●エルメスのバッグが買えない。



今日は何を書こうかと、ニュースを見て見ると、

どのチャンネルも、企業の久々の入社式のニュースが流れていました。

今までコロナ禍で出来なかった対面での入社式が行われていました。

マスクしなくても良いという会社もちらほら。


そんな入社式を見ていて、思い出した事がありましたので、

今日は、それを書いてみたいと思います。



実際にあった電話相談です。






相談してきたのは、とても妹思いのお姉さんでした。

彼女は大学を卒業して、ある外資系の企業に入社しました。

ご両親も喜んで、彼女に言いました。

入社祝いに、車でも買ってあげようか?


すると、彼女は両親に、

エルメスのバッグが買いたい。」と言ったのです。

それは、彼女自身が欲しい物ではありませんでした。




実は、彼女の妹さんが、重い病気で入院していました。

そして、辛い治療の連続で希望を失っていたといいます。




その妹さんのは、

いつかパリに行って、新品のエルメスのバッグを買うというものでした。



そこでお姉さんは、妹の代わりにパリに行って、

新品のエルメスのバッグを買ってきてあげれば、

きっと妹は、毎日それを見ながら、

 

早く治ってこのバッグを持って外を歩きたいと、

頑張って病気に向き合ってくれると思いました。


その事を両親に話すと、ご両親もすぐに賛成してくれたといいます。


念の為に、入院中の妹にも言うと、

とても喜んだと言います。

多分、もう自分では行けないと諦めていたのかもしれません。




決行は、会社が休みの5月の連休に決め、航空券も予約しました。




ところが、

 



5月の声を聞く直前で、妹さんは亡くなってしまったのです。

パリへの出発直前だったので、お姉さんは迷ったそうです。

キャンセルしようかどうか、両親にも相談しました。


しかし、出発前2週間を過ぎていたので、

キャンセルした場合、チケット代の半分しか戻らず、その上手数料も取られます。

それに、彼女自身も一度はパリに行ってみたいと思っていました。


最後に彼女の背中を押したのは、両親の一言でした。

「もしパリに行くんなら、

 妹の写真も持って行ってあげて。


こうして、肝心の妹が亡くなってしまったのですが、

彼女はパリに行き、妹が欲しかったバッグを買う旅に出かけたのです。

バッグを買って仏壇に供えるという事になりました。






ところがです。

彼女がパリに着いた翌日、

お金が入ったバッグを盗まれてしまったのです。




彼女いわく、バッグを盗まれたのは、パリのメトロ(地下鉄)だったそうです。

実は、パリは、とてもスリ・ひったくり・置き引きが多いのだそうです。

日本人が被害に遭うケースは、スリと置き引きの被害が全体の88%を占めていて、

置き引きは、カフェなどでくつろいでいる時にやられるそうです。

そして、彼女が被害にあった地下鉄もとても多く、

強盗・窃盗の被害の30%は、メトロ(地下鉄)内で発生していると言います。

 

地下鉄以外でも、

オペラ座界隈やシャンゼリゼ通り・凱旋門などでもスリが多いといいます。

意外なのは、

日本だとスリ・ひったくり・置き引き犯は、男性ですが、

パリの場合、子供や女性の犯人が、とても多いのだそうです。

彼女が盗まれたのも子供だったそうです。

なので、パリでは、

見知らぬ女性や子供が近づいてきたら要注意と言われています。


 


実は、私も一度だけパリに行った事があります。

その時は、オークションに参加したり、多少危険な場所にも行ったのですが、

幸い危険な目には遭いませんでした。

ただ、お金は全て念の為に、トラベラーズチェックに変えていたので、

 

万が一スリにあっても、すぐに連絡して換金を停止してもらえば、

スリに遭ってもお金は全額戻って来ます。

彼女もトラベラーズチェックにしていれば助かったのですが、そこは残念です。

私もパリのメトロ(地下鉄)に乗ったのですが、

なんか日本よりも優雅な感じを受けました。

日本の地下鉄と違うなと感じたのは、色々な人種が乗っていたのと、

なんか音楽を引いてお金を稼いだりしてて、

 

地下鉄構内で色々な音楽が流れていました。 




話がだいぶ脱線してしまったので、元に戻します。



と言う事で、

彼女はパリに行ったのですが、バッグを買うお金を盗まれてしまい、

結局妹さんに買う予定だったバッグを買う事が出来なかったのです。


帰国した彼女は、その事を両親に話すと、

ご両親は、中古でもいいからバッグを買ってあげて仏壇に供えたら・・・

と言ったそうですが、彼女は妹が新品にこだわっていた点も理解出来るので、

買った方が良いのか、迷っていました。


そんな時、電話相談の中で、その事も聞かれたのでした。

さて、ここで問題です。



貴方なら、なんと答えますか?

①■中古でもバッグを買って、仏壇に供える。
②■バックを買わない。
③■その他。





私は、どんなアドバイスをしたと思いますか?

少し考えてみてから、先をお読みください








































私が彼女にアドバイスしたのは、

②■新品にこだわっていたのなら、中古は買わない。

その代わり、

新品のエルメスのバッグの写真を妹さんの仏壇に供えてあげる。

出来れば、実物大の写真にして。




実は、この方法を教えてくれたのは、

霊能者の宜保愛子さんです。


ある時、霊視で女性の霊と話した宜保愛子さんは、霊が、

「私は真珠が大好きなの。

 どんな真珠のネックレスでもいいから、私の為に供えて・・」

とお願いされたそうです。

しかし、そんな高価な物、簡単に用意出来ません。

そこで、宜保さんは、本に載っていた真珠のネックレスを供えてあげると、

霊はそれで満足したようだったと言います。




その話を聞いて以来、私も同じようなアドバイスをしています。

なにしろ、エルメスのバッグ高いですからね。

仏壇に供えるだけの為に買うのは、勿体ないし、

また、中古物を買ってしまい妹さんによく思われない可能性もあります。



この他にも、

お母様が生前、蘭(ラン)の花が大好きだったという方に、

毎回買うのは大変でしょうから、命日以外の日は、

ランの綺麗な実物大の写真を飾ってあげると良いですよ。

とアドバイスした事もあります。


END


地下鉄の写真は、日々の暮らしに輝きを!より https://blog.goo.ne.jp/lilas526/e/c4ffcf74b95afa13939971591e50072b