●家の中で死ぬ。季節がやって来た。



今日は何を書こうかと、ニュースを見て見ると、

日本列島に大寒波が到来しているようで、

特に日本海側では記録的な積雪の情報が飛び交っています。


よく大地震に供えて、食料や飲料水を用意している方がいますが、

占い師から言わせてもらうと、

そんな来るか来ないか分からない時の為に用意するのもいいですが、

雪で立ち往生して、車の中で待機しないといけないという事態は、

十分あり得る事です。

他にもホワイトアウトで、山道から落ちるたり、

スリップして溝に落ちたりするので、雪が降る所に出かける時は、

車の中に、

①■十分な防寒着を用意する。
②■ホッカイロを置いておく。
③■1日くらいはもつためのお菓子。特にチョコレートを冬の今だけ置いておく。
④■必要なら飲み物・携帯トイレを用意しておく。

ほうが、よっぽど有りえる事態で、

貴方や家族の命を守ります。






さて、

こう寒い日が続くと、入りたくなるのが熱いお風呂ですよね。


しかし、

日本人は風呂好きというのもありますが、

日本は海外と比べて、入浴中に死亡するケースが非常に多いのです。

2018年に自宅で不慮の事故のために死亡した約1万5000件のうち、

40%近い5374人が「浴槽における溺死」とされていて、

厚生労働省は入浴中の急死は毎年約 19,000 人を超えていると推計しています。

これは、全国の交通事故の死亡者数が2839人(2020年)なので、

交通事故死の6.7倍の人が、風呂場で亡くなっているのです。


つまり、家の外よりも、

家の中の方が事故死する確率が6.7倍も高いのです。


特に今年は死ぬ人が多いと予想されています。


なぜなら、電気代の高騰です。

電気代を節約する為に、国は厚着を推奨したり、

温度を下げる人が増えています。



その為、家の中の温度と、風呂場の温度差が高くなり、

寒い洗面所で厚着を脱いだ時に、急激に血圧が下がる。

その後、暑い風呂に入って急激に血圧が上がる。

その瞬間、貴方にヒートショックが起き、風呂場で亡くなる。

ヒートショックとは、

温かい部屋から寒い脱衣所や浴室に入った際に、

急激な温度変化で血圧の変動が起こり、

脳にじゅうぶんな血が行き渡らず一時的に意識を失ったり、

心筋梗塞や脳梗塞、脳卒中を引き起こす現象です。

特に「寒い家に住む人」は熱い湯に長くつかる傾向があるので、

ヒートショックによって死ぬ人が多いという。

入浴中の急死は毎年約 19,000 人を超えているのだ。

 

そして、風呂場で亡くなるのが多いのが、12月・1月なのです。

 




芸能人の方々も、かなりヒートショックや熱中症などで、

風呂場で亡くなられています。

 

そうならない為に、まず、

 

入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。 

 

 

 



古い所で言うと、

グループサウンズの人気バンド「ザ・ジャガーズ」のボーカル岡本信さん(59)が、東京都北区の自宅マンションの浴槽の中で見つかった。





俳優の故二谷英明さん(享年81)の妻で、


映画やテレビドラマで幅広く活躍した女優の白川由美さん(享年79)が

2016年6月14日に自宅の浴室で倒れ、心不全により死亡が確認されました。


 



俳優の平幹二朗さん(享年82)が2016年10月23日に

自宅浴槽にて死亡しているのを訪れた家族により発見されました。 

 



