昨日の続きです。今日はちょっと難しい話になります。

 パソコンの無音化、高速化のためにまずSSDを導入しました。SSD(Solid State Drive)とはHDD(Hard Disk Deive)と同じ使い方をしますが、HDDはレコードみたいな構造、円盤が回っていてヘッダーで読み取る仕組みです。長所は容量が非常に大きいことですが、短所は内部でディスクが毎分7000回転以上の速度で回っているので、ウーーンと音がします。一方SSDは、内部に大量の半導体メモリーが詰まっていて、高速で読み書き出来る上、物理的に動くものが入っていないため無音で動作します。短所は容量が少ないことです。
 ここからは近い将来の話です。まずCPUクーラー(CPUはパソコンの心臓部にあたる部品でかなりの熱が出る)をファンレスにします。通常は放熱板にファン(扇風機みたいなもの)が付いているのが一般的ですが、放熱板を大きなものにして、冷却効果を高め、ファンをなくします。これでかなり音は小さくなりますが、もう一つ、電源もファンレスにしてしまいます。ケースのファンも取ってしまえば、冷却効率は落ちますが、完全無音のパソコンが出来上がります。
 しかし、SSDだけでは大量のデータを保存できないので、外付けのHDDが必要になります。これでは無音パソコンが台無しです。そこで、このHDDを部屋の外に追い出してしまって、Wi-Fiで通信しようと考えました。もちろん外付けHDDにWi-Fi機能が搭載されている訳ではありませんので、環境を作らなければなりません。NASストレージと言って、有線LANにつないで目的を達成できるものもありますが、ここはコストを抑えたいところ。それに、無音パソコンを新たに作るということは、今使っているパソコンを別の用途に使える!今使っているパソコンはレンダリング(3Dアニメーションを書き出す作業)用に使う(パーツを一つ新調するだけで大幅に速くなる)、そしてWi-Fiでデータ送受信をするファイルサーバーを構築することにした。これで無音環境が整う!

 

・・・次回へつづく