●真夜中に家具が動く霊現象。


私が以前、電話相談をしていた頃の記録を紐解くと、

こんな相談を受けた事があります。


彼女はOLの方で、4月に入社した頃は栃木の実家から通っていたのですが、

会社にも慣れ、ここでやっていけると自信がついた5月後半からは、

東京都内に賃貸を借りて一人暮らしを始めたそうです。


ところが、借りた部屋で時々、怪現象が起きるというのです。



どんな怪現象かと言うと、

朝起きて見ると、タンスが5cmほど動いているのです。

つまり、昨夜寝る前にタンスの位置が、朝変わっているのです。


そんな事が、今まで2ヶ月で6回もあったそうで、

最初は寝ている間に、泥棒でも入ったのかと思ったそうですが、

何も取られている物は無いし、室内を物色した跡も無く、

変わっているのはタンスの位置だけなのです。


友人に相談すると、

「あんた、それ夢遊病じゃないの?

 夜中に起きて、知らない間にタンスを押したりしたんじゃないの?」

と言われたそうです。







相談を受けた私が、最初に彼女に聞いたのは、





「夢遊病の可能性もありますが、

 ちなみに、実家にいる時にも、夢遊病になった事はありますか?


「ないです。」と彼女。


「そうですか、じゃあ、夢遊病の可能性は低いと思います。」




私が彼女の話を聞いて、やはり一番気になっているのは、

タンスです。


そこで、彼女に、

そのタンスは、どこで購入されたんですか?」と聞くと、


彼女いわく、

タンスは元からこの賃貸物件にあった物だと言う。


昔は、賃貸物件と言えば、空の部屋を貸し出すものだったか、



近年は家具付きの部屋という賃貸物件も多くなっているという。


つまり、真夜中に動くという家具は、彼女の物では無かったのである。


私は霊能者では無いので、彼女の部屋に行って解決してあげる事は出来ないが、

今までの経験から、こう彼女に言った。



「私が思うには、

 真夜中にタンスが動くというのは、霊現象だと思います。

 それも、外人の霊が関係している時に起きる事が多い霊現象です。

 例えば、その部屋でかつて外人が亡くなっているとか、

 亡くなった外人が所有していたタンスだったとか。

 そういう霊現象をおさえるには、

 その外人の供養が必要になります。もしくは、引っ越すかです。」




彼女はというと、すぐ引っ越す事を選択した。


ちなみに、

他にも外人の霊が関係していると思われる現象は、

ベッドが動く

家具がガタガタ音を立てて揺れる。

グラスが棚などから飛び出して割れる。

開くはずの無い扉やドアが開く。

などがある。



最後に、自分で先の外人の霊を供養するなら、

①■タンスの上にお水と花を供え、

②■毎夜寝る前に、

亡くなった霊へ。どうか光の方に進んで、天国に行ってください。

など言いながら手を合わせます。

本当は、亡くなった外人さんの名前が分かれば、名前を書いた短冊などを飾って、

それに向かって供養するのが良い
のですが、

それは大家さんなら出来るかもしれませんが彼女には上の様な供養法で。

 

 

 

 



日本や中国の霊なら、お水とお線香を供え

ヨーロッパやアメリカなどの欧米の霊なら、お水と花を供えます。


END