昨夜はフェスティバルホールであったダイアナ・クラールのライブに出かけた。
彼女のライブは初体験だったが静かに「えげつなかった」。
彼女のボーカル・ピアノにドラムとベースという最小ユニット。
歌唱力、表現力、そして3人の演奏力の高さに加えてアレンジの妙。
円熟の職人技があのデカいフェスティバルホール全体を感動の渦に巻き込んだ。
おまけの話。
彼女のMCの声はくぐもり気味に小さい。
それを理解し一言一句楽しむ満場のジャズファンの本物度合いにも小生大感動。
先週木曜日はラリーカールトンのライブでビルボードライブ大阪へ。
今回が最後の来日になると聞き30年来の友人の音をしっかりと「記憶」に刻んだ。
最初の番組登場は多分1992年頃。
当時彼が44歳、僕が41歳と我々ほんま若かった。
それ以来、大阪に来るたびに必ず僕の番組にゲストで来てくれた仲。
年輪を重ね音符と音符の間にスコアには無い絶妙の「間」を感じさせてくれたライブ。
こちらも円熟の職人技を目一杯楽しませてもらった。
その感動を伝えようと終演後の楽屋を訪ねたがいわゆる「マネージャーの壁」に阻まれ最後の言葉を交わせなかったのだけが残念でならない。
が、生の音楽に触れる時間は間違いなく細胞に「潤い」を与えてくれる。