元中学校英語教師で、
鬱になって休職した経験を持つhirokoです。
ただいま妊娠22週^ ^
映画の『海街diary』を観て、
今漫画を読んでます。
なんというか、
映画はあまり多く、深くを語らず、
淡々と進んで抑揚もあまりなく、
観てる人に考えさせられるような映画で、
でも人が関わって家族になったり、
離れ離れになったり、
みんないろんなものを抱えている
ということが伝わってくる映画でした。
漫画はキャラが少し違ってたりするけど、
映画にはないエピソードもあって、
どちらも考えさせられる。
1番印象的なのは、
すずが
「奥さんいる人好きになるなんて
お母さんよくないよね…」
「自分がいることで傷つく人がいる…」
と言うところで。
自分の親が不倫で一緒になって、
元の家族から父親を奪ってしまった、
そんな思いを抱えながら、
自分の存在自体に罪悪感を持ちながら
生きるってどんな気持ちだろう…
でも、すずは悪くないし、
きっとそれぞれに事情があって、
不倫する方もされる方も原因があったり、
どちらが悪いということではなくて、
そうせざるを得ない状況だったり、
止められない気持ちがあったり、
そういうことなんじゃないかなと思う。
人の気持ちってそんな単純じゃないし、
移り変わることもある。
筋を通すとか、けじめとか、
人としての道理とか、
色々言う人はいるけど、
人の事情に他人が口を挟むことではない。
その人の立場、気持ちには
どうしたってなることはできないのだから。
私も以前は、
不倫とか浮気とか、良いイメージは
なかったけど、
矛盾したり悩んだり、追い込まれて
自分勝手になってしまうこともあるよね、
人間だもの…
と思うようになった。
一方的に批判する前に、
相手にどんな思いや事情があったのか
確認しても良いかなと思う。
何か人に言えない事情があったり、
抱えてるものがあったりするかもしれない。
罪悪感から、謝りたくても
合わせる顔がない、と謝ることもできず、
1人悩み苦しんでるかもしれない。
それを知らずに、誤解して
ずっと憎み続けているとしたら、
ものすごいすれ違いで、お互いかわいそう。
そういうことを知れたら、
無責任に一方的に正論やべき論を
振りかざして説教なんて
出来なくなるかもしれない。
「知る」って大切だなぁと思う。
でも、きちんと自分のことを
伝えるのも意外と難しくて、
だから誤解してしまったり、
すれ違ってしまう…
映画でも漫画でも、すずのことを
「宝物」と表現してるシーンがある。
すずは自分で自分のことをそんな風に
思えていないから、
そう言われてビックリするんだけど。
本来、子供はみんなかけがえのない
神様から授かった宝物
のはずなんだよね。
子供が自分のことをそんな風に
思えたら良いなぁと思った。
親も、子育て大変だったり、
憎たらしいときがあっても、
根底には「宝物」と思いながら
子供と接することができたらいいな。
恋愛漫画も良いけど、
こんな風に家族や生きることについて
描かれてる漫画を読むのも面白いなぁ
と思いました^ ^
他にも病気で足を切断して義足に
なってしまうサッカーチームメイトの
様子、葛藤もあったり、
考えさせられる漫画でオススメです^ ^
