか(笑)
 
純然なヘヴィメタルのアルバムとしては久々の快作でした!!