フランスの謎のバンド、LES VARIATIONS。
僕のウォークマンには"レ・ヴァリアション"と表記されているので、多分そう読むのでしょう(笑)。
以前紹介したNO DICEの作品をリリースしているレーベル、Big Pink Musicの音源をYou Tubeで聴き漁っている時にこのバンドに出会いました。
彼らの詳しい情報はあまり分かりませんが、今回紹介するアルバム『CAFE DE PARIS』は、彼らの4作目にしてラスト・アルバムだそうです。
『CAFE DE PARIS』 / LES VARIATIONS (1975)
2. Sit Back Home Again
3. Superman Superman
4. Maybe Forever
5. Come Now
6. Berberian Wood
7. It's All-Right
8. Everybody Got The Blues (Song For A Groupie)
9. Shemoot (The Prayer)
1.「I Don't Know Where She'll Go」
ヨーロッパの民族音楽的なギターのイントロが少しレッド・ツェッペリンを彷彿させる。
ボーカルは甲高い声のハードロック的なアプローチの歌唱で、英語で歌っているのがミソ。
3:10あたりで一旦ブレイクし、全く違う曲調に展開していく。
ここはなぜかフランス語 (多分w) で歌っていて、この流れが非常に面白い。
2.「Sit Back Home Again」
スワンプぽさもほんのり感じられるバラード。
黄昏感漂うメロディで、とても心地よく身を委ねることが出来る良い曲。
3.「Superman Superman」
タイトルトは変だが(笑)、サビに行くまでの目まぐるしく変わる展開が秀逸の曲。
そのサビの“🎵スーパーメン、スーパーメ〜ン” が一度聴いたら忘れることが出来ないほどキャッチーでインパクト大。
僕はこの曲が決め手になって本作を購入したほど。
中盤がギター・ソロではなく、バイオリン・ソロというセンスも好き。
最後のキメもカッコよく、本作必聴の曲!
4.「Maybe Foever」
ここでまたバラード。
乾いた音で紡ぐギターの音色が素晴らしく、湿り気たっぷりの哀愁のメロディも堪らない。
アウトロでフランス語 (これは合ってるはずw) による語りが入るが、これが何とも言えない切なさを演出してくれて良い。
5.「Come Now」
パーカッシブなドラムのプレイも手伝って、若干ラテンぽい雰囲気のサウンドがいい。
スパニッシュっぽいギター・ソロがこの曲の全体的なイメージを物語っているようだ。
6.「Berberian Wood」
ワウの効いたギターで始まる、ファンキーでノリノリのハードロック。
ボーカル、ギター、バイオリン、リズム隊が熱く絡み合ってとてもエキサイティング。
7.「It's All-Right」
中華風のサウンドが特徴的。
女性なのか、女性風に歌っているのか謎なボーカルも面白い(笑)。
この何でもありな感じが好き。
8.「Everybody Got The Blues (Song For A Groupie)」
タイトルは何かすごいが(笑)、楽曲自体は爽やかな曲調で、聴いていてとても気持ちがいい。
クリーントーン主体のリフとバッキングが清涼感を演出していて、それに乗っかるキャッチーな歌メロと良くマッチしている。
本作では最もストレートなロックソングかも?
10.「Shemoot (The Prayer)」
時折掛け声が入るハードなインスト曲。
正直これで締めたのが本作で唯一惜しいところかな?
曲自体は悪くないが、繋ぎの曲みたいな印象で、次にもう一曲欲しくなる終わり方。
ラストにまたバラードが来たら良かったかも。
本作は、とてもバラエティに富んだ楽曲が並んでいて、3 のようなヒットを飛ばしてもおかしくないような楽曲も入っています。
ボーカルもほぼ全編英語で歌っていて、その英語の発音や歌い方にもクセがあまり無く、すんなり入ってくるのが良い。
前半に比べて後半の曲が若干弱いのが玉に瑕だけど、それでも十分聴くに値するクオリティだと思います。
是非聴いてみてください。
