●霊の声が聞こえて来る場所。


夜中に受けた電話相談です。

電話相談をしていた頃は、基本夜中の12時まで受け付けていたので、

この相談も、そんな真夜中に近い頃の相談でした。


電話して来たのは、主婦の方で、

約1年前に今の2LDKのマンションに引っ越して来てから時々、

夜中になると、風呂場から女性が唸る様な声が聞こえると言います。

また、中学生になる娘さんの部屋でも、時々、

夜中に人の声が聞こえる
事があると言います。

この部屋は何か呪われているのでしょうか?

引っ越した方が良いのでしょうか?

ちなみに、事故物件という説明は無かったといいます。


今回の相談は、家に幽霊が出るという問題では無く、

家の中で霊の声らしき唸り声などが聞こえる時があるという相談です。








ここで問題を整理してみましょう。


まず霊らしき声が聞こえ始めたのは、

今の2LDKのマンションに引っ越して来てから。



①■まず、最初の問題は、

ここに引っ越して来た当初から、夜中になると、

風呂場から女性が唸る様な声が聞こえる。




②■2つ目の問題は、

このマンションに引っ越して来て半年後くらいから、

娘の部屋から夜中に人の声が聞こえる
事がある。



と、この2つの相談です。



まず、①■の風呂場からする声ですが、

これはこのマンションに引っ越して来た当初からという事なので、

彼女が言うように、マンションに問題がある可能性が大です。

例えば、以前の居住者が風呂場で自殺したとか。

しかし、彼女いわくこの部屋は事故物件では無かったという。

勿論、相談者の言う事は信じているが、

不動産屋さんに騙されるという事もあるので、

こういう相談があると、私は、

一応大島てるもチェックする事にしている。

( https://www.oshimaland.co.jp/ )事故物件掲載地図。

日本列島の地図が出るので、見たい地域にカーソルを当てて大きくしていくと好きな場所が見れる。

すると、確かに、彼女のマンションは事故物件にはなっていなかった。


そこで、次の可能性を考えて見た。

彼女に、こんな質問をしてみた。

「そのマンションに引っ越して来てから、

 風呂場をよく掃除しましたか。特に排水溝とか。」


すると、掃除はしましたが、排水溝までは・・・という返答。

翌日朝太陽が昇ったら、よく掃除してみてください。とアドバイスしました。


すると、風呂場の排水溝から、大量の女性の髪の毛と思われる長い髪の毛が、

沢山出て来て、気持ちが悪い
と、すぐに電話が来ました。



電話口で私がアドバイスしたのは、

その髪の毛を、割り箸などを使って、

素手で触らない様にしながら、袋の中に入れてから、

その袋の中に塩を振り、成仏を祈ってから、封をして、ゴミとして捨てる様に言いました。


私がアメリカの霊能者の方から聞いていたのは、

①■そういう場合、例え髪の毛であっても、素手で触らない方が良い。

②■塩を振る。

③■髪の毛というのは、頭に最も近い場所にあるものなので、

その時のその人の無念の念が籠っている事が多い
そうです。

そしてその髪の毛の本数が多いと、生霊は怨霊の温床となる事があるそうです。








次の問題は、②■娘さんの部屋から夜中に人の声がする事がある。

ただ、この場合、声が聞こえ始めたのが、

このマンションに引っ越してから半年あまり過ぎたからなのです。

つまり、風呂場とは違う理由が考えられます。

そこで、現在の娘さんの部屋の様子を見せてもらいました。




さて、ここで問題です。

下が、娘さんの部屋なのですが、

霊の声らしきものは、部屋のどこから聞こえたと思いますか?



指で部屋の場所をさしてみてから、

先をお読みください。




























現在の娘さんの部屋の様子を見せてもらった時、

気になった場所がありました。

そこで、奥さんに聞いてみました。

「娘さんが霊の声らしきものが聞こえると言う時、

 足元の方から聞こえるって、言ってませんでしたか?


「はい。

 そう言ってました。

 足元の方から聞こえるって。」


「やっぱり、そうですか。 

 実は、娘さんの部屋のベッドの足元の先が死角になっているんですよね。」

 


実は、こういう死角になっている場所に、(死んでいる空間)

幽霊が立ちやすい
のである。

例えば、心霊スポットや変な場所に行ったりして、

どこから連れて来てしまった霊が、部屋の死角を気に入って、

そこに居座ったり、通りがかりの浮遊霊が死角を気に入って、

そこに居座ったりしやすい
のである。

だから、部屋に死角があり、時々その部屋から声がするという場合、

すぐに死角を無くした方が良い。

この娘さんの場合、

①■本棚をもっと上に移動させるか、

②■死角の場所に棚を置くとか、

③■死角の場所に、植物を置いて、生きている場所にするか。

である。

ちなみに、今回、娘さんは死角とは逆の方に枕があったから良かったが、

もし、死角の方に枕があったら、



夜中に起きた時に、顔の真上に幽霊の顔があってのぞきこんでいたりと、

もっと怖い目に遭っていたかもしれません。




その後、風呂場の排水溝を徹底的に掃除し、

娘さんの部屋の死角を無くしたら、霊の声は聞こえなくなったという。


END