『Score』/ Duncan Mackay (1977)
 
1. Witches 
2. Triptych 
3. Spaghetti Smooch 
4. Time Is No Healer 
5. Fugitive 
6. Score 
7. Pillow Schmillow 
8. Jigaloda 
9. No Return 
 
 

Duncan Mackay – keyboards
John Wetton – vocals (tracks 3, 7, 9)
Steve Harley – vocals (track 4)
Clive Chaman – bass
Andrew McCulloch – drums
London Symphony Orchestra – orchestra

 

 


 

 

キーボードプログレといえばELP。

 

でも僕の入口はこのダンカン・マッケイでした。

 

今回紹介するのは、南アフリカ出身で、10ccやCAMELでもプレイしたことがあるキーボーディストの2ndソロ・アルバムです。

 

本作の大きな目玉はやはり、ジョン・ウェットンによるプロデュースと、彼のリードボーカル曲が入っているということでしょう。

 

 

このアルバムは、プログレファンの間では有名な定番アルバムかも知れませんが、知らない人も多いと思うのでブログを書くことにしました。

 

 


 

 

1.「Witches」

 

流麗なピアノとストリングスのユニゾン、ド派手なホーンセクションと存在感を主張してくるベース。

 

このイントロの数十秒だけで勝負あり。

 

ロンドンシンフォニーと共に本格的なオーケストラに展開していく様は圧巻。

 

それでいてしっかりロックしている所が凄い。

 

とにかく能書きより聴くべし!

 

 

 

2.「Triptych」

 

1から間髪入れずに始まるこの曲は、先程とは打って変わり、キーボード・シンセの優しい音色に包まれる。

 

Clive Chaman の "歌う" ベースプレイの貢献により、ウットリするようなサウンドに仕上がっている。

 

2:05 辺りから始まるピアノソロがこの上なく美しく、そこにアクセントを付けるベースがまたいい。

 

 

 

この頭2曲の為に本作を買っても損無し!と言いたくなるほど素晴らしい。

 

 

3.「Spaghetti Smooch」

 

女性によるフランス語?(言語は分かりませんw)の語りが入る、とてもムードのある小曲。

 

 

4.「Time Is No Healer」

 

ジャジーな空気感が漂うボーカル曲。

 

ここでボーカルを務めている Steve Harley というシンガーは、それほど上手くないが、艶めかしい雰囲気を演出していて良い。

 

 

5.「Fugitive」

 

緊張感のあるピアノのイントロからハモンド、ベース、ドラムのスリリングな演奏へ。

 

2分強と、かなり短めの曲だが、ここまでで最もプログレらしい曲かも。

 

 

6.「Score」

 

悲壮感漂うピアノのイントロでバラード系の曲か?と思わせておいて突如激しいインタープレイに移行する。

 

途中バラード調に一旦戻り、再び激しいパートに。

 

場面展開が多く、プログレファンは必聴かも。

 

 

 

7.「Pillow Schmillow」

 

ジョン・ウェットンがリードボーカルの曲。

 

軽快でコミカルな部分とメロディアスなサビとの対比が面白い。

 

やはりジョン・ウェットンの歌は流石の上手さ。

 

曲調や音作りがサーカス団っぽく聴こえるのは僕だけか?(笑)

 

 

 

8.「Jigaloda」

 

様々な鍵盤の音が折り重なる、妖しくも美しい曲。

 

キーボードやシンセもいいが、とりわけピアノのサウンド、フレーズが琴線に触れてくる。

 

 

9.「No Return」

 

キーボードとベースのユニゾンが壮絶極まりない、本作で最もハードでテクニカルなイントロ。

 

対照的にジョン・ウェットンが歌うボーカルパートは、より歌にフォーカスような、しっとりとした雰囲気。

 

そしてまた、イントロと同じ激しいパターンがリフレインする。

 

ダンカンの鍵盤は勿論のこと、クライヴのベースプレイは本当に上手くて聴き応え抜群。

 

 

 


 

 

本作は、プログレファンでなくとも比較的入りやすい作品だと個人的には思っています。

 

ギターレスの編成でありながらロック色が強く、テクニックバリバリのプログレというより、メロディに重きを置いたような楽曲の数々はとても耳馴染みが良いです。


また、普段あまり耳を傾けないベースを楽しめたのもギターレス編成ならではかも知れません。

 

 

ダンカンはこの作品で様々な鍵盤を使用しています。

 

鍵盤に全く詳しくないので、どこで何を使っているかなどを正確にお伝え出来ないのが悔しいですが、曲の雰囲気が伝わって頂けたら幸いです。