Catamaran Dinghy
ヨットにもいろいろある。
加山雄三的ヨットはクルーザー。
僕が楽しんでいるのはすぐひっくり返る超小型ヨット、ディンギー。
この2つ、似て非なるもの。
優雅さ・豪華さ・居住性を考えなければ操船がオモロいのは圧倒的にディンギー。
何度も言うがパトンビーチは全長3km以上で端から端まで見通すことは出来ない。
肋骨がおかしくなったロングボードレッスン。
でも「コップンカップ」とその場を離れ、ふと見ると・・
ビーチのはるか遠くにカラフルなディンギーの帆が風に揺れていた。
「ウソやろ?」
と、半信半疑で近づきお店のお父さんに聞いた。
「これ、貸してくれるん?」
「うん、貸すよ、貸す、すぐ貸す。今、貸す。」
「いくら?」
「1時間4000円」
高いと思うかも知れないが、観光地値段としてはこんなものだろう。
ディンギーはカタマラン、つまり双胴船で安定感は抜群。
「1人で操船していいの?」
「もちろん、1人でしていいよ、すぐいいよ!」(お父さんやる気満々)
沖縄で珊瑚リーフを傷つけないために岸から50mぐらいしか出ることは出来ず、ビーチに沿って右往左往という全く面白くないディンギー体験をした事があるので念のために聞いてみた。
「どこまで出ていいの?」
「パトン湾から出なければ見えてるとこなら、どこ行ってもいいよ、すぐいいよ!」
って、これはほんまに凄い事!
1kmぐらいは沖合いに出られて間違いなくめちゃくちゃ楽しいであろう。
が、時刻はもう夕刻だし、さっきのロングボードレッスンでヘトヘト。
次の日はダイビングも控えているので、帰国前日の土曜日に乗る事にした。
「土曜日来るよ。土曜日。」
「え? 明日すればよろし、明日来なさい!」と、お父さんは粘る。
「あかんねん、明日はダイビングやから土曜に来るって!約束するって!」
「ほんまやで!約束やで!!!」
と、なんか付き合い出したばかりの恋人同士のようにおっちゃん2人で固い約束を交わして別れた。
が、しかし・・・・・
と、この続きはまたにする。
で、次回は高級リゾートホテルとは言え実は・・・なハナシなどを。
ー続くー