●人間の器(うつわ)。
時々、話の中で、
器が大きい。とか、人間の器が小さい。
という言葉を聞く事があるかと思います。
そんな、人間の器(うつわ)とは、どういう意味でしょうか?
「人間の器」という本を書いた丹羽宇一郎は、本の中で、
人間の器が大きい人は、
「自分に何の利益がなくとも、他人のために行動できる人」だと言っています。
また、実用日本語表現辞典 では、
人間の器が大きい人とは、
「小さな事をいちいち気にしない人。」
「多少の事で怒ったり悲しんだりしない人。」と表現しています。
ちなみに、私が「人間の器が大きい」と思える人は、
下の10個の内、7つ以上に当てはまる人は、器が大きい方だと思います。
①■自分が失敗したミスを、すぐに認める事が出来る。
②■大きな損失が絡んでいない部下や他人のミスを許せる。
③■他人のミスを、さりげなく助けてあげる事が出来る。
④■トラブルが発生しても、パニックにならずに冷静に対処できる。
⑤■誰にでも平等に接する事が出来る。
⑥■相手が子供でもお年寄りでも、素人でも、意見があれば聞いてあげられる。
⑦■相手の長所を見抜いたり、良い所や得意な所に気がつく事が出来る。
⑧■人を褒めるのが上手い。
⑨■相手が部下であっても、自分の子供であっても、自分が間違っていたら、
素直に間違いを認めて謝れる。
⑩■自分独自のストレス解消法がある。
イライラした時などに、それをするとイライラを消す事が出来る。
最後に、
どうしたら、そんな器の大きな人になれるのでしょうか?
勿論、上の10個の内、自分に足りなかった番号を克服するのも良いですが、
他にも、こんな方法が良いと言われます。
それは、
自分が今、「苦手だという事に、挑戦してみる事。」です。
例えば、料理が苦手。という人は、
一度挑戦してみる事です。
別に克服したり、上手くなる必要はありません。
挑戦する事が、貴方の人間の器を大きくすると言われています。
挑戦して失敗してもいいのです。
挑戦する事が大事なのです。
挑戦して失敗したら、きっとこう思うでしょう。
「妻や母は、いつもこんな大変な思いをしていたのか。毎日毎日。」
挑戦したからこそ、分かる事もあるのです。
そうすれば、
妻や母の多少の料理の失敗や、遅いなど、
今まで不満に思っていた事が、許せる心が芽生えたりします。
つまり、人間の器は大きくなっているのです。
貴方も、人間の器を大きくしてみませんか?
まずは、貴方の苦手な事を書き出してみる事です。
そして、どれかに挑戦してみましょう。
きっと、少しずつ貴方の人間の器は大きくなると思いますよ。
END