●100回お見合いしても結ばれない娘。
この話は、霊能者の宜保愛子さんが、
東京の講演会に出演された時に、
参加者の方から質問された時に、出たお話です。
手を挙げて質問なさって方は、71歳のお母さんでしたが、
とても美人と言える方で、きっと若い時は、人形の様な容姿だっただろう、
と思わせる方でした。
そんなお母さんの相談事は、一人娘の結婚の事でした。
お母さんの容姿から、娘さんもさぞかし美人さんだと想像出来ました。
しかし、もう45歳になるという娘さんは、未だに独身で困っているといいます。
これでは、私の死後、娘が孤独な生活をする事になって可哀そう。
是非、良いお婿さんを見つけたいと、日々それだけが悩みの種なのですが、
八方手を尽くして、色々な男性を見つけてはお見合いをさせるのですが、
当の娘は、どんなに良い人であっても、どんなに良家柄であっても、
優しい人であっても、お金持ちそうな人であっても、
答えは必ずノーなのだといいます。
私はもう、かれこれ100回くらいの男性と合わせてきました。
「えっ、ホントに100人」と宜保愛子さん。
「ええ、ホントに100人位なんです。
もうありとあらゆる伝手を頼りましたし、恥を偲んで私の職場や知り合いに、
どうか私の娘とお見合いしてください。と頼みました。
多分、周りの人は、なんて親バカなと思っていたでしょうが、
そうせざるを得ないのです。」
でも、そこまでお母さんがお見合いを設定しても、
娘さんは、お見合いになると、
■相手の男性に冷たい対応をしたり、
■ネクタイの趣味が悪いとか、持ち物に難癖をつけたり、
■目が細すぎると、容姿にケチをつけたり、
■学歴や仕事先が不満だったり、
■歩き方が変だと指摘したり、
と色々ケチをつけて断ってしまうのです。
娘には、ほとほと困っているのです。
それまで黙って話を聞いていた宜保愛子さんでしたが、突然、
「なぜ、結婚しないといけないのですか?
娘さんにも人権があります。結婚したくないという人に、
結婚を強いるのは、よくないと思いますよ。
結婚については娘さんの自由にさせてあげては。
貴方の目に叶った人でも、いざ一緒になったら良くないという事もあります。」
と反論したのでした。
すると、お母さんは、
「私が娘の結婚相手になるべく良い人を。と願うのには、
理由があるんです。」
と言い、自分の昔話を話し始めました。
私が子供の頃、父が早くに他界しました。
まだ若かった母は、再婚したのですが、
私の義理の父となった男性は、母よりも年下だった事もあり、
母はとてもその男に気を使っていました。
でも、裏で義父は、私の事をすごくイジメていたのです。
二言目には、「お前さえいなければ・・」とののしるのです。
父が私をイジメているのを発見しても、
母は見て見ぬふりをしてじっと耐えている感じでした。
父が留守の時、母にその事を言うと、
「仕方ないのよ。
お義父さんに食べさせてもらっているから・・・」とうつ向き、
それ以上語ろうとしませんでした。
私は二十歳になると、なるべく早くこの家を抜け出したいと思い、
会社の人が勧めてくれた最初のお見合いで結婚して家を出ました。
ところが、嫁いだその日から、
結婚した夫が酒乱で、朝から晩までお酒を飲む人だと分かったのです。
また、働くことが大嫌いで、休日出勤も残業もしない人でした。
そして、お酒が入ると、私にも暴力を振るう恐ろしい人だったのです。
私が嫁に行くときに持参した着物も家具も全て質に入り夫の酒に変わりました。
それでも、私には帰る家がありません。
ここで我慢して暮らさないといけないのです。
やがて、今の娘が生まれたのですが、夫は一切可愛がらず、
二言目には、「嫌だったら、ガキと一緒に出ていけ!」と言うのです。
地獄の結婚生活は7年続きました。
そんなある日の事です。
幸か不幸か、酔っぱらった夫が車に轢かれたのです。
即死でした。
ただ、夫を轢いた加害者の男性は、それはそれは良い人で、
奥さん一人で子供を育てるのは大変でしょう。私が出来る限りの事はしましょう。と言って、それ以来ずっと私達親子の生活の面倒をみてくれたのです。
加害者の男性は、亡き主人の為に墓まで立ててくれたのです。
私は生まれて初めて、人間らしい生活が出来る様になりました。
さて、ここで問題です。
凶暴な夫が亡くなり、やっと人間らしい生活が出来る様になった彼女ですが、
宜保愛子さんが指摘する、ある悪い行動を起こした為に、
娘さんがなかなか結婚できないのだと言います。
彼女がした、悪い行動とは、何だと思いますか?
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宜保愛子さんが指摘する、ある悪い行動を起こした為に、
娘さんがなかなか結婚できないのだと言います。
彼女がした、悪い行動とは、
彼女いわく、
せっかく加害者の方にお墓を作ってもらったので、毎月お墓参りには行くのですが、
お墓の前に行き、あの乱暴な夫の墓を見るとムラムラと、あの暴力を振るわれた忌々しい7年間の日々の思い出が体中に沸き上がって来てしまい、つい、
「あんたなんか、こうしてやるわ。」と言いながら、
■力いっぱい墓石を踏みつけたり、蹴ったりします。
■汚い泥水をバケツにくんできて、墓の上からかけたり、
■草履で亡き夫の名前を草履(ぞうり)がボロボロになるまで叩きます。
と言うのです。
それを聞いた宜保愛子さんは、
「あなた、
どんなに悔しい思いをさせられた夫であっても、
死者にムチ打ってはいけないわ。
ご主人は、貴方に申し訳ない事をした。と悪い事をしたと謝っています。
自分がこの世を去って初めて貴方に辛い思いをさせたと反省しています。
貴方が、娘さんに幸せになって欲しいと願うなら、
亡くなった人に対してムチ打ってはいけません。
これからは、お墓参りに行ったら、
お線香を焚いて、貴方、どうか私たち親子を守ってください。
とお願いしてごらんなさい。
きっと娘さんの事も良い方向に向かうと思いますよ。」
END