●仕組まれた不幸。呪いの鏡。


知り合いの社長さんから、

会社を経営されている方の家を鑑定して欲しいという依頼でした。

家を新築してから、会社の業績が悪くなっただけじゃなく、

社長も体を悪くされたのだ。

そこで、タイミング的に新築した家に問題があるのではないかと、

一度家相を診てもらった方が良いという事になったという。


さっそく大量の写真がネットで送られてきた。

家の中は勿論、家の外観、見取り図、庭など50枚ほどあった。


しかし、全部一応拝見したが、大きな問題がある家ではなかった。

ただ、紹介してくれた社長さんいわく、

鬼門に玄関があるからですかね。という点が気にかかるところだった。

普通、一般的には、鬼門に玄関がある家は良くないと言われたりするからだ。


しかし、私の鑑定では、

必ずしも鬼門に玄関があるから良くない家とは言えない。





ここで鬼門の玄関について少し説明しておきましょう。

鬼門の玄関とは、言えの中心から見て北東に玄関が入る家の事です。

ただ、こういう家って、日本には沢山あり、

全部が悪い家とは言えません。


実は、鬼門に玄関があっても、悪い影響が出る家と出ない家があります。

その違いは、

鬼門の玄関の先にあるものによります。

例えば、鬼門の玄関の方角に、

神社仏閣、墓地、処刑場跡地、殺処分場や、汚い沼や池、幽霊屋敷、

霊が居る廃墟
などがあると、その負のエネルギーを取り込んでしまいやすいので、

 

そういう鬼門の玄関に住んでいると、 

その家の男性に悪い影響が出やすいのです。

ちなみに、逆の裏鬼門の先にある場合は、女性に悪い影響が出やすい。



でも、そんな鬼門の玄関や裏鬼門の玄関のある家に住んでいても

 

対処方法があります。

①■まず、これが一番大事なのですが、

問題の鬼門の玄関先に1m位の植木を植えるか植木鉢を置く事です。

実は、私の親せきの家も鬼門の玄関ですが、この方法で幸せに暮らしています。

②■玄関の電球を明るいものにする。

③■玄関の中をいつも綺麗にしておく。

④■玄関には人数分以上の靴は置かない。

などの事をなるべく心がければ、大丈夫です。







話がだいぶ脱線してしまいましたので、話を元に戻しますね。


紹介してくれた社長さんいわく、

鬼門に玄関があるからですかね。という点が気にかかるところだったが、

付近の地図を見ても、鬼門の玄関の先に、

神社仏閣、墓地、処刑場跡地、殺処分場や、汚い沼や池、幽霊屋敷、

霊が居る廃墟などは無かった。

かりにあっても、500m以上離れていたり、

家から見えないなら、そう問題は発生しにくい。


では、この家には、どこも悪い所は無いじゃないかとなりますが、
違った。

やはり、鬼門の玄関に問題があったのだ。

それはどういう事かと言うと、

玄関の写真を見せてもらった時、

この家の玄関を入った正面に鏡があったのだ。

基本、外から玄関に入った正面に鏡があると幸運が来にくい。

しかし、来にくいというだけで、不幸にはなるとは限らない。

ただ、それが鬼門の玄関の正面に鏡があるケースだけは別なのだ。

鬼門の玄関だけは、

 

入って正面に鏡があると不幸になりやすくなると霊能者の方は言う。

問題はそれだけでは無かった。

私が、家主の奥さんに、

「どうして、玄関の正面に鏡を飾ろうとなさったんですか?」と聞くと、

会社の営業部一同から玄関用の鏡を新築祝いにプレゼントされたのだという。

その鏡は、イタリア製で玄関に飾るととても縁起が良いという触れ込みで、

 

その社員の方は、わざわざ家に来てくれて取りつけてくれたのだという。


私はそれを聞いて、

「新築祝いに鏡って、珍しいですよね。

 しかも、わざわざ取り付けに来てくれて・・・」

「その社員の方って、どういう方ですか?」と聞くと、

今は退職されて、会社にはいないという。

しかし、気になったので、調べてもらうと、

一応退職という形にはなっていたが、クビ同然だったという。

しかも、営業部一同からのというモノだったが、

 

営業部の誰一人知らなかったという。

つまり、彼一人の独断でのプレゼントだったのだ。

そうなると、

 

彼は鬼門の玄関の正面に鏡を飾ると良くないという事をしっていたのかもしれない。

という事になると、社長への復讐となる。

そう考えると、プレゼントされた鏡自体もなんか怪しい気がした。

念の為に手袋をして、鏡を調べてもらうと、裏などを見ても新品では無いという。

多分、中古の鏡だという事を気づかれない様に、自分で取り付けたのだろう。

中古の外国製の鏡で、送り主が社長に不満を持つ社員となれば、

多分、贈る前に自宅で鏡に呪いの1つや2つもかけているかもしれないと思った。

そこで、奥さんには、こんなアドバイスをした。

①■仏壇でお線香を2本焚き(仏壇が無い人は、亡くなったご先祖様の写真の前で)

②■そのお線香を玄関に持ってきて、お線香の煙で問題の鏡を3分間いぶす。

  ご先祖様、どうかこの鏡による災いからお守りください。と。

③■その後、手袋をして鏡を外し、袋の中に入れ、

④■塩をパッとふり、袋に封をして、捨てます。

 

念のために、

 

■玄関の明かりを明るい電球に変え、

 

■鬼門の玄関先に1m大の植木も置いてもらった。



その後、会社はなんとか持ち直したと聞く。


END