●限定憑依。


憑依霊とは霊が人に取り憑くもので、

取り憑かれた人の意識や行動に影響を与えます。

だから憑依霊に憑依された人は、突然の言動が異性の様になったり、

別人格のような振る舞いを始めたりする事があります。

しかし、憑依霊に憑依されたのに、違う現れ方をする事があります。

それが限定憑依です。




これは、霊能者の宜保愛子さんが話してくれた、

ある幸せな家族に起きた悲劇です。






建築資材の会社社長と結婚して、一人娘に恵まれ、

幸せな生活を送っていた家の悲劇は、

会社に一人の若い女性事務員が入社したのが始まりでした。

その若い女性事務員は、社長と浮気をするようになっていったのです。

奥さんは、それを察して夫である社長に、何度も分かれて欲しいと頼んだのですが、

夫は浮気を止めませんでした。

若い女性事務員は、浮気に止まらず、平気で家にまで乗り込んできて、

堂々と社長と家の中でする様になったのです。

奥さんは、ついに寝込んでしまいました。

若い女性事務員は、寝込んだ奥さんを横目に、もう夫婦気どりで家で食事をする。

会社でも社長といちゃいちゃという行動に出ます。


そして、とうとう奥さんは、我慢の限界を超えてしまい、

首を吊って自殺してしまったのでした。


若い女性事務員は、反省するどころか、

奥さんが死んだのを良い事に、社長と正式に結婚したのでした。


こうして、ただのアルバイトの若い女性事務員は、

会社と立派な家と社長夫人の地位を難なく手に入れたのでした。







ところが、結婚してしばらく経った時から、不思議な事が起き始めたのです。

自殺した奥さんと社長との間には、高校生の娘さんがいましたが、

社長夫人となった若い女性事務員が、その娘さんを見ていると、

なんと段々とその娘さんの顔が、自殺した前奥さんの顔になっていくのです。

そして、声までも、自殺した前奥さんの声に聞こえるのです。

娘さんに睨まれると、まるで前奥さんに睨まれている様に見えるのです。


社長夫人となった若い女性事務員、段々とそれが恐怖に変わっていきました。

夫に相談しても、娘は別に何の変わりようも無いと言われるだけでした。

それは夫だけでなく、近所の人や娘さんのお友達も、みな普通に接しているのです。

つまり、娘さんの顔が自殺した前奥さんに見えるのは、彼女だけなのです。



やがて、それは彼女の恐怖の限界を超えて、

 

とうとう彼女はノイローゼになってしまいました。

そして離婚して、家から出て行ったのでした。


宜保愛子さんいわく、

憑依と言っても、ある特定の人にだけ

(今回の場合は社長夫人となった若い女性事務員にだけ)

娘さんの顔や声が自殺した前奥さんに感じられる事があるのだと言います。、


END