ちょっとした情報にすこぶる影響を受けやすい。

例えば今朝の新聞にあった「歳月は流れ、この国も年老いた」の一文に惹かれ、その比喩に使われていた映画を観に行った。

 

「男はつらいよ 50  お帰り 寅さん」

 

昭和を代表する国民的映画「男はつらいよ」。

僕も1−2本は観た記憶はあるが、たかがその程度で特にの思い入れは薄い。

 

そんな僕でも動いたのは少なからず朝刊コラムの影響。

 

今は亡き渥美清さんを違和感なく蘇らせ、その後の寅次郎ファミリーを描き切った手法は見事。

 

数多のマドンナ総出演。

その美しさに改めて息を呑むと同時に既に鬼籍に上られたマドンナを見て歳月の無情も感じた。

 

今回の手法を使った事により続編の製作は多分不可能。

つまり、シリーズ大団円を飾るであろうこの映画は必見!

 

日本とはとにかく「もどかしく、じれったい」が国柄。

その美しさが消えて行きかねない現在と対比し、昭和が遠くなった事を実感、また同時に年老いつつある国を感じた。

 

#ヒロ寺平

#ヒロT