●人間の念や霊ではないものが入っています。

 



人間の念や霊ではないもの。とは、何でしょうか?


これは霊能者の宜保愛子さんが神奈川県の講演会で出たお話です。

神奈川県相模原市緑区に「橋本」という地域があります。

実はこの橋本にある一軒家に、鑑定に出向いた事があります。

本来、私、とても出不精で、

特に冬の時期だったので、家から一歩も出たくなかったのですが、

兵藤さんという夫妻が、

とても困っているので、相談に乗って欲しい。と頼まれました。

ご主人は、まだ働き盛りの52歳だというのに、たびたび病気になり、

会社を休職している状態だと言います。

そして、奥さんもまだ48歳なのに、足を悪くしてからは

パートも思うように働くことが出来ず、体の調子も悪いと言います。

お世話になった人で、是非助けて欲しいと言われたのですが、

特に今日は寒くて、私は気が乗らなかったのですが、

半ば強引に家に車で乗り付け、

 

私を車に乗せその兵藤さんの家に連れていかれました。

着いた兵藤さんのご自宅は2階建ての立派な家だったのですが、

玄関から庭にかけてやや雑草が目立ち、隣の空き地とは竹の柵だけで区切られ、

 

外装の壁は汚れが目立つ感じでした。

なによりも驚いたのは、玄関を開けた時でした。

 

 

 

 



普通の家なら、温かい空気が家の中から外出者をほっとさせるのですが、

この兵藤さんの家は、外よりも家の中の方が寒いのです。

まるで冷蔵庫の様な家です。

靴を脱ぐと、冷たい板張りの床が足を冷たくします。

 

どこからか、外からの隙間風が入っている様でした。

すぐに通された居間には、ストーブは無く、エアコンの暖房も点けておらず、

とにかく寒い部屋でした。

私たちは部屋の真ん中にあったコタツに潜り込むと、身を縮めたました。

そんな家の雰囲気が、兵藤さん一家の現在の困窮状況を表していました。

私たちがコタツで暖をとっている居間の隣の部屋とは、

襖(ふすま)で仕切られていて、こちらからは見えないのですが、

この時、私は既に霊視を始めていました。






襖(ふすま)で仕切られている隣の部屋から、異様な感じが感じられます。

やがて、私の目に「人形」がぱっと大きく浮かんできたのです。

そこで、兵藤さんに聞きました。

「お宅の家に、行灯(あんどん)を手にしたお人形がありますね。」

すると、兵藤さんが、

「うちは人形が嫌いですので、ありませせん。」と言う。

「いいえ、貴方の家には、人形があると思います。


 隣の部屋の床の間にあると思いますよ。」

そして、その人形こそが、この兵藤さん一家の不運の元凶なのだ。




さっそく皆で、人形探しが始まりました。

始めは人形など、この家に無いと言っていた兵藤さんですが、

私が一度も見たことが無い隣の部屋に床の間がある事を指摘したので、

その床の間を探す事になったのです。

問題の床の間は、床の間とは名ばかりでほぼ荷物置き場になっており、

うず高くつまれた段ボールを1つ1つ開けて確かめていくと、

最後の段ボールの中に、新聞紙に包まれた日本人形が出て来たのです。

 

「それです。ほら、あったでしょ。」

すると、奥さんが、

「ああ、それは私が結婚した時にお祝いにもらったもので、
 しばらくは、飾って置いたのですが、いつしか仕舞ってしまい、
 どこに行ったか分からなくなっていました。」

「兵藤さん、この人形が貴方一家を障っているのです。」

さらに宜保さんの霊視が続きます。


「兵藤さん、だいぶ昔になりますが、

 貴方の家の隣もしくは、近くにお宮さんがありましたね。

 

 

しかし、そのお宮さんは、近所の人に壊されてしまいました。

 その時、そのお宮さんに宿っていたお稲荷さんが、

 行き場を失ってしまい、隣家にあった兵藤さんの家の中の人形に入ったんです。」




こなると、近藤さんは単なる被害者である。

悪いのは、お宮さんを壊した近所の人なのに、災難に見舞われてしまったのである。

兵藤さんも、近くに小さなお宮さんがあったという事は記憶にあるそうです。



宜保さんいわく、

お稲荷さんに限らず、霊も人間の形をした人形や仏像に入り込みやすいという。

人形に入り込んだお稲荷さんは、

どこにあっても、近くにいる人間の祈りや奉仕を求めます。


もし、それをしないと、


気が付くまで障りを起こし、何とか自分の存在を知らせようとします。

それが、今まで兵藤さん一家が災難に見舞われていた元凶でした。


そこで、私は兵藤さんに、こうアドバイスしました。

今日から、その人形に三日間茶飯をあげ、

「今までずっと放ったままにして、すみませんでした。
 どうか、この人形からお帰りください。」

そして、それが終わったら、人形をお焚き上げしてもらってください。

END