●コロナ禍で、目が悪くなっている人が多くなっている。


専門家によると、コロナ過で多くの人が、

ドライアイの急増と角膜に傷がつく症例が増えているという。


今から約3ヵ月前の2022 年 7 月、

日本角膜学会評議員の有田玲子先生監修のもと、

小学校高学年(5~6 年生)の子どもをもつ 30~50 代の親(500 人)を

対象に、その子どもも含め「親子の目の酷使・実態調査」が行われました。

その結果、

大人も子どもも約 4 人に 1 人は目が乾きやすく、

角膜が傷つきやすい状態になっている
結果が出たといいます。




角膜は目の表面にある厚さ0.5㎜の膜です。


通常は、涙が角膜の外側を覆い角膜細胞を守っています。

しかし、コロナ禍で、涙の量が減り、

ドライアイの急増と角膜に傷がつく症例が増えているというのです。

では、ドライアイや角膜に傷がつくと、どうなるのでしょうか。


①■目に痛みを感じる。
②■目がゴロゴロする。
③■文字がぼやけて見える。
④■目がかすむ。(カスミ目)
⑤■目がショボショボする。
⑥■目が赤くなる。

加齢のせいかなと思っていたら、ドライアイや角膜に傷がつく症例だったという事も。

ほっておくと、角膜にキズがついたり、目の表面に炎症が生じたりしてしまいます。




そして、その原因が下の5つです。

①■コロナ禍でスマホやパソコン・ゲームなどする時間が増えた。

  画面を見る時、人は見る事に集中するので、まばたきの回数が減り、

  それが涙の量を減らし、ドライアイや角膜に傷がつきやすくなるという。

②■コロナ禍で、家に居る時間が増え、ゲームやテレビを見る時間が増えた上に、

  運動する時間や外出する時間が減った。


③■コロナ禍でマスクをしている時間が増えた。

  マスクをしていると、息が目に当たるので、マスクをしていない時よりも、

  目が乾燥しやすいので、ドライアイになりやすいのだといいます。

  長時間マスクをしている方は注意です。

④■コロナ禍で仕事や給料が減ったりして、ストレスや不安により、

  自律神経の乱れが起こり、涙の量と質が低下するという。

⑤■コロナ禍で、外出や外での営業が少なくなり、

  事務所や自宅での業務が増えた事により、エアコンの風にさらされ、

  目が乾燥しがちになって、ドライアイや角膜に傷がつきやすくなる。

  特にエアコンの風や暖房の風がもろに来る席は注意が必要だ。

  この対処法は、

  ●部屋に加湿器を常時稼働させる。

  ●エアコンの風や暖房の風がもろに来る席にならないようにする。






では、最後に、

長時間スマホを操作する人や、

長時間ゲームをしたり、テレビを見たりして、

目を酷使している人は、どうしたらいいのでしょうか?




有田玲子先生は、以下の3つの対策を勧めています。

①■目を温める。

目を温めることで、涙の蒸発を防ぐ油を分泌するマイボーム腺の

詰まった油を溶かしたり、ポリ袋などで包んだホットタオルや

あずきで温めるアイマスクを当てるのもおすすめです。

1 日 2 回、1 回につき 5 分ほど行うのが効果的です。

②■まばたきエクササイズをする。

角膜を守る涙は 99%の水分と 1%の油でできています。

目のマイボーム腺から油が出るように、まぶた付近の筋肉

「眼輪筋」を鍛えて、しっかりまばたきができるようにする。

 

 



③■目薬を差す。

目を潤すには、目薬を差すのが最も手っ取り早い方法ですが、

注意点があります。

それは、

●目薬の中には防腐剤が入っている物があります。

防腐剤は、角膜の傷を悪化させる恐れがあるため、防腐剤無添加のものを選ぶ事。

(例えば、防腐剤=塩化ベンザルコニウム)

●目薬は1滴で十分効果があるので一度に何滴も差さない事。

●目薬は多くても一日5回までとする。なぜなら、

点眼回数が多いとかえって涙が洗い流されてしまい、

目に必要な油分やタンパク質などを失う可能性があります。

●目の角膜の修復を促すビタミン A 入りの目薬がお勧めです。


という事で、私が個人的にお勧めな目薬を紹介いたします。

 

どれも角膜修復機能がある目薬です。

  

 

ちなみに、私はサンテメディカルを買いました。(今、アマゾンで半額近かったので)870円くらい

 

コンタクトレンズをしている方には、下がお勧めです。

コンタクトレンズをしたまま出来るタイプ。

 





普段スマホやゲームなどで、目を酷使している方は、

参考にして目を守ってくださいね。

END
 

 

 

参考:調査結果:デジタル時代の国民問題
大人も子どもも、約 4 人に 1 人が「角膜の傷」リスクを抱えていると判明。 
アイケアも十分になされていない実態が明らかに
伊藤医院副院長
日本角膜学会評議員
有田玲子 先生
https://www.kakumaku-lab.jp/topics/pdf/kakumakucare15.pdf