長生き出来る体を持っている人。


一昨日、TBSのサタデープラスで、

大村崑(おおむら・こん)さんに密着という番組を見ました。


大村崑さんと言えば、年配の方なら、

オロナミンCのCMでおなじみかと思います。



また、主婦の方なら、テレビドラマ「赤い霊柩車」シリーズの

1級葬祭デレクターの秋山さん役で、ご存知かと思います。




そんな大村崑さんの密着番組でした。

番組では週二回(各1時間)通っているというジムのトレーニング風景も放送していました。

それが下の画像なのですが、

 



なんと40kgのバーベルを背負いながらスクワットしています。

皆さんは、彼は今、何歳だと思いますか?


少し考えてみてから、先をお読みください。

























彼は現在、なんと90歳の現役俳優さんなんですね。


90歳の今、40kgのバーベルを背負ってスクワットが出来るようになった。と言います。

出来る様になった。と言うのは、

今から4年前までは、どこにでもいる普通のお爺さんだったといいます。

膝も腰も曲がってヨタヨタ歩き。ちょっとの外出で息切れする始末。

特に80歳の時には、背骨を骨折してしまい、2ヶ月入院した。

しかし、86歳の時に、ジムで体を鍛えようと妻とも相談して始めたと言う。

ジムの受付の「筋肉は死ぬまで鍛えられます。」

「速く歩けるようになりますよ。」といった説明でやる気がでた。


すると、色々な良い変化が起きたそうです。

①■よく眠れるようになりました。

  以前は、年寄りの例にもれず、毎晩、寝つけなくて、往生しました。

  ようやく眠りに落ちても、じきにトイレに起きる。

  最低でも3回は夜中にトイレに行っていました。

  今では、スッと眠りに入ると、起きるのはせいぜい1回。起きない日もあります。

  筋トレを始めたら、スカーンと寝られるようになった。

  とくにジムで筋トレした日は、くたくたに疲れているから、

  ベッドに入ったら、もうバタンキュー。まるで、若者です。

  ジムへ行かない日も、心地よい疲労感が続いているのか、すぐに眠れます。

  自分で言うのもなんですが、年寄りとは思えないほどよく寝ます。

  この間など、仕事で泊まったホテルで、10時間ぶっつづけで眠れたのにはびっくり仰天です。


②■冷え性が治りました。

  むしろ、汗をかくようになりました。

③■食事中にむせる事がなくなりました。(誤嚥)

  以前はぼくも、誤嚥に悩まされたクチ。

  食事中に2回、3回咳き込むのはしょっちゅうで、

  唾でむせたりもしたものです。

  推測やけど、筋トレによって喉のまわりの筋肉が鍛えられて、

  飲み込む力が増したんやと思います。

  気がついたら、誤嚥がほぼゼロになっていたのです。

  食べものの小さなかけらが肺に少しずつ入りつづけると、

  最後は誤嚥性肺炎になってお陀仏です。

  この恐ろしい誤嚥ともご縁がなくなりました。

④■左右の胸の高さが揃ったのです。

  これはどういう事かと言うと、

  実は、大村崑さん、19歳の時に肺結核に罹り、片肺を切除している。

  医者には、『お前は40歳までは生きられないだろう』と言われました。

  それもあって、ボクは人並み以上に怖がりなんです。

  片肺を切除してから70年間、ぼくは極端な「酸素不足」の状態のまま生きてきました。

  それが、最晩年になって、トレーニングを始めて普通の人と同じように、

  酸素を吸い込みながら呼吸することが出来るようになったのです。

  俳優仲間だった故渥美清さんも同じ病で右肺がなかったが、

  

 

     そんな若かりし渥美さんから、

  「お互い片っぽの肺しかないんだから、無理しちゃダメだよ」と言われたという。

  その教えを守ってか、息子2人が生まれてからは酒を控えマージャンやたばこをやめた。

  筋トレによって、肺がなくてぺちゃんこだった右胸にもたっぷり筋肉がつきました。

  そのおかげで左右の胸の高さが揃った
のです。

  以前は、右胸が極端に低くて左側との差が目立ちすぎ、

  ぴたっとしたTシャツが着られなかった。

  今は、左右の胸が同じように逞しく盛り上がっているから、Tシャツかて着こなせます。






大村崑さんいわく、

90歳の今が、これまでの人生で一番最高の体になっている。と言う。



彼は、58歳の時に大腸癌を患っているが、内視鏡手術で切除出来た。

いつもトイレで自分の便をチェックする習慣も続ける。という大村崑さん。

大腸がんを早期に発見することができたのは、

「この習慣のおかげで血便に気づいたから」だと言う。

 

 

