●婚約者を襲った霊現象。


これは霊能者の宜保愛子さんが扱った相談です。

ある時、田辺さんという28歳の若いOLの方が相談にみえました。

見た目にとてもやつれていて、病弱な感じがしたと言います。




話を聞くと、



彼女は最近、M商事という日本を代表する総合商社に勤める33歳の中山さん

という方と婚約したばかりだと言います。

お互いに初婚同志だと言います。



ところが、

最初、お付き合いしている時は、何事もなく、

楽しい日々を過ごし、この人なら・・・という事で、

お互いに結婚を意識するようになり、婚約への運びとなったのですが、

婚約した翌週から田辺さんに次々と悪い事が起き始めたと言います。


■最初の異変は、彼女が親友の結婚式に参加した時の事でした。

 披露宴の食事の席で、彼女は少しだけお酒を飲んだだけなのですが、

 すごく悪酔いしてしまい、まだ宴の最中だったのに、大ゲロを吐いてしまい、

 親友の結婚式で醜態をさらしてしまったといいます。

■次に起きたのは、

 

 彼女が務める会社で20周年の創立記念パーティが開かれた時でした。

 彼女は総務部だった事もあり、お客様の接待係を担当しました。

 ところが、急に貧血になり、

 

 パーティ会場のど真ん中で倒れてしまい救急車を呼ぶなど、

 一時パーティが混乱してしまう事になったのです。

 それまで貧血で倒れるような事は一度も無かったと言います。

■その3日後でした。

 朝起きると、とても体がだるくて、重くてなかなかベッドから起きられません。

 気が付くと二度寝してしまい、生まれて初めて会社に遅刻してしまったと言います

■その日を境に、毎朝体が重くて起きられなくなり、

 さすがに医者に行って診てもらう事にしました。

 すると、彼女に下された診断は、自律神経失調症



中山さんとの結婚式を前に、

彼女は、どんどんやつれて行って
しまい。

もしかしたら、これは神様かご先祖様が、この結婚に反対しているのか。

それとも、何か悪いモノが邪魔しているのか、

霊能者の宜保愛子さんに相談に来たのでした。



さっそく宜保愛子さんの霊視が始まりました。


やがて、宜保愛子さんは彼女に、意外な事を言います。


そこで、問題です。

宜保愛子さんは、最近彼女を襲っている現象の原因を何だと言ったと思いますか?

ヒントは、

彼女に異変が起きたのは、彼と付き合い始めてからではなく、

彼と婚約してからだった。
という事です。

 

ちなみに、私も、こういう相談を受けた時、

異変がいつから起き始めたのかをとても重視します。


少し考えてみてから、先をお読みください























































さっそく宜保愛子さんの霊視が始まりました。


やがて、宜保愛子さんは彼女に、意外な事を言います。


「貴方を見ているとね。

 ダイヤの指輪が浮かんで見えるのよね。

 あなた、

 最近、すごく素敵なダイヤの指輪をもらいませんでしたか?


すると、彼女は左手を出して、

「これでしょうか、

 彼からもらった婚約指輪です。」


「ちょっと見せてもらってもいい?」

宜保愛子さんが、その婚約指を手にとった、


ちょうど、その時でした。


宜保愛子さんの耳に、絞り出す様な女性の声で、

それは私の指輪よ。
 誰にも渡さないわ!!


という声が聞こえたと言います。

そして更に、

早く指輪を私に返して、
 そうでないと、

 もっとこの女を不幸にするわよ!!

と語ったと言います。


宜保愛子さんも、これは大変な事だと思い、彼女に、

「今、彼氏に電話して来てもらえるかしら。」とお願いしました。


彼氏も婚約者の一大事だと感じて、30分ほどで、

横浜市にある宜保愛子さんの家にタクシーで来られました。


そして、宜保愛子さんから、この婚約指輪の経緯(いきさつ)を聞かれると彼は、

「すみません。

 目先の損得で、指輪を使いまわしてしました。

 私がバカでした。」

と宜保愛子さんの前で婚約者に謝ったのでした。

 

そして彼は正直に、今までの事実を話し始めたのです。

それは今から約3年前の事です。



彼は同じ会社に勤める相原さんと婚約しました。

相原さんは大変指輪が好きで、

新婚旅行は国内でいいから、その分、

 高いダイヤの指輪が欲しいわ。
」と彼にせがみました。

彼は、彼女が喜ぶならと、今まで貯めた貯金を下ろし、

198万円もするダイヤの指輪を婚約指輪として相原さんのプレゼントしたのでした



ところが、結婚式が1週間後にせまった晩、

不幸にも彼女は交通事故に遭い、帰らぬ人
となってしまったのです。

悲しみにくれる彼の元に、彼女の母親が訪ねてきました。

「中山さんに、せっかくいただいたエンゲージリングですけど、

 あの子は、もういません。お返ししましょうか?」

その言葉に彼は、

「どんでもない。

 それは僕と彼女の記念の品です。

 どうかいつまでも彼女の仏壇におさめておいてください。」と頼みました。


それから約2年の月日が経ち、

ようやく彼も心の傷が癒え、田辺さんと出会い結婚する事になったのでした。

その時、ふと中山さんの脳裏に、

あの200万円もした高価なダイヤの指輪の事が浮かんだのでした。

「200万円もした指輪をあのまま彼女の仏壇にしまっておくのは、

 もったいないな。
 きっと今度の彼女だった、あれをもらえば喜ぶだろう。」

そう思った中山さんは、すぐに相原さんの実家を訪れ、

指輪を返して欲しいともちかけました。

相原さんのご両親は、きっと内心は快く思わなかったに違いありませんが、

断るのもおかしな話なので、その指輪を中山さんに渡しました。



そんな因縁のある指輪とは知らず、田辺さんは、

思いがけない高価なダイヤの指輪をもらい大喜び。

さっそく翌日から指にはめ、親友の結婚式に参加したのでした。


宜保愛子さんは中山さんに、

「待ち望んだ結婚式を前に亡くなった相原さんにとって、

 婚約指輪は自分の幸せの象徴の様な物でした。

 しかも、彼女の仏壇に2年も入っていたのですから、

 彼女の霊が乗り移っていない訳がありません。」と言い、

それでもまだ半信半疑だった彼に、色々な事例を挙げて説明すると、

最後には、彼も納得してくれました。

そして彼に、こんなアドバイスをしました。

「相原さんのお墓に行って、

 お墓の隅に穴を掘って、そこへその婚約指輪を埋めてあげてください。

 それを彼女が望んでいます。」


その後、中山さんが指輪を相原さんのお墓に埋めに行くと、

婚約者の体調が、みるみる良くなったと言います。


END