得体の知れない横文字がまたはびこりそうだ。
「リスキリング」
リス?
キリング?
あの可愛い小動物、リスを殺してどないすんねん!!
と、カリカリしながらよっく聞いてみると・・・
「技術革新やビジネスモデルの変化に対応するために、新しい知識やスキルを学ぶ事」であるらしい。
社会人になるという事はそれぞれの業種でその道のプロになるという事。
そしてこれまでのアナログ時代はその道での技術、つまりスキルを極めていけばよかったのだが、それはもう昔の話しらしい。
光速より速いスピードで技術革新が進む時代に生きるものはその進歩に合わせ同じ技術だけではなく、全く違う技術も会得する必要があるということらしい。
つまり、「再び」技術を修得する。
ご存じかどうか、英語で「再び」何かをするを表すのは Re を頭につければよい。
例えば Re (再び) + View (見る)で、Review (復習)となる。
例えば Re (再び) + Mind (心に) で、Remind (思い出させる)となる。
例えば Re (再び) + Bound(跳ねる)で、Rebound (跳ね返る)となる。
つまり、リスキリングはリスを殺すのではなく、リ・スキリングと一度「リ」で切るか、もしくはアクセントを「リ」に置いて発音して初めて英語として通じる「言葉」になる。
NHKはいつも絶対的に正しい日本語アクセントで言葉を伝えてくれるが、この言葉に関しては「平板」で発音しそれが滑稽でならない。
少なくとも「平板読み」ではなく「リ」にアクセントを置いて発音してもらいたいものだと声を上げさせてもらった次第。
ただ、残念なのはこの小さな声がNHKに届く事は金輪際無さそうだという事。
ま、少なくともあなたは滑稽な平板読みの「リスキリング」ではなく「リ・スキリング」でお願いしたく。