韓国ではかつて絶大な人気を誇ったHRシンガー、キム・ギョンホ

 

僕が彼のシンガーとしての凄さを目の当たりにしたのは、イングヴェイ・マルムスティーンのこの曲をカバーしている映像を目にした時………。

 

 
映像も音もかなり悪いですが、これを観た時はかなりビビりました(汗)
 
韓国人故、英詞の発音のクセが強かったり、歌詞を所々間違えたりしていますが、アジア人のシンガーでこの曲をここまで歌いこなせる人は見たことがありません。
 
 

 

 

この映像をきっかけに、彼の作品は苦労しつつも2ndから5thまで買いました。

 

Burrn!誌でも評価の高かった3rdは中々入手するのが難しかったです(笑)。

 

 

日本のメタルファンの間では、SABER TIGERの木下さんプロデュースの『Chapter Zero』で馴染み深いかもしれませんね。

 

僕は買い逃しましたが(笑)。

 

 

今回は、僕が特に好きな3rdと4thアルバムから少しずつだけですが紹介しようと思います。

 

ちなみに、あちらの言い方では3集4集と言うらしいです。

 


 
 

『3集 00:00:1998』

 

 

「Shout」

 

3集からまずはこれ。

 

もはや彼の代名詞となったと言っても過言ではない、アルバムの冒頭を飾るハードロックチューン。

 

イントロが流れた瞬間にヘドバン必死の疾走系メタル。

 

ド頭のキム・ギョンホのスクリームは強力無比!

 

 

 

「Exodus」

 

LAメタルを彷彿とさせ、コーラスパート等はライブとかで大合唱になりそうな、スケール感の大きいハードロック。

 

何となく彼のルーツが伺える…。

 

 

 

「???」

※タイトルはハングルなので不明です。

 

本作には数々のバラードが収録されていますが、僕が特に好きなのはこの曲。

 

上の2曲は洋ハードロックからの影響が色濃く出ていましたが、この曲は韓国人ならではの音階が哀愁を漂わせ、グッと来るものがあります。

 

 
 

 
 

『4集』

 

 

「Rock n’ Roll」

 

4集からまずはこの曲。

 

ポップスやAORなど、かなり音楽性の幅を広げた( 人によっては散漫と言うであろう )本作の中で最もド直球なメタル。

 

キム・ギョンホというシンガーが本来はどうあるべきかを示すような、文句のつけようのないハードロック唱法が脳天に突き刺さる。

 

 
 
「???非情」
※これもハングルなのでわからないが、僕のウォークマンには非情と出ている(笑)
 
 
3rdにも素晴らしいバラードはいくつもあったが、ここまで韓国人らしさを全面に押し出した曲は無かった。
 
こんな独特の旋律はそれまで聴いたことがなく、あまりの泣きの凄さに言葉を失った……。
 

 
僕は別に韓国が好きと言う人間ではないし、彼らの人間性も好きではない(笑)
 
しかし、音楽は別物。
 
この曲の雰囲気は、韓国人にしか持ち得ない唯一無二の感性が無ければ作り得なかっただろう。
 
恐らく欧米では受けないだろうが、日本人の僕にはかなり響いた。
 

 

「???」

※ハイ、またハングルです(笑)

 

 

これもまた絶品のバラード。

 

「非情」に似た雰囲気を持っているが、悲哀から希望へと変わって行くような曲展開が秀逸。

 

歌詞が分からないので間違った解釈なのかも知れないが、音楽は感じるものなのでOKなのだ(笑)

 

 

 

 

キム・ギョンホは、この4集くらいからハードロックから徐々に遠ざかっていったイメージです。

 

恐らく国民的シンガーになったが故に周囲に良いように利用され、自分のやりたい音楽がやれない状況になったのではないかと推測します……。

 

 

カタログではミニ・アルバムの9.5集まであり、僕も作品が出るたびに試聴したりしていましたが、何ともやり切れない音楽性ですっかり興味を失ってしまいました。

 

 

それにしても、その9.5集が発売されたのが2009年……。

 

もうアルバムが出ることは無いのだろうか?

 

彼ももう50歳になる。

 

隠居するのはまだ早すぎるのでもう一度花を咲かせてほしいものです。