●仏壇の花を、枯らさない最も簡単な方法。


仏壇がある家では、

仏壇にお花を飾っている方は多いかと思います。

 

仏壇が無い方は、亡くなったご先祖の写真、

例えば、亡くなった祖父母の写真の前に花瓶を置いてお祈りすると良いです。


ちなみに、タイトルでは仏壇の花としていますが、

当然、普通に家に飾る切り花にも言える事ですので、

家に花を飾っているという方にも参考になるかと思います。


花を飾っていて、一番気になるのは、

すぐ枯れてしまい、また買わないといけないという事かと思います。

そこで、なるべくお花さんには、長持ちしてもらいたいですよね。


一般的には、

花を長持ちさせるには、

毎日水を取り替える。です。

なぜなら、水は腐るからです。水が腐ると花も枯れるという訳。

そこで毎日花瓶の水を取り替えるのですが、

結構面倒ですよね。

仏壇の花瓶を台所に持って行き、

花をどけて、花瓶の水を流して、かるく花瓶を洗ったりしてから、

新しい水を入れる。

そして、花を花瓶に戻して、花瓶について水気をふいてから、

それを仏壇に持って行く。

まぁ、面倒くさいと言ったら、仏様に失礼ですが、

やっぱり、大変です。


実は、私の家の仏壇にも生花を花瓶に入れて飾っているのですが、

買ってから、一度も水を取り替えていませんが、

毎日水を取り替えるよりも、長く生きています。

勿論、水以外のものは、何も使っていません。

花を買ってから、一度も水を取り替えないのですから、

とても楽です。



さて、ここで問題です。


■花を買ってから、一度も水を取り替えないで、

 花を長持ちさせる方法とは、
何だと思いますか?


少し考えてみてから、先をお読みください








































花を買ってから、一度も水を取り替えないで、

 花を長持ちさせる方法とは、



新しい水を、毎日少しだけ足していく。でした。

絵で説明すると、こんな感じ。

 

まず、最初に生ける時は、花瓶の水を半分以下にします。

 

 

4日後に、少しだけ水を足します。

 

翌日もしくは2日後、また少しだけ水を足します。

 

翌日もしくは2日後、また少しだけ水を足します。

 

水は花が吸い上げたり、蒸発したりするので、

 

実際は、なかなか溢れるまでいきません。

 

 

 


なぜ、水が腐るかと言うと、


水の中にわずかにある雑菌が増えたり、

花の茎についていた雑菌が繁殖したり、

空気中の雑菌が水に入り繁殖したりするからですが、


水道水は、すぐ腐る訳ではありまえせん。

なぜなら、すぐに腐らないように、

日本の水道水の中には、塩素が微量に含まれていて、

その塩素の働きで菌の繁殖が抑えられているからです。

しかし、その塩素も段々と減少し、最後は水道水も腐ります。

水道水から塩素の濃度が減ってしまうのは、3日後くらいです。

なので、花を生けてから、4日後から、

毎日少しだけ新しい水道水を、足していく
訳です。

つまり、消えて行く塩素を補う為に毎日少しだけ新しい水道水を足す訳です。


私の経験上、感じた事ですが、

花瓶の中の水を一気に全部新しい水道水に変えてしまうよりも、

毎日少しだけ新しい水道水を、足していく方が花が長持ちする
感じがします。



ちなみに、私の家の場合、

毎日、仏壇に水も供えているので、

その水を下げる時に、少しだけ花瓶に水を入れてから下げます。



仏様の水を植物にあげていいのかと疑問に思われる方もいるかと思いますが、

それについては、霊能者の宜保愛子さんが生前、

仏壇に供えた水は、ただ捨てるのではなく、それを料理に使ったり、

ご飯を炊く時に使ったり、植物の水やりに使った方が良いと言っています。






最後に、

毎日水を取り替えるも面倒だが、

毎日水を足すのも面倒だ。という方もいらっしゃるでしょう。

つまり、花を生けたら、もう何もしたくない。という方。


そんな方面倒くさがりな方に、お勧めな方法があります。


それは、花を生けた時に、

水の中に少しだけ切り花延命剤を入れるのです。

例えば、

クリザールという切り花延命剤が売っていますが、

これを少量。4ccくらい。(50倍希釈(水1Lに20mL)で使用)

すると、水を取り替えなくても、結構長持ちしますよ。

下ので、400円。


ちなみに、仏壇に供える花は、

菊がお勧めですが、

一番は、故人が好きだった花や色。

薔薇(バラ)などトゲがある花は、トゲを取ってから供えます。


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