●お母さんじゃ、無理だよ。
ある時、電話相談で、
１３歳になる息子が反抗期で困っています。という相談を頂いた。
そこで、息子さんが、どんな反抗期なのか聞くと、
どうも、お母さんが言う程、
息子さんは理不尽な事を言っていない。感じがするのです。
例えば、家族旅行に行きたくない。と言うのも、
旅行に行くより、図書館に行きたいと言うのは、
反抗期というよりは、自分の意見を主張しているという感じだし、
お使いを頼んでも無視される。と言うのも、
よくよく聞くと、３０円安いというだけで駅向こうのスーパーに買いに行くより、
本を読んでいたい。という息子さんの言い分も、そう的外れでも無い。
聞くと息子さんの学校の成績も良い方だと言うし、
どちらかと言うと、お母さんの方が、
他人の子供と自分の息子を、比べ過ぎている感じがしました。
よく息子や娘が反抗期になるきっかけは、
他人の子と、自分の子を比べる意見を言う事だと言われている。
たとえば、○○ちゃんは偉いわねぇ。とか、
お兄ちゃんは出来るのに。とか、
妹の方がうまく出来てるわよ。など、
子供は、他の子と比べられると、グレやすくなってしまう。
それよりは、自分の子供は唯一無二の存在だとして認めた方が良い。
私は時々思うのだが、
親に意見する子供は、魂の年齢が高い事がある。
勿論、その意見が理不尽なものじゃないという場合だが。
魂の年齢とは、
例えば、お母さんが４０歳。息子さんが１３歳としよう。
でも、もしかしたら、
お母さんは、初めての人生なのに、息子さんは、
前世では６０歳で亡くなって生まれ変わった魂だとすると、
１３歳＋６０歳で、７３歳の魂である。
つまり、魂レベルで言うなら、
息子さんの方がお母さんより年上という事になる。
こういう逆転現象は、たまにあると霊能者の方は言う。
皆さんも、こんな場面に出くわした事はないだろうか。
同級生の集まりで、話している時、
口には出さないが、
「ああ、この子、子供だなぁ。」とか、
「ああ、この子には、何を言っても無駄だなぁ。」
そう思うのは、同級生でも、
多分、貴方の方が、その同級生よりも魂年齢が高い時が多い。
他にも、この人、魂の年齢が高いんじゃないかなぁ。と思う時があるのは、
①■貧乏でも平気。
多分、前世で今よりももっと貧乏だった経験を乗り越えていたりするので、
今の状態なら大したことないと思えたりする。
②■結婚していなくても平気。焦りも無い。
前世で結婚で苦労していたり、もう十分結婚生活を満喫したので、
今世では特に、こだわらなかったりする。
③■自分より強い者にも、正しい事なら意見する。
④■自分が作った料理をけなされても、怒らずどこが悪いか聞ける。
最後に、
魂年齢の事を語る時、
私が必ず思い出す事例があります。
それは、魂の年齢の逆転は、親子の間でもよく起きます。
つまり、生まれてきた子供が、親よりも魂の年齢が上だったりする。
例えば、私が読んだ本の中に、
「がんばれば、幸せになれるよ」という本があります。（著作：山崎敏子）
この本を読んだとき、
「ああ、この子は親よりも魂の年齢が高いんだろうな。」と思いました。
ある日、
まだ５歳の山崎ナオヤ君が、突然ユーイング肉腫という小児がんを発病します。
５度の再発、４度の手術にも耐え、
病床にいながらも、逆に母親を励ましつづけたのです。
最後の方は、痛み止めもあまり効きません。
相当な痛みが９歳のナオヤ君を襲いました。
その様子をそばで見て泣いている母親に、ナオヤ君はこう言ったのです。
「ナオでいいんだよ。
だって、ナオじゃなきゃ耐えられない。
お母さんじゃ無理だよ。」
そして、何度も再発して、弱気になっている母親に対して、
「おかあさん、何いってるの。
ナオは負けるわけないじゃん。
病気に勝つに決まってるじゃん。」
と逆にお母さんを励ましたのです。
最後、旅立つ時も、
「おかあさん、
もし、ナオが死んでも暗くなっちゃダメだよ。
明るく生きなきゃダメだよ。わかった？」
そう言って、わずか９歳の息子は天国に旅立って行ったのでした。
https://www.youtube.com/watch?v=-mnNl1zPSDc
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