言葉アレルギー


普通、アレルギーと言えば、

体の中の免疫反応がある抗原に対して、過剰に働いてしまう現象をいい、

よく話題になるのが食物アレルギーですね。

日本では、

鶏卵アレルギー
牛乳アレルギー
小麦アレルギー

の3つが多く、食物アレルギー全体のなんと70%を占めています。

特に鶏卵アレルギーはダントツでこれだけで全体の40%を占めます。

鶏卵アレルギーは、卵を食べる事で体に何らかの異常が現れる食物アレルギーです。

鶏卵アレルギーは、乳児に多く、乳児が発症する食物アレルギーの内、

なんと60%が鶏卵によるものです。

乳児の鶏卵アレルギーは、主に卵白が原因で起き、それによって、

■アトピー性皮膚炎
■アレルギー性鼻炎、
■喘息

などのアレルギー症状がおきる事があります。




では、言葉アレルギーとは、何でしょうか?

ここで取り上げる言葉アレルギーとは、

ある言葉を聞くと、気持ち悪くなったり、気分が悪くなって倒れたりする現象です。

そんな事もあるんだと知ったのは、私がアメリカに行って

霊能者の方と知り合ってからでした。



ある時、霊能者の所に、

変わった事に悩んでいるという女性が相談にみえました。

それは言葉アレルギーだと言うのです。


彼女は6年前頃から、2つの言葉を聞くだけで気持ちが悪くなったと言います。

しかし、自分がどうして気持ちが悪くなるのか、まったく分からいのだと言います。

その2つの言葉とは、

①■クリスマスイブ。と、
②■バンクーバー

という言葉だと言う。

バンクーバーと言えば、私が住んでいたシアトルの真上のカナダとの国境近くにある

大きな町の名前でした。




普通、クリスマスイブと言えば、楽しい印象の日ですが、

彼女は6年前頃からクリスマスイブが嫌いになったと言います。

なぜなら、毎年クリスマスイブの日になると熱が出て寝込んだり、

食べた物を吐いたりしたからです。

だから、クリスマスイブの日が近づくと憂鬱になったといいます。

しかし、クリスマスイブが過ぎてクリスマスになると、

普通の人と同じ様に楽しめたそうです。

彼女には、どうしてクリスマスイブに対してアレルギーがあるのか、

まったく心当たりが無いといいます。


そして、もう1つの言葉・バンク―バーも同じで、

バンクーバーという言葉を聞くだけで、気分を害したといいます。

ある時、外国に行く飛行機で、バンクーバーに立ち寄った事があったそうです。

すると飛行機がバンクーバーに着いた途端に、吐いたそうです。

またバンクーバーという字を見ただけで気持ちが悪くなるので、

彼女が持っている地図帳のバンクーバーという部分にだけ、

テープを貼って目につかないようにしてあるそうです。

これも、どうしてバンクーバーに対してアレルギーがあるのか、

まったく心当たりが無いと彼女は言います。





さっそく霊能者の方による霊視が始まりました。



しばらくして、霊能者が語った事は、

彼女にとって、とても意外な事でした。


それは、彼女が産まれる前に亡くなったお祖父さんに関係していた事だったのです。

霊能者の方の話によると、

彼女のお祖父さんは、今の祖母と結婚する前、

バンクーバーに住んでいたお金持ちのお嬢さんとお付き合いしていた
といいます。

ところが、お祖父さんの前にもっと魅力的な女性が現れ、

お嬢さんが邪魔になり殺してしまったのだという。

しかし、事故にみせかけて殺したので、当時事件にはならかったらしい。

その無念が、霊障となって孫の彼女に、

言葉アレルギーとして、訴えかけている
のだと霊能者の方は言う。


ただ、霊能者の方いわく、

言葉アレルギーは、霊障の中では、軽いものだと言う。

人にもよると言うが、

普通、良い家系のお嬢さんとかお坊ちゃんは、

悲惨な死をとげても、悪い悪霊にはなりにくいのだと言う。

だから霊能者の方は彼女に、クリスマスイブの日には、教会に行って、

昔、祖父に殺されたお嬢さんの為にお祈りしてあげると、

段々と言葉アレルギーも無くなっていくとアドバイスしていた。








最後に、

彼女は霊能者の方に、こんな質問をしました。

なぜ、私は6年前に急に言葉アレルギーになってしまったのでしょう?

 何か悪い事をしてしまったのでしょうか?



すると、霊能者の方は、

6年前って、貴方、いくつ?


「25歳です。」


「そうなのね。
 

 彼女が殺されたのが、25歳だったのよ。


END