新訳百人一首 第13首 つくばねの | 真実の探求

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つくばねの
筑波嶺の
みねよりおつる
峰より落つる
みなのがわ
男女川
こいぞつもりて
恋ぞつもりて
ふちとなりぬる
淵となりぬる




丸ブルー陽成院 ようぜいいん

第57代天皇。




丸ブルー所載歌集「後撰集」恋

陽成院が釣殿の皇女 つりどののみこ に送った歌。

釣殿の皇女とは光孝天皇の皇女、綏子内親王 すいしないしんのう ことで、後に陽成院の后となった人。

丸ブルー歌の背景

・光孝天皇の釣殿は京都の東六条にあったが、光孝天皇がかつて常陸の太守であったため、陽成院は歌に筑波山を詠み込んだ。


・筑波嶺の つくばねの

茨城県・筑波山の峰。
筑波山は山頂が男体山と女体山の二つに分かれています。
若干高い方が女体山で、低い方が男体山。




・男女川 みなのがわ

男体山と女体山の二つの峰から流れ出るのでこう呼んだ。



丸ブルー一般的な解釈

筑波山の峰から

激しく流れ落ちてくる男女川が

だいに水量を増やして

深い淵となるように

私の恋心も

積もり積もって

淵のように深くなってしまった。


丸ブルー百人一首講座13




丸ブルー山口志道の解釈

女男の山が並びくっついている筑波山

その峰より流れる水のように

初めは細い流れだったのが

終いには淵のように深くなってしまった。


丸ブルーそれぞれの解釈の違い

ほぼ同じですねニコニコ


丸ブルーmimicumaさんのブログ

ぬいぐるみ4コマ百人一首13



丸ブルー光孝天皇の釣殿は京都六条の東洞院にありました。

詳細な場所は不明ですがだいたいこの辺りでしょうウインク


丸ブルー縁結びのお酒ですラブ




丸ブルーこの百人一首シリーズでは江戸時代の国学者、山口志道著「百首正解」を現代人にもわかるようまとめています。

山口志道は言霊や神代学に精通しており、ひふみ神示の岡本天明や合気道開祖の植芝盛平、大本の出口王仁三郎らに多大な影響を与えています。



鷹屋敷洋史



参考図書

・「百首正解」山口志道  


・「原色小倉百人一首」  文英堂





丸ブルーちょっと難しい志道の言霊講座

ツクバの元の語はツクハなり。

・ツクは付く。

ツには二つのものを繋げるという意味があります。

続く、繋がる、筒、付く、つて、伝わるなど。
植物の蔦(ツタ)などもそうですね。



◎バはハ

「ハ」には2つでひとつという意味があります。

・歯  は上の歯とと下の歯で一対ですよね。

・箸 ハシ は二本で一対。

・橋 ハシ は二つの端(ハシ)によって成っています。

アニメの一休さんで
「この橋渡るべからず」という立て札を
見た一休さんは橋の端を通らず、真ん中を通って渡ったとい話もありますね。

・葉 ハ は最初に芽が出て付ける葉は双葉。
つまり二枚で一対。

・羽 ハネ も左右で一対。
ハチ、ハエ、ハトなどの羽を持つ生き物の名前の語源はここに繋がります。

・そして最後に筑波山も女体山と男体山の2つで「ハ」の字を形成してます。

うまく納まりました。
ありがとうございます照れ