初代中村獅童の妻であり、二代目中村獅童の母である小川陽子さんが、

2013年12月17日の朝に自宅の浴槽に浸かった状態で死亡しているところを家族に

発見され、心不全のために73歳で急逝しました。






みなさんは、一時期サザエさんの波平役(お爺ちゃん)の声が

急に変わったのをご存知でしょうか。

実は、長年サザエさんの波平役をやっていた声優の永井一郎さん(82)が、

2014年1月27日に宿泊していた広島市内のホテルで浴槽内でぐったりしている

ところをホテルの従業員に発見され、病院へ運ばれたが、間もなく死亡した。





つい先日ですが、今月12月10日に

男はつらいよ」シリーズなどでお馴染みの俳優・佐藤蛾次郎さんが、

自宅で亡くなっていた事がわかった。78歳だった。

捜査関係者によると、10日の午前10時すぎ、訪れた親族が

浴室で動かなくなっている佐藤さんを発見。

119番通報したが、その場で死亡が確認されたという。






戦後初の三冠王に輝きヤクルトや阪神、楽天で監督を務めた野村克也さん(84)は

2020年2月11日に自宅の浴槽に入った状態でぐったりしているところを、

家政婦に発見され、病院に救急搬送されましたが、

蘇生されることはなく、病院で死亡が確認されています。






では、お風呂に入る時、どうすると危ないのか。



①■酒を飲んで、お風呂に入る人

お酒と入浴は、ともに血管を拡張させる働きがあります。

そのため、血液は大量に皮膚表面へ移動して脳の血流が減少し、

脳貧血が起こりやすくなり危険。

また、飲酒後の入浴は血行が良くなりすぎて脈拍数があがり、

心臓に負担がかかって、不整脈が起こりやすくなり、

心臓発作に結びつく事があるのです。

つまり、飲酒によって一時的に血圧が下がるので、

飲酒後はアルコールが抜けるまでは入浴しないようにしましょう。

また、精神安定剤、睡眠薬等の服用後も入浴は避けましょう。

飲酒後にどうしても入浴したいなら、シャワーか、かけ湯で我慢しましょう。



②■食事をしてから、すぐお風呂に入る人

食事直後は消化のために血液が消化器系に集まります。

しかし、それが入浴で体が温まると全身に血液が拡散してしまいます。

本来、消化の為に胃や腸に流れるはずだった血液が、

その分だけ減ってしまい消化・吸収の働きが低下してしまいます。

また、お湯の圧力が胃を押し上げるので、

食物が胃から腸へ移動しにくくなるという事態も起きます。

その為、消化不良を起こしたり、水圧で消化器系を圧迫し、

吐き気を催し気分を悪くしたり、吐いて喉を詰まらせたする事があります。

そして、最悪、

食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧によって失神する事があり、

そうなると、溺死という状態で朝発見され事態に・・・・



食事後30分以上経ってから入浴するか、食事前に入浴しましょう。

 







③■風呂の温度を43度以上にしている人

42度のお湯に10分つかれば、

36度だった体温が38度近くまで上がるという。

42度のお湯に10分つかっていると、顔から汗がだらだら流れますね。

汗が流れるという事は、体温が上がっているという事。

私たちは常に体の中で熱を産生し、その熱を放熱して生きています。

しかし、頭以外は湯船の中にあるため、放熱のしようがありません。

その熱を体の外に放熱ができない状態になり、

それと同時に、高温で長い間お湯につかることで血管が広がり、

血圧低下が起こった結果起こるのは熱中症です。

それが風呂場で熱中症になり亡くなる原理です。

風呂場で熱中症になると、ボーっとする意識障害が起こり、

身体に力が入らなくなります。

そうなると自力で湯船から外に出ることができなくなるので、

そのまま溺れて死ぬ訳です。


そこで多くの専門家が言うのが、

湯温41度で10分以内という入浴です。

どうしても、42度以上で、長くつかりたいという人は、

10分間以上続けて入浴するのではなく、

5分湯船に入ったあと、体を洗うなど一旦湯から上がり、

その後また5分間湯に入るという方法す。

一度湯から上がる事で、体温が低下する為、

体への負担を大きく減らすことができるのです。

 

 

 大塚製薬の研究データでは、41度の風呂に15分間入浴すると、

 

約800ミリリットルの水分が失われると報告されています。

 

体が脱水状態になると熱中症が重症化しやすく、


また風呂あがりであっても血液の粘度が高まって血栓ができやすくなります。

 

そこでお勧めなのが、

 

入浴前後にコップ1杯程度の水分補給をしておく事。

 

その時、管理栄養士の望月理恵子さんは「白湯か、温かい麦茶」を推奨していて、

 

特に麦茶は大麦を煎った時に生まれる香り成分のアルキルピラジンに、


血液の流動性を高める働きがあり、

 

血栓ができるのを防ぐ効果が期待できるという。 

 

また今話題の牛乳も、脱水を回復させる効果が高いという報告がある

 

ため風呂あがりに適している。という。

 

よく銭湯で腰に手をあてて牛乳を飲むシーンがありますが、

 

良い事だったのですね。

 

 

 

ちなみに、

 

①■冷たい飲みものですと温まった体の芯が冷えてしまいます。

②■緑茶などに含まれるカフェインは利尿作用があり、脱水を進めてしまう。
③■風呂上がりの一杯のアルコールは、とても美味しいですよね。

  でも、カフェインより強力な利尿作用がある上に、
  血管内の脱水を進めてしまうので、避けたほうがいい。


そして、

もし、親や子供が風呂の中で倒れていたり、ぐったりしていたら、

すぐにお湯の栓を抜いてください。

バスタオルなどで体を包んであげて、

とにかく水の中の状態から早く脱出させる事。

それから救急車をすぐに呼んでください。








最後に、

実は、私も風呂に入る時、

43度にしていた頃があります。

でも、ある研究報告を聞いてから、それを止めました。





その研究報告とは、

深部体温と熱中症の分野の権威である

千葉科学大学の黒木尚長教授が、



「人間の体温は、40度以上になるとそもそも脳が耐えられず、

 意識障害を起こします。

 その後も体温が上昇し続け、

 



 42・5度を超えると次は細胞が死滅していく。

 こうなると死滅した細胞からカリウムが体内に流れ出し、

 高カリウム血症という状態に陥るのです。

 高カリウム血症は心室細動を引き起こし、人間を死に至らしめます。」


END


参考:デイリー新潮  https://www.dailyshincho.jp/article/2020/12301056/?all=1
週刊現代 https://gendai.media/articles/-/80145