●還暦を誰も祝ってくれない。
還暦(かんれき)とは「干支が一巡して元の年に還る」ことを祝う節目で、
60歳は人生の大きな節目であり、本人の無事を喜び感謝する日として
家族や親族が集まって祝う習慣が定着しています。
よく本人に赤いちゃんちゃんこを贈る事がありますが、
「魔除け・若返り・再出発」を象徴し、
本人の健康と長寿を願う意味が込められていますが、
本来「還」は戻る・返るの意で、人生が一巡して、赤ちゃんに戻る。という意味で、
赤いちゃんちゃんこを着せたりしました。
つまり、赤いちゃんちゃんこは若返りの象徴だったのですね。
また、スピリチュアル的には赤い色にはパワフルなエネルギーがあり
それが魔よけとなり長生きを祈ります。
中国では、赤いちゃんちゃんこは着せませんが、
赤い包みにお金を入れてあげたりします。
そんな還暦ですが、
彼は、その還暦になったのに、
周りの誰も祝ってくれる人がいない。と私に愚痴をこぼしたのでした。
そんな彼に対して、私は叱りました。
「それは違うよ。
逆だよ。」と、
そこで問題です。
なぜ、私は、「それは違うよ。逆だよ。」
と言ったのでしょうか?
少し考えてみてから、先をお読みください
還暦になったのに、周りの誰も祝ってくれる人がいない。
と私に愚痴をこぼした彼に対して、私は叱りました。
「それは違うよ。 逆だよ。」と、
なぜなら、
還暦(60歳)になったから、お祝いしてもらうというのが、
今は一般的ですが、
霊能者の方いわく、本来は、
還暦を迎えた本人が
無事にここまで生きてきた事に感謝する日にすべき日だといいます。
つまり、周りがどうのこうのではなく、
本人が神様にここまで生きてきた事を感謝する日であるべきと言います。
これと似ているのが、誕生日ですね。
誕生日と言えば、周りの人がその子の誕生日を祝ってあげて
プレゼントを渡す日が一般的で、
誰も誕生日を祝ってくれないと、不満を言う方がいますが、
あるアイドルの子が、昨日は誕生日だったので、
父と母に「産んでくれて、ありがとう。」と言って逆に両親にプレゼントを渡したと
言っていて、「ああ、この子、凄い!」本当の意味を知っている。と思いました。
ご参考に、
還暦(かんれき)(60歳/数え61歳):干支が一巡して生まれ年に還る
古希(こき)(70歳)杜甫の詩「人生七十古来稀なり」に由来「古来より希」
喜寿(きじゅ)(77歳):「喜」が「七十七」に見えるので命名。喜びを重ねる意味
傘寿(さんじゅ)(80歳):「傘」の略字を分解すると「八十」と読めることに由来
半寿(はんじゅ)(81歳)半が(八+十+一)将棋盤9×9=81「盤寿」とも呼ぶ
米寿(べいじゅ)(88歳):「米」を分解すると八十八になる。豊かさ・実りを祝う
卒寿(そつじゅ)(90歳):「卒」の略字が九十と読めることに由来。
白寿(はくじゅ)(99歳):「百」から一を取ると「白」になる。
百寿/紀寿(ひゃくじゅ/きじゅ)(100歳):100年=一世紀(紀)
茶寿(ちゃじゅ)108歳 「茶」を分解すると「八十八」の上に「十」が二つ並ぶ
珍寿(ちんじゅ)(110歳)「珍しい」を意味
皇寿(こうじゅ)111歳 「皇」を分解すると白(99歳)に十や一を加え111になる
大還暦(だいかんれき)120歳 還暦(60年)を二巡した祝い。
ちなみに、
数え年31歳を、半還暦(はんかんれき)と言う。
END