大腸がんは近年、日本人に増えている。

特に女性ではがん死亡者数の第1位が、大腸がんだ。

医者いわく「毎日、自分の便を確かめる習慣が大事。

臭いがきつい時は腸内に悪玉菌が増えているサイン。

長くて太く、あまりにおいがない便は大腸の健康の目安です。

また、医者の方いわく、大腸がんが増えているのは、

日本人の腸が弱っている原因のひとつとして、食物繊維不足を挙げた。

日本人の食物繊維摂取量は1960年ごろをピークに減り、必要量を満たしていないと説明。

白米の消費量が当時と比べ半減していることに触れ、

お米を食べないと、それだけ食物繊維が減る」と話した。

一方、欧米型の食生活になり動物性たんぱく質の摂取量は増加。

「炭水化物を抜いたり、たんぱく質に偏る食事は善玉菌を減らし、

 悪玉菌を増やしてしまう。」

予防として、善玉菌のえさとなる海藻や果物などの水溶性食物繊維、

ヨーグルトなどを積極的に食べてほしい
」と呼びかけた。


大村崑さんも、大腸がんが再発しない様に、

お医者さんと相談して食事に気を付けていると言う。

①■腸に負担をかけないように、必ず右の歯で10回、左で10回かむ。

  おかげで歯もじょうぶになり今でも全て自分の歯で食べられる。

②■朝昼兼用のブランチと夕食の1日2食。

  ある日のブランチは、焼きとうもろこし、トマトとほうれん草の卵炒め、
  鳥の砂ずりの胡椒炒め、サラダ、納豆、トースト、ミルクティー、
  人参&りんごジュース、メロン、ヨーグルト、アメリカンチェリー

  夜は、肉味噌とブロッコリーのレタス包み、アスパラの豚肉巻き。
  あさりとブロッコリーの酒蒸し、それと小さいビールを1缶。
  なかでもブロッコリーは、毎日一房食べるほどのお気に入りだとか。
  この野菜は、(100グラムあたり)ビタミンCがレモンの約5倍は含まれているなど、
  栄養豊富な点が素晴らしいという。
  ほかにもビタミンE、葉酸、カリウム、カロテン、クロム、
  食物繊維など多種多様な栄養素が含まれているそうですが、
  なんと言っても驚くべきは筋肉が大きくなるのに欠かせない「たんぱく質」の量。
  100グラムあたりの含有量が4.3グラムにも及びます。

 「ボクはご飯は食べません。あれだけご飯が好きだった人が、
  これだけおかずがあると食べたいとは思わないんですね。
  仕事やトレーニングに行っても、夕食が楽しみで帰ってくるんです。」
  ただ、厳しく完全に糖質制限をしているわけでなく、
  ごはんやパンは午前中だけ食べてよいと決めている。


  (本書より)



この番組をみて、2つの事を思いました。

①■1つは、86歳になってからジムでトレーニング初めて凄いなという事。

  それも、19歳で肺結核になり、片肺しか無いのに、

  そして、58歳で大腸がんになり、

  80歳で背骨を骨折して2ヶ月入院したのに。

  何かすごいの一言ですし、

  彼が出来るなら私も出来るかもと思ってしまいますね。


②■そして、もう1つ思ったのが、今日のタイトルにある。

  「長生き出来る体を持っている人」という占い。

  実は、顔相という顔を見ただけで、

  「ああ、この人は、長生き出来る体を持っているなぁ。」

  と占える
んですよ。

  
さて、ここで最後の問題です。

占い師は、顔のどこを見ると、

「ああ、この人は、長生き出来る体を持っているなぁ。」と分かるのでしょうか?


少し考えてみてから、先をお読みください。

























占い師は、顔のどこを見ると、

「ああ、この人は、長生き出来る体を持っているなぁ。」と、

分かる
のかと言うと、

それは、

鼻の下です。

占いでは、鼻の下が長い人は、長生き出来る体を持っていると言えるんです。

鼻の下とは、鼻と唇の距離です。写真で言うとこんな感じ。

 



具体的には、その人の親指の爪よりも鼻の下が長ければ、

「長生き出来る体を持っている人」
となります。

 

大村崑さんの鼻の下、長いですよね。

だから、番組を見ていて、感心したのと同時に、

「ああ、この人は、元々長生き出来る体を持っているなぁ。」と思いました。

そんな彼だから、片肺でも、大腸がんになっても、背骨を骨折しても、

それを乗り越えて元気に生きているのだと。






もし、貴方の鼻の下も親指の爪よりも長いなら、

病気になっても、怪我をしても、それに負けずに、

自分は長生きできる体を持っているんだと信じて頑張って下さいね。



END

 

 

参考:
写真は、毎日新聞 連載 特集ワイドより https://mainichi.jp/articles/20200515/dde/012/040/013000c
現代ビジネス https://gendai.ismedia.jp/articles/-/75391?imp=0
Reライフ.NET https://www.asahi.com/relife/article/12225258