前日に引き続き、お休みをいただき、TOHOシネマズ梅田へ!
さてさて。ウィル・スミス騒動も相まって、アカデミー賞の余韻冷めやらぬ中ですが、今回は、
今年のアカデミー賞 脚本賞を受賞した、「ベルファスト」だ---!
筆者はこの日も、前日に引き続きお休みをいただき、梅田にて「ベルファスト」、その後心斎橋に移動して「ロスバンド」と観てきましたー。
今回の「ベルファスト」、監督は俳優としてもキャリア十分なケネス・ブラナーです。そして、脚本も彼のものなので、改めまして、ケネス・ブラナー、オスカー受賞おめでとう!ってことで、鑑賞後から大分と時間が経ちましたが笑、当ブログにて祝辞の代わりとさせていただきますー。
アカデミー作品賞獲って欲しかった!
鑑賞後、筆者は涙×2だった本作、個人的には作品賞獲って欲しかったですね!そこは残念。。(当ブログでも紹介した、「コーダ あいのうた」も素晴らしい映画でしたが・・・)
でも、1つ声を大にして言いたいのは、このブログを書いている段階で、筆者の中では今年NO1映画ですね!とても瑞々しく力強い、それでいて今(ウクライナ侵攻)の時代にも問いかける、見事な作品かと思います!
脚本賞も納得のストーリーテリングとセリフ回し!
監督の半自伝的作品である本作は・・・
ケネスブラナー自身、ベルファスト出身。そして1969年当時、9歳。ということで、主人公・バディが監督自身の投影であることは間違いないんですが、今回、ペドロ・アルモドヴァル監督が「オートフィクション(自伝的フィクション)」と呼ぶスタイルを意識して、ケネスブラナーは「ベルファスト」を作り上げたそうです。
ちなみに、アルモドヴァル監督がこのスタイルを実践して撮った作品が「ペイン・アンド・グローリー」(2019)だそうです。
母親との関係を見つめ続ける、アルモドヴァル監督の力作です。ラストの捻りも、よかったですよね◎
てことで、彼の体験が元になっていることは間違いんないんだが、そこには創作も多分に含まれていて・・・という本作。まぁ、お父ちゃんとお母さんが恰好良すぎでしょ、というのはある笑。
ただ、面白いのはモノクロとカラーの使い方でして。
モノクロの世界にあるカラー描写とは
(この辺りからネタバレ)ヴァン・モリソンの唄と「エバー・ラスティングラブ」!
で、当時のベルファストの息遣いを伝えてくれるもう一つの要素が、ヴァン・モリソンの唄ですよねー♪ マジで全編、彼の唄でご機嫌、と言ってよいです◎ 子供たちがストリートで遊び、大人たちは唄と踊りとお酒が好きで・・・といったベルファストのBGMとしてこれ以上のものはないでしょう!
で、もう1つ、筆者が「反則!」と思ったのが、お祖父ちゃんが亡くなった後、「湿っぽく送るのはよそう」と言って、お父さんが唄って・お母さんと踊る、「エバー・ラスティングラブ!」(こちらはラブ・アフェアの曲)
はい、これで筆者はやられました笑。素晴らしい!
お祖父ちゃんへの永遠の愛、辛い中でも家族への愛を捧げるお父さんの気持ちが見事に表現されてて、思わず、「反則やん!」と筆者は心の中で叫びました笑
ラストのテロップに涙×2・・・