BLOG DE ふくしょうじ

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岐阜県笠松町にある福證寺というお寺の日常を掲載します

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あいにくの雨となりましたが、コロナ対策のため日程と準備を軽くして秋の永代経法要をお勤めしました。
来年はこの時期に御遠忌法要の予定のため、垂井町寶光寺の林憲淳先生の法話はうちでは最後になるかもしれません。コロナ禍で気持ちがざわつく私たちに、観無量寿経から教えられる家族、そして今は亡き家族とのつながりについて教えて頂きました。

「福證寺お花の稽古」からは、恒例の展示を今年も行って頂きました。生花2杯、自由花2杯に加え、立花も2杯あると流石に映えますね。

 

お盆の13日は毎年、本堂の須弥壇収骨者のご家族の方にご案内しての追弔会。

6・7月と工事中だった本堂内装のお披露目を兼ねており、コロナ禍でも安全に何としてもやりたいということで

 ①.額に当てるタイプの体温計による体調チェックと、マスク忘れの方へのマスクお渡し

 ②.熱中症対策も兼ね、クーラーが効いてテレビ参拝もできる、体調の心配な方のための会館開放

 ③.5/29以来のYOUTUBEリモート配信

という対策のもと、法要を行いました。

前回の配信は、簡単にノートパソコンのwebカメラ内蔵マイクで行いましたが、画質も音声も悪く、今回はビデオキャプチャーとweb用ピンマイクの追加投資を行い、家庭用ビデオカメラとパワーポイントのプレゼン画像を織り交ぜて行いました。

 

結果は…。

昨日時点のリハの結果に安心して早朝時点での音出しチェックを怠ったことが全てでした。

直前になって音が入らなかったため、時間ちょうどに始めることができず、今度は音が入ったのに安心して、法要中、静止画で映像を流し続けてしまうという失態につながりました。

法話からの時間は、休憩中に修正ができたので、良い画質の映像に音もきちんと拾えて、まあまあの出来です。法話の部分でまとめて編集してアーカイブに載せたので、よければご視聴ください。

 

今回良かったのは、

①.コロナ禍を理由に、失敗も挑戦もできる環境の中、新しいことにチャレンジできた

②.病気の関係でお寺参りができないと長く嘆いていた方が、ご自宅でご視聴してもらえた(感想も頂いています)

③.配信作業の細かい部分を大学3年生の長男が手伝ってくれた

ことでしょうか?

私にとっては、「1回くらい休んでおけばいんじゃない」じゃなく、「住職として預かった1回の法要に全力投球できた」という若干自己満足な、有難みを感じられたお盆のお参りになりました。

いずれにしても、綺麗になった本堂で長男と二人、お勤めができたことが嬉しかったです。

お寺の活動といえるのかは現段階では微妙なところですが、『国登録文化財「和田家の今後と、わたしたちの街笠松を考える会』の活動を、手探りながら行っています。

昨年9月に初めて行った「考える会」、12月の「和田家見学会」、2月と4月に「お掃除の会」を行って、5月は一回コロナで休止。7月1日、久しぶりの「お掃除の会」を現地和田邸にて行いました。

参加者は一般の方が私含めて9名、笠松中央公民館から1名、処分のためのトラックを頼んだ大工さんから3名。

今回は土間から蔵の1階の掃除に取り組みました。

雨を心配して、道路の使用許可を警察と役場から取ったのが正解でした。安全、そして楽に広々と作業を進めることができました。夕方にはおよそトラック3台分の廃材の運び出しを終えることができて、次回は蔵の2階の廃材運び出し、そして蔵内部の清掃と古い物品の展示に取り掛かれそうです。

9月22日、23日を予定する「一般見学会」に向けて、先が見通せるところまで来たように思います。

作業中の写真はほとんど撮っていませんが、トラック待ちの時間に集合写真が撮れました。途中で帰られたOさん、N女史さんとO女史さんは写ってなくて申し訳ありません!