●三途の川。

昨日、友人と話していると、

長野県で起きた4人殺人犯をもじって、

「4人も殺したんだから、

 

  死んでも三途の川を渡らしてくれないんじゃないかな。」

と言ったのである。

私はそれを聞いて、「えっ。」と・・・・・・


でも、もしかしたら、彼の様に、知らない人が多いのかもしれない。

と思い、今日の問題にします。

さて、皆さん、

 

よく言われる「三途の川」とはどんな川だと思いますか?

確かに、死ぬと、しばらくしてから目の前に「三途の川」が現れます。

それはどんな川だと思いますか?

そして、なぜ私の友人は間違えたのでしょうか?

少し考えてから、先をお読みください


















確かに、死ぬと、しばらくしてから目の前に「三途の川」が現れます。

しかし、多くの方が間違うのが、

「三途の川」というのが、多摩川や利根川の様に、

三途の川という大きな川があると思う方が多いです。が、


実は、「三途の川」というのは、

「川を渡るには、三通りの途(みも)がある」という意味なんですね。

その三通りの途(みも)とは、

①■生前、徳を積んだ者には、橋や船で渡れる川が現れる。

②■生前、罪を犯しても軽い者には、浅瀬の川が現れる。

③■生前、重い罪を犯した者は、濁流の川を渡らなければならない。

という三通りの途(みも)の川が現れるという事。

つまり、死んだ人全員に同じ川が現れる訳でなく、

その人の生前の行いによって、現れる川が違う。

それが「三途の川」という訳。

だから、友人が言った、

「死んでも三途の川を渡らしてくれないんじゃないか」は意味が違っていた。



①■生前、善行を積んだ者には、せせらぎの様な小川が現れたり、

  船が用意されていたりします。


②■生前、罪が軽かった人の前に現れる川。
 
  山水瀬(さんすいせ)と呼ばれる浅瀬の川で、多いのが、

  首まで浸かる程の深さの川を渡るというものだそうです。



③■生前、重い罪を犯した者は、濁流の川や土石流の川を渡らないとならない。

 

 

 上流から岩や木材が流れてきて、罪人に当たり死んでも生き返り、

 

     そしてまた岩に当たり、罪人が水底に沈んでも、

 

     そこには大蛇が待ち受け、浮き上ると今度は鬼が矢で罪人を射抜きます。




ちなみに、三途の川というのは、

仏教だけじゃなく、ギリシャ神話にも似たようなものが出てくるという。





  
最後に、

これもよく聞かれると思いますが、

三途の川を船で渡るときに、船賃として六文銭が必要となるから、

葬式の時に、棺に六文銭を入れたりしますよね。

さて、この六文銭、現在のお金にすると、いくらか分かりますか?














文(もん)は江戸時代の通貨で、

 

六文は今のお金にすると300円程度と考えられるそうです。

ちなみに、船賃の六文銭が無いとどうなるかというと、


着てる服を剝ぎ取られてしまうそうです。

END