『Tin Man Was A Dreamer』
/ Nicky Hopkins(1973)
1.Sundown In Mexico
2.Waiting For The Band
3.Edward
4.Dolly
5.Speed On
6.Dreamer
7.Banana Anna
8.Lawyer's Lament
9.Shout It Out
10.Pig's Boogie
邦題は『夢見る人』。
ニッキー・ホプキンスは、The Whoの『My Generation』、Jeff Beck Group の『Truth』など、数多くの大物ミュージシャンのレコーディングに参加したことのあるピアニストです。
彼の参加作品を聴いたことがあっても、彼のソロ・アルバムを聴こうとまでは思っていませんでした。
しかし、You Tubeのオススメ動画の功罪か(笑)、彼の楽曲に接し、速攻でノックアウト。
ミック・テイラー、ジョージ・ハリスン、クリス・スペディングなど、豪華なゲスト陣も参加しています。
【オススメ曲】
3.「Edward」
挨拶代わりの冒頭2曲に続くこの曲。
ピアノソロのインストでありながら、激しくロックしまくっている。
ニッキーの狂おしくも流麗なピアノが縦横無尽に駆け巡る。
この曲のインパクトは余りに凄すぎた。
ジョージ・ハリスンがジョージ・オハラという芸名で参加。
4.「Dolly」
浮遊感漂うピアノが印象的な、儚くも美しいバラード。
ノッペリとしていてインパクトが薄いボーカルも、曲のイメージにハマっていてGOOD。
本当に綺麗な曲だ。
6.「The Dreamer」
ストリングスの効果も相まり、とてもスケール感の大きなバラード。
やはりピアノとストリングスの相性はバッチリで、素朴な曲でありながらドラマティックになっている。
7.「Banana Anna」
ピアノブルーズといった趣でノリのいい曲。
若干ヒステリックなボーカルもカッコいいし、サックスがとても効いている。
8.「Lawer’s Lament」
悲哀に満ちたピアノ・ソロとミック・テイラーの泣きのギターの相乗効果が生み出す劇的バラード。
イナタイボーカルが逆に“泣き”を演出しているかのよう。
コード進行が若干奇妙な所があるが、それも含め感動的な曲になっている。
ピアニストのソロ・アルバムなんて、初めて買ったかも知れない。
ジャケットを見て、てっきりゴリゴリのジャズピアノだと思ったが、いい意味で裏切られた。
ピアノインストが意外にも少なく、決して上手いとは言えない(笑)ボーカル入りの曲が多いにも関わらず、“ピアニストのロックアルバム”としてちゃんと成立している所が凄い。
現状として本作は中古でしか手に入らないと思いますが、興味を持たれた方は是非買って聴いてください。
