●言葉アレルギー。
これは、霊能者の宜保愛子さんが講演会でのお話です。
講演会では、言葉の暴力という意見があり、
その時に、宜保さんが思い出したように、
そう言えばこんな出来事がありました。と話し始めたのでした。
ある時、お母さんと娘さんが宜保さんの家を訪ねて来たと言います。
一見、二人とも元気で、特に霊障に悩んでいる様には見えませんでした。
家にあげて話を聞くと、
相談は、一緒に連れてきた高校2年生の娘さんについてでした。
髪を後ろに束ねたポニーテールで可愛らしい娘さんです。
そんな娘さんが、高校2年生になってから、どうも様子がおかしくなると言います。
それは、ある2つの言葉を聞くと、急に具合が悪くなるというのです。
その言葉とは、「京都」と「修学旅行」という言葉だと言います。
学校の授業や友人との話の中でも、「京都」という言葉が出ると急に眩暈(めまい)がして、その場に倒れてしまう時もあるそうです。
娘は今までも旅行は大好きで、家族で温泉旅行に行ったり、
友達と軽井沢に行ったりしても何にも起きませんが、
修学旅行という言葉を聞くと急に具合が悪くなってしまうのです。
いくら考えても、まったく原因が分かりません。
どこか痛いなら病院に行くのですが、医者にどう説明していいかも分かりません。
もうすぐ学校の修学旅行で京都に行く予定があるのですが、
娘は一生の思い出だから行きたいのはやまやまですが、
少しでも考えると具合が悪くなるので、困っているのです。
さっそく宜保さんの霊視が始まるのですが、
この時点で、この娘さんの
2つの言葉「京都」と「修学旅行」という言葉が出ると
急に眩暈(めまい)がして、その場に倒れてしまう。
原因が予想出来るという人は、天才です。
分かりますか?
少し考えてから、先をお読みください。
さっそく宜保さんの霊視が始ました。
じっと娘さんを見つめる宜保さん。
やがて、宜保さんは母娘に怖い事を言います。
「あなたを見ているとね。
あなたと同じ年くらいの娘さんの自殺霊が見えるのよ。
ピタッと娘さんについているの。
高校生くらいの子だけど、誰か思い当たる人いない?」
それを聞いたお母さんが、
「私は全然無いけど、あなた誰か自殺した人知っている?」
しかし、娘さんも首を振るだけで、思い当たるふしが無いといいます。
宜保さんいわく、そこいらで拾ってきた霊では無いという。
縁があって、娘さんにとりついている感じだと言うのだ。
でも、二人はよく考えてみても、まったく心当たりが無いという。
周りで自殺したという話も聞いた事が無いと二人は言う。
仕方なく、その日は二人は家に帰られました。
お母さんは、近所親戚に聞いてみると言い、
娘さんは、学校と友人で誰か自殺していないか聞いてみると言いました。
さて、ここまでヒントが出てきました。
この時点で真相が予想出来ますか?
少し考えてから、先をお読みください。
奥さんと娘さんは、家に帰ってから方々に聞いてまわったのですが、
学校で自殺した子は無いと分り、彼女の友人の中にも自殺した子はいませんでした。
また、近所や親戚にも自殺した人はいなかったのです。
夫に聞いても、知らないし、俺の親戚にも自殺した人はいないと言います。
しかし、二人が途方に暮れていると、
お母さんがある事に気が付いたのです。
それは、
夫が京都の大学を卒業していたのを思い出したのでした。
その時、奥さんは偶然では無いと思ったそうです。
そこで、今まで「自殺した人は知らない」と否定していた夫に、
昔の事は、とやかく言わないので、娘の為だけに、
正直な事を教えてください。と迫ったそうです。
すると夫は、ようやく観念したように重い口を開いたのでした。
「実は、忘れらない思い出があるんだ。
大学時代、京都で下宿をしていた頃、
たまたま京都に修学旅行に来ていた3人組のグループに会ったんだ。
その一人の子に、「何、見てるの?」と声をかけた事がきっかけで、
その後も交際するようになり、2年交際した後、結婚の約束までしたんだ。
ところが、大学を卒業して就職すると、職場にもっと好きな子が出来て、
前に彼女が邪魔になったんだ。
普通に新しい彼女が出来たから別れると言えば良かったんだが、
それを隠して、つい彼女が一番気にしていた事を言ってしまったんだよ。
彼女は足が少し悪かったんだが、そんな足とは関わりなく愛してくれていたと信じていた彼女に、俺は、「足の悪いお前とは結婚出来ない。」と言ってしまったんだ。
その事をつかれて耐えきれないショックだったのだろう。
彼女は一言もなく俺の元を去り、自殺したんだ。」
夫は、これまで私にも誰にも、その事実を口外せず過ごしてきたのです。
でも、いつも心の底で彼女に申し訳ない事をしたという気持ちがうずいていたそうです。
宜保さんいわく、
自殺した子と自分の娘が同じ年齢になった時、
娘さんに自殺した子の霊がとりついて出て来たのです。
聞くと、ご主人は、自殺した子の葬儀にも言っていないし、墓参りのしていないし、
お線香の1本もあげていないと言います。
現在、「京都」と「修学旅行」という言葉に対するアレルギーだけですから、
これは軽い霊障です。
これ以上、悪くならない様に、
出来れば、お墓参り、
少なくとも家の中に、一か所決めてお水とお線香をあげて
自殺した子を、家族全員で供養してあげるように言ったそうです。
END